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付き合う相手は選べという不都合な真実

割引あり

私は地方で街のガス屋さんを営なんでおり、燃料の小売りや住宅設備機器の販売、工事などをしております。
この仕事に携わって10年以上になります。
小さな仕事も大きな仕事も、色んな仕事をさせていただく中で気が付いた事があります。
多くの人に助けてもらいながら、会社経営をする中で思うこともあります。
そんなことを書いていきます。
自分でビジネスをやっていこうと思っている人や、既に経営に携わる方に。


小さな依頼は意外と次に繋がらない

私の仕事は小口の修理工事やちょっとした依頼ももちろん多く、それらが仕事の中心であるといっても過言ではありません。
小さい仕事も次に繋がると思って期待しているのは業者側の身勝手な期待であり、顧客にニーズがあるかどうかは一切関係なく、期待を寄せているほうが間違いなのです。
しかし、我々も人間です。
そんなに全てをドライに割り切れません。
そんな業界あるあるの例え話を一つしておきます。


例えば給湯器やエアコン、トイレなどの修理依頼。
なぜかお客様の多くは修理を依頼した業者とは、別の業者に買い替えを依頼されます。
そもそも修理とは機能の一時的な回復であり、新品同様には戻りません。
Aという原因を修理しても、経年劣化した機器は次にB、次にCと故障します。
買い替えに勝る修理など存在しないのです。
こういうお話はもちろん修理依頼時に必ずご説明いたします。
それでも修理を選ばれる方はもちろんいらっしゃいます。
それ自体はもちろんお客様の選んだ選択肢ですから、我々がどうこう言うつもりはちょっとしかありません。
しかし、不思議なことに修理をした後に、いつか買い替えを選ぶとき、なぜか修理した業者は選ばれないのです。
おそらく、修理をしても先述の通り、機能の一時的な回復しかしておらず、また壊れてしまった、いざ買い替えが迫ってきたときのお客様の気持ちとしては、せっかくお金を払ったのにまた壊れてしまった、というマイナスイメージが付きまとうからではないかと思います。
ある程度、まとまったお金を払って最新も製品を手に入れた満足感に伴う良いイメージと比較して、修理業者にはマイナスイメージしか残らないからではないでしょうか。
消費者側の皆様は是非、修理を選ぶ際には、買い替えもその業者を選ぶようお願い申し上げます。
余談ですが、一般的な住宅設備機器は大量生産により大幅なコストダウンを達成しており、はっきり言って10万円ほどの機器で10年程度経過しているなら、修理はコストに合わないです。
迷わず買い替えを選択してください。
私共が買い替えをオススメするにはそういった理由からです。


高単価な体験は、同様の低価格の体験に勝ることはありません。
買い替えに勝る修理が無いというのはそういう事です。
あなたが提供する何かは価値を提供することが出来ているかを考えて見たことはありますか?
まあ、相手にお金が無いならどうしようもないですけど。
もちろん、修理も買い替えも、小口も大口も何から何までいろんな依頼をいつもいつも頂くお客様もいらっしゃいます。
どちらかというと個人宅のかたよりは、法人様になりがちですけど。
見出しを自ら否定するようですが、そもそも次に繋がるかどうかは、その人による、としか言えず、我々の人を見る目が問われているのです。

ヤバそうな仕事は断れば断るほど儲かる

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