見出し画像

やさしさラボ “コト起こし”実践1

これは、「やさしさラボ」の最終課題”コトを起こす”に関するメモです。
”コトを起こす”=やさしさの使い方の実験
ここでの定義は、
①自分と自分にとっての「むこうがわ」との間で
②自分にとって「やさしさとは何か」に近づく/を深める、あるいは「やさしさの使いかた」を表現する
③何らかの「コト」(アクション、できごと)を起こすこと

私の”コト”は、
自分と関わりがある人と「やさしさ×〇〇」で対話をする

ーーーーーーーーー
吉澤さん 22歳 男性
関係性:バイト仲間・ゲームの師匠・友達
プロフィール:とてもゲームが好きで、一時期毎日一緒にゲームをしていた友達。普段の口数はとても少ないけど、いざというときは口でねじ伏せてくる。声がイケボ。見た目は悪魔のようだけど、そんなことはない・・・と思う。

対談音声ファイル​↓


Q.吉澤さんは、日頃からSNSを活用して発信していると思うのですが、SNSで「やさしいな」もしくは「やさしくないな」って思うことはある?

吉澤さん「過去の経験談でもいいのかな?
一応、自分がネットやったって言うか 、ネットって色々あって Twitter とかで一人でツイートしてるだけだったら他の人に影響とかないじゃん?
他の人と関わるってなったのが、自分が中学1年生とかで。その頃は本当に何もわかんなくてオンラインゲームだったんだけど結構いろんなことをしてたわけですよ。まあひどいことも結構やってたんだろうなと思って。今考えると。
その時に全然知らない人なんだけど、言われた事があって。その人が言うには、『画面の向こう側には人がいるんだよ』って言われたのを今でもすごく覚えていて。まあ、その頃自分はまだ年が幼かったから、そんな自分に対して言ってくれた大人の人がいて。その時に自分は、ああそうなんだってことに気がついたわけ。そっから優しさって言うか全然知らない人だけど気持ちを持って接するっていうのは心がけてるかな 。」

私「オンラインゲームって目の前にあるのはパソコンだけじゃん。だからそういうこと忘れがちだよね。だからこそ知らない人にいうってすごいね。」

吉澤さん「そうだね。だからはっきり覚えてるんだよね。」

私「それはそのあとSNSを使っていく上で違っただろうね。」

吉澤さん「それが根本にあるって言うか。そこが一番大事なとこなのかなって自分は思ってる。」


Q.やさしさについてどう思う?

吉澤さん「やさしくするって言うのは、相手は思いやってるからできること行動だったり言動だったりするんじゃないかな。」

私「吉澤さんと関わってて自己犠牲と優しさが近しくなって思うんだけど、それは吉澤さん自身は辛くなったりしないの?」

吉澤さん「俺の性格上っていうのはあるかもしれないけど、そこまで辛いと思ったことはないかな。」

私「そうなんだ。でも、自分に優しくなくない?」

吉澤さん「いや。まぁ。時と場合によるけど、でも自分に厳しい人間ではないから。自分にも甘いし人にも甘いってことかな。あんまり厳しいことを言ったりもしないと思う。」

私「優しいの対義語は厳しい?今のテーマでいくとそこに行き着くかな?」

吉澤さん「まぁ。そうなのかな?でもどっちかだけじゃだめなんだよね。やっぱり。例えば、誰かが悪いことをしていました。自分がその人の友達だった場合にまあ俺だったらやさしさでかばってあげるのか、もしくは厳しさでだめだよってちゃんと言ってあげられるのかというパターンもあるから優しさだけ持ってても今回のテーマの SNS に関してもそうだけどかたっぽだけじゃダメなのかなって思う。」

私「優しくすることも厳しくすることもバランスが大事なのかな?」

吉澤さん「そうかな厳しさも時には優しさになるみたいなそんなとこかな」

私「さっき吉澤さんがもらった言葉っていうのもある意味厳しいよね。」

吉澤さん「そうだね。ある意味俺に対しては厳しい言葉を言ってくれてるけど、それは優しさでもあるよね。」

私「SNSで何かされたことはないの?」

吉澤さん「まあちっちゃいのはいっぱいあるけどさ。特に大きな被害にはあってないかな誹謗中傷とかは特にはないかな。」

私「SNS での誹謗中傷を見て思うこととかある?」

吉澤さん「SNSで誹謗中傷される人って活躍してる人が言われると思うんだけど、褒められたりとかもすると思うんだけど。言ってる側も賛成してる側も一応各々正義感があって言ってると思うんだけど。いきすぎたらだめだよね。難しいよね。批判してる人達一人一人もやっぱり人間なわけだよ。みんな考え方が違うから、それをなくそうというのも難しい話になってくるよね。」

私「吉澤さんは見知らぬ大人から画面の向こうにも人がいるんだよってことを言われてそれをずっと思ってるわけじゃん。それを次、自分が大人と呼ばれる年齢になってきて年下だと思われる人に同じような事を言ったりとかしない?」

吉澤さん「まあ、言ったりはしたことないけど言いたい人はいるな。過去の自分も色々やってきたから。そういう人を見てもしょうがないなって自分の中ではなっちゃってるかな。そういう時期なのかなみたいな。そのうちわかるよ。」

私「ちなみに、ちょっと言ってみようかなとかは・・・?」

吉澤さん「あまり酷ければあれかもしれないけどw」

私「でも、今吉澤さんはそう思ってるわけじゃん。きっと吉澤さんに言ってくれた人は考えて言ってくれたんだろうなって思うよね。」

吉澤さん「もしかしたら俺に言ってくれた人も過去に言われたのかもしれないしね。」


Q.今回話してきたこの話をどれくらい未来の自分に話したいですか?

吉澤さん「うーん。でもこの話は SNS がある限りじゃないかな。」

私「じゃあ 、SNS をさわり終わるまでの吉澤さん?
かつ、親とかになって子供がSNSを触る時の親になった自分にも教えてあげたいかもね。」

吉澤さん「そうだね。」


私の感想
 見ず知らずの人が集まるSNSやオンラインゲームで、ユーザーはみんな目の前の画面に向かっているだけなのかもしれない。そこで「画面の向こう側には人がいる」ということは忘れがちなのかもしれないけど、一番大切なこと。でも、それを言葉にして教えてくれたその人もやさしいと思うし、それを受け止めて今でも行動の根本に据えている吉澤さんもやさしいと思いました。
 みんなそれぞれの考え方で生きていて、みんな心がある。それを考えさせられた対話でした。

【後日談】
LINEにて・・・
私「この間、私とやさしさについて考えました。その後、考えたことや感想などあったらお願いします!」

吉澤さん「あの話を人に話すのは初めてだったんだけど。まず、共感してもらえて嬉しかったかな。あとは、自分自身でも振り返るきっかけ?一度考えさせられた感じで、良い機会をもらってありがとうございました。」

私「いえいえ!こちらこそ!あのSNSでの話を聞けたのはとても貴重だったな思ってる。またゲームしような!」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?