「不登校」は自立への第一歩
明けましておめでとうございます。
株式会社学びの庭ひまわり代表取締役&エデュケーション・ディレクター、鈴木敬です。
新しい年が明け、昨日から仕事がスタートしました。
・・・が、年末年始、けっこう飲んだくれていました(笑)
飲んだ中でも、面白かったのはこのお酒!
「ん?音響熟成??なんじゃそりゃ?!」
そうなんです。このお酒、「奄美黒糖焼酎 音響熟成 れんと」は
"音楽を聴かせながら醸造したお酒"
なんですね!
僕はてっきり
「音楽聴かせるのか。場所柄、きっと奄美の島唄か沖縄民謡だろう」
と思っていたらモーツァルトとかベートーヴェンとか、クラシック音楽でした♪
よし!今度はピアノでJAZZ聴かせてみよう!どんな味になるのかな?(笑)
ちなみに「れんと」(Lento)は音楽用語です。イタリア語で「遅く」。
スローライフにピッタリのお酒ですね。
さて、聴かせる音楽によってお酒の味は変わります。
同じく、聞かせる言葉によって子供の成長は変わると思うんです。
僕は不登校は100%親の責任だと思っています。
「え?そんなことないでしょ?!」
いえ、そうなんです。
ただし、それは不登校=ダメだ、と親が思っていることに対して、です。
「あんた、いつになったら学校行くの?」
ついつい、そう話しかけていませんか?すると、子供はイヤになり、ますます行きたくなくなります。
いや、そもそも「学校へ行かない」ということがなぜ悪いことなんでしょうか?
確かに、僕が子供の頃、不登校(当時は「登校拒否」と言っていました)といえばご近所様から白い目で見られる、みたいなところがありました。
僕は何度も不登校になりましたが、親は、頭からかぶっている布団を剥いで、学校へ行かそうとしていたのを思い出します。
昭和の時代は「学校へ行かない」は「兵隊に行かない」と同じくらい、重いことだったんです。
でも、昭和→平成→令和へと、時代は流れました。特にコロナ禍になってからは、自宅学習でも出席扱いにしてくれる学校も出てきました。「自宅=サテライト教室」という感じです。
これを機会に、自宅を、本当にサテライト教室にしてしまえばいいんですよ。友達に会いたければ学校へ、1人で勉強したいなら自宅でという選択ができるようにするんです。
コロナもなかなか終わる気配ないので、もうすぐそうなるとは思いますが。
このような時代では、
「ボク、学校へ行かない」
は、ひとつの選択肢です。
サボってるわけじゃなくて「あえて行かない」んです。
「みんなと同じことすることに、意味あるの?」「好きじゃない教科までやる必要あるの?」
みんなが当たり前、と思っていることに疑問を持ち、あえて「行かない」選択をした子供。
「みんなやってるから」という理由で、何も考えずに登校する子供よりも、ずっと大人じゃありませんか?
実際、不登校のお子さんは、みな、驚くほど優秀でしっかりしています。
そして、年齢の割に自立している子が多いのも特徴です。
「行く?行かない?自分で選べば、どっちも正解だ」
中二のとき、担任の国語の先生はそう言ってくれました。
この言葉を、今、不登校の子に捧げます。
そして、そういう子の居場所を「寺子屋ひまわり」でつくって行きたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp