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季節のなかで、一番やさしいのは秋だと思う【写真30枚】

秋の真ん中に立っている。陽の光は心地よくて、果物に芋栗南京、秋刀魚など、食べ物がほっこりおいしい。春夏秋冬のなかで一番やさしいのは秋かなと思う。

東北地方に越してからよりいっそう感じるようになった。ここに暮らす人たち皆、厳しい季節へ向かうから、「今だけは少しやさしくしよう」てな世界の計らいだろうか。

そんな季節に撮った日常写真をまとめておこう。こうして見返せるようにしておけば、厳しい冬にもやさしさを思い出せるはずだ。

花冠にしたいぽんぽん。今期何度も訪れた農園で
ひときわきれいな緑の子
愛犬のゆき。スタクタ スタクタ歩いてる
横へ横へとのびていく雲
アトリエ前の生垣にさく花
毎日少しずつ読んだ幡野さんの本
いちばん好きなぶどうはピオーネ
咲き乱れる蕎麦の花
新蕎麦が待ち遠しいな
たまにすごく長いやつがいる
金峯山の湧き水を汲みに。まろやかで美味しい
1周年を迎えたわたしの愛車。これからもよろしくね
山に入るなら熊すずを忘れずに!
高熱で寝込んでいた間、添い寝してくれた猫(はる)
山に陽が沈むと急に寒くなった。寒暖差がすごい
生活者の花が好きだ
蔦を張る野良ぶどう

9月13日に誕生日を迎えた。9月は季節柄スーパーにイチゴが売っていないので、幼い頃、母は毎年試行錯誤しながらブルーベリーやキウイののったケーキをつくってくれた。12月生まれの姉のケーキには、いつもたくさんの苺がのっていたから、それがすごく羨ましくて、冬に生まれたかったなと密かに思ったものだ。

今年はお義母さんからぶどうの詰め合わせをプレゼントしてもらい、秋生まれ最高!という気持ちになった。いつの間にかイチゴのショートケーキへの憧れは消えていたみたい。そもそもケーキ自体、あまりたくさん食べられなくなってきたので今は美味しいフルーツをそのままもらうのが一番うれしい。

帰省
民家の傍でぽつりと咲くばら
生まれ育った街。工業地帯の海を望む家
横須賀方面へ車を走らせる。友人とみた海
ずいぶんと日が短くなったね
指先は冷えるけど、歩くと蒸し暑い。温度調節がむずかしい雨の日
蝶々もそろそろ冬眠の準備かな
信じるものがある人がたまに羨ましい
おばあちゃんちの窓は西向き
秋って案外ばらが咲いているんだね
南インド料理にはまりそう
ビルの合間にみた空
まだひんやりタライを手放せない猫(あき)

少しずつ、山の木々が色づいてきた。程なく紅葉シーズンがやってきて、やさしさのピークを迎えるんだ。いい季節のうちに、車のタイヤをスタッドレスに履き替えて、ストーブの埃を落とさなくちゃ。脈略のない30枚が、この秋の思い出。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!