「学歴」「お金」に釣られない?!今の子供たち
こんばんは!
昨日は寺子屋はお休み。
その代わり、「ひまわリトミック」の懇親会がありました。
音楽を身体全体で表現する「リトミック」。柔らかアタマが求められる現代で、必須です!
ひまわり音楽教室では、オンラインで、全国を結んで行います。
生徒さん参加型のリトミックです。
昨日は、先生方に混じって保護者さん、生徒さんも参加され、貴重なご意見をいただきました。
ありがとうございます。
さて先日
「最近の子って、難しいですよね〜」
と、知り合いの中学校教諭、Aさんがボヤいていました。
「昔なら、"これをやれば将来、いい大学いけるわよ!"って言っておけば、大抵の子は勉強しました。
でも今の子には、それが通用しないんですよね。それが。
"いい大学行けば、いい企業入れて安心して暮らせるでしょ"っていっても"ふーん"。
中には"成功?興味ないし"っていう子もいます。
なんでこうなったんでしょう?」
そりゃあ興味ないでしょう、今の子は。
だって「保証」が無いんですから。
昔、特に高度経済成長って言われた昭和時代は、苦しくても、イヤでも、我慢すれば「明るい未来」が保証されていたのです。
良い会社、良い給料。
そして、結果としてマイホーム、高級車。
たくさんのモノに囲まれて安定した人生が送れた。だから、好きじゃなくても勉強したんです。
「これさえ乗り越えれば」
という期待と共に。
ところが今は、がんばってもなんの保証もない。
仮に良い会社に勤めたところで、いつ潰れるかわからないし、給料がカットされるかもしれない。
年金だって、もらえるかどうかわからない。
だったら今を我慢して、イヤイヤやる必要ないじゃないの?!
・・・って思っているんです。若い世代は。
そしてこれって、バリバリ正論なんですね。
正論であることは、ネットの情報で証明されます。
もう、先生の言うことより、ネットの情報の方が価値を持っている時代なのです。
「じゃあ、もう先生ってなす術ないですよね?先生なんていらないんじゃないでしょうか?」
いいえ、要ります。
ものすごく!(笑)
今の若者は、「学歴」「お金」では動きません。
でも「あるもの」で動くんです。
そのあるものとは・・・
「やりがい」
です。
「学歴なんかじゃない。生きてる意味がほしい」
と願っている若者の、多いこと。
ほとんどの大人は、そこがわかっていません。
だから、ボランティアに汗水流す若者に、お金を渡そうとして、
「僕は、そんなことのためにボランティアしてるんじゃない!」
と、拒否されるのです。
ここに今の若者と大人の、考え方の大きなギャップがあります。
まず、先生、親を初めとする大人は、ここを押さえておく必要があるんですね。
で最後に、これからの先生の役割。
そんな若者の「生きがい」「やりがい」に火をつけることなんです。
知識を教えることはもう先生の役目じゃない。
「Google先生」の役目です(笑)
そんなことじゃなくて、人間の土台=「心」に火をつける!
が、先生の役目なんですね。
その第一歩の言葉が、
「どうしたいの?」
その一言で、生徒さんの人生は初めて起動します。
そして、さらにしたくなるように、先生が火をつけるのです(笑)
「寺子屋ひまわり」を、「こうしなさい」ではなくて「どうしたいの?」が飛び交う空間に。
先生一同、そう願っています。
オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp