NHK「フェイクバスターズ」を見て考えた・木曜2時限

 木曜2限の「スタディ・スキルズ講座」第3回は、前回見たNHKの番組「フェイクバスターズ」(8月20日放送)を制作したディレクター、竹内さんに講義していただきました。テーマである「ネット上の誹謗中傷問題」からNHKに対する疑問や、就活についてなど、学生の多様な質問に答えてもらいました。
以下、学生たちの振り返りです。(そのまま転載、誤字なども直していません)
 【1】第3回の振り返りを自由に。【2】また、「皆さんならどうしますか」とゲストの竹内さんが最後に問い掛けてくれたことに答え、自由な発想で提案を書いてください。

【4年生】◆第三回に関しては、会社内定式への参加のため途中退席を余儀なくされたが、準備をしながら講義を聞いていた。寝起きの頭で話した取り止めのない私の意見を要点に分けて書き留めていてくれたのが印象的だった。

◆[1]第三回の講義ありがとうございました!今日はSNSの話から、NHKらしさという部分について深くありましたが、何かNHKらしさというより、今のテレビ局全般に言えることだと感じました。テレビを見るという週間が私の家でもありながら、見ているのは私の両親だけで、私と姉はほぼほぼ見てません。と考えたときに、いかにしてテレビの情報を若者世代に届けるかというのは鍵になると感じました。また、テレビを見ない人は無視でいいとも思いません。なぜなら、今テレビを見ない世代が50代になることを考えると、20年から30年後にはこのままだとテレビを見ない人が多数になる為、NHKの需要はかなり低下するからです。その観点からも[2]について意見していきたいです。
 [2]若い人にNHKの発信するために、私は視聴者情報を見るインセンティブを与えるべきだと考えました。なぜならば、ただ情報局で番組を流すだけでは若者はテレビを見ない現状を踏まえ、如何にしてインセンティブを与えるかが勝負だと考えました。
例えば、いつもテレビの間の時間で流れているNHK番組の宣伝をSNSなどで発信することや、公式ラインを通じて番組の広告を発信(今ニュースの発信は見かけるが、番組そのものの宣伝をそこですれば)。また、今人気のYOUTUBERと組み、テレビの宣伝をしてもらうなど、若者の目に行き届く場所で宣伝をすべきだと感じました。その指標として、いかにTwitterのトレンドに載せることができるかが勝負だと私は考えています。
『半沢直樹』はなぜあれだけの視聴率が取れたかという話がありましたが、Twitterのトレンドに乗ったことがあれだけの視聴者数を出したと考えています。
このように、Twitterのトレンドに番組が乗るかというのを意識するといいのではと感じました。

◆1 、聞きたいことが聞けるチャンスが多くてためになる授業でした。竹内さんは考え方、価値観が確立されていて尊敬できる社会人の一人としてお話が聞けました。
 2、番組で狙っている層がわからないという意見が出ていましたが、年配の方以外をターゲットにするならどの層を狙うかという問題よりもNHKにチャンネルを回してもらうことがまず課題だと感じました。例えば家族で団欒してNHKにチャンネルを回すことは少なく感じます。それどころか一人で見たくなる番組が多いイメージです。書くときりがありませんが、この話近辺の問題は議論する価値を感じて頂けるではないでしょうか。

【3年】◆NHKっぽいということを前回の授業で見た動画からは感じ取ることができず、そのことについて意見を言った男性の方はどうしてそんなことを思うのだろうと疑問に思っていました。今回の授業でそのNHKっぽさについてNHKの方自ら深堀してくださり、なんとなく理解できたような気がしました。誹謗中傷の点からも公共放送であるNHKという点から見てもやはり表現の自由というのは、インターネットが普及し限りなく自由なこの社会において誰もが向き合っていかなければならない課題であることがわかりました。国によっては言論統制されていたり、自分が持つ意見を自由に発信することができない国もある中で、日本は表現に関する問題がたびたび起こっても、国民を信用してこのことに関して憲法を改正するという動きはありませんでした。個人個人で価値観は違い、その人にとっては公共の場でも発信できる内容だと思っていても、ある人にとってはすごく不快に感じることに繋がっていたりすることもあります。そこを統制して、国の基準で良いか悪いかを判断してしまえば楽ではありますが、それ以上の発展には繋がらないと思います。先生からもありましたが、せっかく自由な議論ができる状況があるのにも関わらず、何かを言うと面倒なことになるかもしれないからといって黙ってしまう社会はやめようというのは、まさにそうだなと思いました。私が先週、NHKに関する男性の意見が腑に落ちなかったのと同様に、一度の意見だけでは理解されにくいという状況は今後もあると思います。多様性を理解した上で、その意見を向き合って議論をし、より良い結果に繋がるよう一人一人が意識していくべきだと私は思います。また、竹内さんの大学時代のお話も大変興味深かったです。ダメな大学生とおっしゃっていましたが、自分の学びたい分野を学生時代は存分にやり、そこを突き詰めたからこそ、例えマスコミ研究会に入っていなくてもその人達に負けない他の才能があって入社されることができたのだろうと感じました。私もマスコミ志望ですが、何も強みが無い私なりにも何かしらできることがあるのではないかと自分を見直す機会になりました。竹内さんが出してくださった質問についてですが、私は幼い頃から大のテレビっ子でこのコロナ自粛のときはさらにテレビとの接触時間が伸びた気がします。それだけ一番頼れて新しい発見があるマスメディアはテレビだと考えています。私の周りにはテレビを持たない人がいて若者のテレビ離れは感じることがあります。しかし、テレビが完全に若者の間でなくなるということは無いと思うのです。少なくとも私はテレビの無い生活は考えられないので、将来もテレビを家に置き続けるだろうし、私の子供にも安心できるメディアとして見させると思います。確かに昔に比べたら誰もが見るテレビというのはなくなってしまったかもしれませんが、テレビから情報を得る人、ネットから情報を得る人と言ったようにジャンルが細分化されているだけで、多様な選択肢があって良いと思います。だからコンテンツ的に今のテレビの状況が良いと思うし、わざわざ若者に向けたコンテンツに頭を抱えて考える必要もなく、だからといってお年寄り向けの番組ばかり作るのも違うと思います。本当に面白いと思うものは半沢直樹のように誰もがみるのだから、テレビ業界の人がやりたいものを作っていくことが今後のテレビの進化に繋がるのではないかと思うのです。フェイクバスターズはネットのアクティブユーザーには見られないという意見もありましたが、私はそうは思わないし、響く人には響くと思います。そういう一期一会な面もチャンネルが沢山あって時に古典的な番組作りをするテレビの良さではないかと思うのです。本日も有意義な授業をありがとうございました。

◆前回の内容に対して、竹内さんに改めて解説していただけてより関心を持つことができました。
また番組の対象として、今回、若者と若者の親という風になっているが、もっと若者対象で番組に興味を持ってもらうには、番組名をもう少し親しみやすいのにした方がいいと思います。小難しい題材のワイドショーだと、若者向けの番組だとしてもあまり若者はきょうみをしめさないのではないかとおもいます。より若者のニーズに合わせていくことでもう少し若年層の視聴率が上がるのではないかと感じました。

◆現在ではテレビが無い家庭もあり若い人に発信したくてもテレビ離れが進んでいるため、放送内容もターゲット層を決めるのも、大変だということがわかりました。またSNSも誹謗中傷が多いならばやめてしまえばいいということに対して良いことを発信したり苦しみを理解してもらったりプラスの使い方もあるので良い面でSNSを使うようにみんなが心がけなければならないと感じました。

◆【1】前回の授業を踏まえて、他の人の意見を聞いてより一層誹謗中傷被害への関心と、マスメディアの記事の作り方・表現の仕方・伝え方の難しさを思い知った。

 【2】授業中にもNHKっぽいって何?という話が出たが、私は番組の構成がどのジャンルの題材でも似ていることにあると思う。NHKの番組は多くがニュースかワイドショーであり、視聴者に短い時間で端的に内容が伝わるように、番組の流れがどの番組も似た構成になっている気がする。まずそのトピックの説明→事例の再現VTRなど→出演者・専門家・コメンテーターによる意見、という流れが朝の情報番組やフェイクバスターズのような特集番組でも良く見受けられる。

私は個人的にNHKの番組には真面目な内容で少々お堅いものが多いといったイメージを持っている。実際視聴者の年齢層も高年齢で納得できる。(ニーズに合っている。)堅いイメージを持っている人は特に若者に多いと思う。原因の1つに、幼少期に大人と一緒に、子供が見るにはやや難しいNHKの番組を見ており、「NHKはアニメや教育番組以外は難しくて面白くない」という印象を持つことにあるのではないかと考える。
そして、成長とともに幼児番組を見なくなり、NHKの番組をどんどん見ないようになり、NHKは面白くないという印象だけが残るのかなと思った。
よって、フェイクバスターズも届けたい世代(若者?)に届かず、そもそもこのような番組をしていることも知らないのだと思った。

私は番組の形式をインタビューやコメントで構成されるワイドナショー形式より、ドラマ・アニメなどの物語で構成された番組の方が若者にはニーズがあっていると思う。感情移入がしやすく、若者には拒否反応も出にくいと思うからである。
誹謗中傷のようなネットの危険性は、今の時代小学生の子たちにも指導があり、頭では誰でも理解(想定)している。しかし、当事者になってみないとそれは実感できないのである。だから、若者に見てほしい内容は感情移入しやすい内容にすればいいと思った。物語の作品(映画・ドラマ・アニメ・漫画)、音楽(歌+MV付き)は比較的に若者が関心を持ちやすいと思う。
制作にかかる費用や時間手間を考えると難しいかもしれないが、私はアプローチの仕方を変えるしかないと考える。
どんなに内容が良くても、まったく関心がなかった若者に、若者が比較的興味ないワイドナショーを見てもらうのは難しいと思う。

◆【1】前回の感想の中で、新型コロナウイルスに感染した人がひぼう中傷を受けたことに対して、その男の子も悪かったのではないかという意見がありましたが、私にも少なからずその気持ちがありました。ひぼう中傷とまではいかなくても、感染したとなれば否定的なことを言われるのは予想できたと思うからです。心のどこかで、SNSにはひぼう中傷が付き物であり、そういうものだから仕方ないと思っていました。しかし、表現の自由についての話を聞くと、何も発信しないことがいいというわけではないとも思いました。その男の子は名前や顔などの個人情報を出さずに、みんなのためと思ってツイートしたにもかかわらずひぼう中傷を受けたとありました。自分がどれだけSNSの利用の仕方を気をつけていたとしても、ひぼう中傷を受けることがあるというのは恐ろしいと感じました。私はSNSが苦手で、自分から何かすることはありませんが、SNSによって得られる人脈や学べることもあると思っています。そのため、フェイクバスターズのような番組によって少しでもひぼう中傷が減ることを願ってます。また、ひぼう中傷している人は、前回のような動画をどのように見て感じるのだろうと気になりました。
忖度のお話の中で、ひぼう中傷をテーマにした番組なのにこの番組によってそのツイートにひぼう中傷が集まることを避けるため、アカウント名や前後のツイートをぼかして使用したとおっしゃっていましたが、そういった番組を作る側も配慮することが大切なのだと改めて思いました。ザ・ノンフィクションを見ている時にTwitterを開くと、多くの人が様々なツイートをしています。番組とTwitterを見ていると、制作側が出演している人に対してのひぼう中傷を望んでいるように、また、楽しんでいるように思えてしまいます。テラスハウスのこともありますが、まずは番組側から変わっていくことが必要なのではないかと感じました。
授業後にもかかわらず、就職活動について質問に答えてくださりありがとうございました。私は6月からインターンシップにエントリーを始めましたが、選考が通らなくても大手だし仕方ないと思って何もしていませんでした。しかし最近、唐突にこのままではいけないと思い、自己分析やSPI、エントリーシート、面接などの対策を焦って始めました。今から業界や職種を絞らずにインターンシップに行っていて間に合うだろうかと悩んでいたので、鈴木先生や竹内さんのお話を聞くことができてよかったです。大まかな業界だけでなく、どのような仕事をしているのか具体的な内容を知ったうえで、本当に自分がやりたいことを見つけられるように頑張ります。また、竹内さんのおっしゃっていた構築主義と文化相対主義について、とても素敵な考え方だと思ったので、私もこの二つのことを意識して物事を考えられるようにしたいです。

【2】私は好きな芸能人が出演している番組と毎週必ず録画している決まった番組しか見ないので、見たい内容や興味を惹かれる内容は特に思いつきません。強いていうのであれば、学生への教育に利用できるような番組を提案します。今回のようなSNSのひぼう中傷についての動画は、大学生である私でも、新しく学ぶことや、感じることがあるためとても勉強になると思います。

◆私がやって欲しいとお願いしたにもかかわらず、積極的に参加出来ず申し訳ございませんでした。この授業の後に体育の授業をとっており、対面授業になってしまいまして、移動時間の為あまり顔を出したり質問を出来なくなってしまいました。次回からは学校に行って受けてみるなど工夫して行きたいと思います。
私が個人的に「NHKっぽいな」と感じた点は、フェイクバスターズのコメンテーターの方々が著名人ではありますが、"有名人"では無いところです。NHKさんは有名であるからという理由ではなく、その人の経歴などでコメンテーターを選出されているイメージがあります。しかし、わたしたちの若者は、知らない人がテレビに出ていても見ない傾向にあると感じました。私はフェイクバスターズのような社会問題などにフォーカスした番組に興味がありますが、正直、知らない人が出てるのでは若者がその番組を見るきっかけがないのだと思います。知っている人がいるから見よう、見てみたら面白かったからまた見よう。という心理で私たちはテレビを見ていると思います。

◆【1】竹内さんのお話はとても興味深く、NHKのプロデューサーの方とこういった意見を共有する機会を作っていただけるのはとてもありがたかった。特に、矢田さんの提案の「私たち大学生が作るフェイク・バスターズ」はとてもおもしろい提案であり、この授業ならではの経験になるのではと胸が躍りました。まずは、竹内さんの素晴らしい資料からNHKとはとか、NHKっぽさってなんだろうと改めて考える機会になりました。私はNHKは日本の伝統的な形式を受け継ぎ、文化的歴史や経験を伝えていくような役割を担っていると思います。その中には堅さといった、古風なイメージもあり、ターゲットとしては高齢者の方がよく見ている印象があり、若者はあまり意欲的に見ていない気もします。今回のターゲット層としては、子供を持つ親ということもあって、なかなか考えられてるのだなぁと思ったが、今時の子供は親とNHKを見るのかなぁという疑問にも襲われた。それこそ、テレビの良さというのは、家族で囲んでみれるということという点に非常に社会的意義を感じ、今の閉鎖社会を緩和するきっかけにもなりうるのかなと考える。今後のNHKのありかたには刮目していきたい。今回の半沢直樹は、家族で、そして友達で楽しめるいいドラマであったと思う。
【2】個人的には匿名性による闇がSNSには横行しているため、これをどうしていくかの折り合いが鍵となっていくと思う。私が特に注目しているのが、Twitter社のリプ制限機能がとても興味深い。SNS禍の誹謗中傷の対策としては、自衛の方法をもっと研究させていくべきだと思う。その番組を見てみたい。

◆以前まではSNSからの誹謗中傷を受けない為に、アカウントに鍵をつけたり、自身について特定できるようなことをわざわざ呟かなくても良いのではないか、と考えていました。しかし、民主主義の良さが失われてしまう、保守的になることで相手の思うツボである、と言ったお話を聞いて共感しました。一部の心ないメッセージを送る人たちの意識改革がいかに大切であるか、考えさせられました。
また、新聞を1ヶ月読み続けるチャレンジ、この機会に是非やってみたいと考えています。さらにNHK の就活生向けのニュースがあることも知れたので、一緒に1ヶ月間チャレンジしたいと考えています。
(どうしたらNHK 番組を私たちの世代に伝えるか、わたしの考え)
学生に身近でタイムリーな内容を取り上げて、問題視していることを印象づける、広告やインスタグラムグラムの開設。

◆【1】テレビ番組の制作者ががどんなことを考えながら制作しているかについて、詳しく聞くことができました。テレビに忖度は必要不可欠で特にNHKは視聴者がスポンサーのようなものなので、特定の視聴者を傷つけないように、いい意味の忖度というか配慮は必要であるということが分かりました。
【2】私は普段からテレビは見ませんが、自分がなぜテレビを見ないのか考えてみると、やはりニュースや娯楽がスマホ1台で済んでしまっているからだと思います。たまに見たいテレビ番組があるときは、TVerなどの公式のアプリで配信されているものを見ます。だから若い人がテレビを見るには、スマホで気軽にみられることが重要なのではないかと思います。

◆1、番組に対して準備期間が3ヶ月ぐらいとおっしゃっていて正直長いなと思いました。今まで自分の先入観でテレビ制作は1ヶ月くらいかなと思っていましたが長い期間準備荒れていたのでびっくりしました。
2、NHkは他の生徒が言っていたとうり、内容が平均的だったなと思いました。他の民放と違ってスポンサーがいないのであればもう少し思い切った構成でもいいのかなと思いました。スポンサーや配慮しなければいけない背景事情があるならある程度は仕方ないかなとは思います。

◆番組の製作者側の意図や考え、意見が聞けてとても良い機会になりました。個人的には、このような意図が番組を見ている視聴者にもっと伝わっても良いのではないかと考えます。また、忖度という言葉が悪い意味で捉えられがちですが、もっとポジティブな意味合いで、お互いの考えを推し量ることもSNS含めたメディアを使いこなす上では大切なのではないかと思い、もっとメディアの内部を知りたくなりました。

【1年】◆今回途中で話になったnhkっぽい という印象を受けたのはどのようなとこから受けたかというところで、自分はあの番組を見て最初そのような考えを持ちませんでした。しかし途中で発言されていたどこの年齢層向けなのかどこかしらにギャプがあるといったような意見を聞いて個人的には納得しました。

◆今回の授業受けて、マスコミに対しいろいろ了解しました。マスコミはすごく社会と関わっていって、とても有意義な職業だと思います。

◆テレビで放送する上で、いろいろなことに気をつけなければならないんだなと思った。またテレビの裏側が聞けてよかった。

◆今回の講義では前回にみた番組について、NHKの竹内氏と交流し、その際僭越ながら私も二回発言させていただいた。第一回目の振り返りでも触れたが私は今まで積極的に発言した経験があまりないので、そうした機会をこの場で得ることができたのは実に喜ばしい出来事であった。
まずNHKが番組で行っている忖度について竹内氏が私たちに質問し、それに答えるかたちで発言した。
嬉しいことに私の回答は正解であった。ただその後の二つの質問には手も足もでず、特に3問目は全くわからなかった。
次に今度はこちらから質問させていただいた。NHKぽさに関連した質問で、NHKの方では他の放送局との差別化について何か意識しているか聞いた。
特にそのような意識はしていないと回答していただいた。全くそのようなことをしていないとは予想外であった。
最後にあの番組についてどうするかについて、一つ提案を思いついた。
それはもっと専門家の発言を増やすということである。
というのも、あの番組で語られていたことはSNSの経験がまだ浅い私でも既に聞いたことがある内容ばかりだった。
なのでもっと専門的に掘り下げても良いと思った。

◆[振り返り】
前回、意見に上がったNHKっぽさについて竹内さんから様々なお話を聞くことができました。その中で一番印象に残ったのが「忖度」についてです。竹内さんがはっきりとNHKは忖度をすると仰っていて驚きました。というのも私も忖度は悪い意味ばかりだと思っていたからです。私はいままでNHKについていい意味でも悪い意味でも特徴がないと感じていました。授業内でも誰かが発言していましたが国民の目を気にして可もなく不可もなしのトピックを取り上げていると感じていました。しかし実際には思っているよりも自由度があることを知りました。
振り返りとは関係ないですが、2学期のスケジュールを掲示していただきたいです。。2学期の最後の授業はいつなのかなど。
【私ならどうするか】
今回の話を聞いて、月並みのことですが次のようなことを考えました。
SNSの話題を若者に興味を持たせることとして、もう少し堅苦しい雰囲気をなくしたほうがいいと思いました。テレビのチャンネルを変えている中で専門家のような人が議論しているようなチャンネルがあればそのチャンネルはスルーされることが多いです。もう少しNHKの持っている自由度を広げて、今旬の人を出演させるなど、「この人の人生論なら聞いてみよう」と思わせることも大切ではないかなと思いました。
また、このような悲しいSNSの被害が出ていているのにも関わらず、まだ他人事のように思っている人が多いように感じます。今回竹内さんの裏話で聞くことができた守さんが自信を守るために気を付けていたのに今回誹謗中傷を受けてしまったことについてもっとテレビで取り上げて当事者意識を実感させるのがよいと考えました。
2週にわたって興味深い内容を話してくだっさてありがとうございました。

◆【1】講義の中で竹内さんから「忖度」と言う言葉が出ましたが、私は今日まで悪い意味での忖度の用法しか知りませんでした。「相手の心中を推し量る」という大事な意味を持った言葉であることを知ったと同時に、情報発信の際には誰もが意識・実行しなければならない点だということを再確認しました。また、大学生活のお話を聞けたことも私の中では貴重な経験でした。中でも、「業界に入ってからでもできる勉強は後で!」という部分が印象に残っています。自分自身、入りたい業界で役立つ資格を取得しておきたいという思いが強かったのですが、そこだけに執着してはいけないな、と喝を入れる機会になりました。
【2】フェイク・バスターズが若者層に見られるようにするにはどうしたらよいか。
正直私は、テレビを最近ほとんど全く見ておらず、YouTubeの方が視聴する頻度が高くなっています。調査をしていないので詳しくはわかりませんが、テレビよりネット動画を見ることが多いという若者は増えているのではないかな、と思います。その層がなぜテレビを見ないのかという部分から考えてみると、YouTubeやTikTokなどのネット上の動画は、テレビよりも所要時間が短いという点が挙げられます。YouTubeであれば長くて20分程度、TikTokならば30秒程度で一笑い出来たり感動出来たりするところが今の若者にマッチしているのかな、と思いました。ツイッター等の普及で、長い文章が読めない若者が増えているという話を聞いたことがありますが、それは映像媒体についても現れてきているような気がします。私は個人的には長い映像が苦手で、映画やドラマなどストーリーのあるものは別ですが、バラエティや情報番組は波長が一定で飽きてしまうようになりました。
そこで、フェイク・バスターズを10分ずつくらいのの短いパートに分けて公開するのが一つの手のように感じます。放映時間も、学生が朝食を食べる朝の時間、ニュース番組の途中に挟み込むような形にすれば、視聴しやすくなるのではないでしょうか。家庭によって朝のニュース番組が固定されているのはよくあることですが、朝にNHKのおはよう日本などを見ている家庭は少なくないと思います。(私の家はNHKです。)
以上が私の提案です。

◆〔1〕視聴者がスポンサーだから制約が多そうという意見から、番組を作っていく上での忖度の話がとても興味深かった。特に、加害者のプライバシーを守るため、取材先や被害者を傷つけないため、討論を一方的にせず双方の意見を取り入れるため、といったように誰かを守るための忖度を行うことで番組として中立性を保っているということを知ることができ、今まで自分になかった新たな考えを得ることができ、とてもためになった。

〔2〕SNSをよく使う若者の世代はYouTubeを視聴することが多くなっていると考えられるので、YouTubeの広告の機能を用いて番組の存在を知ってもらったり、実際にYouTuberなどのSNSを用いて活動している人が出演し、生の声を発信することで注目を集めることができるのではないかと思う。

◆【1】ネット上の表現の自由を規制するのはもったいないという竹内さんのご意見に賛成する。せっかく言語が自由な国であるし、弱い立場の人間が声を挙げることができる場をなくしてしまうのはもったいない。情報を発信できる場は絶対に必要だと思う。それぞれがネットリテラシーを持って、そしてネットをやるからにはある程度覚悟を持って挑むべき。
竹内さんの就活のお話大変ためになった。構築主義、文化相対主義という言葉は聞いたことがなかったが、世の中の常識は誰かによって作られたものであり、まずは疑うこと、多様性を受け入れること、という意味だと学んだ。
特に文化相対主義については大変興味深い内容で、人はなかなか自分とは違う価値観、文化を理解できないし、拒絶してしまう。または自分の正義を振りかざし相手を捻じ曲げようとしてしまう。
人と自分が違うのは当たり前だし、本当の意味で理解しあうのはとても難しいことのように感じる。人の気持ちを推し量ったり、分かったような気にはなれるが、そこまでだ。自分自身のことでさえ完全に理解しているとは言えない。だから私は理解する、というより受け入れるという表現が好きだなと思った。人の考え方を受け入れる必要はなくて、ただ、その人はそういう考えを持っている、そういう考え方の人もいる、ということを受け入れること、これで十分だと思う。そういう人に私はなりたい。
一見就活に関係のないような学びでも役に立つことがあると聞いて、自分の興味ある分野、学びたいことを学ぼうと思えた。

【2】番組の宣伝をテレビでやられてもそもそもテレビを見ない人には宣伝にならない。やはりネットを使って宣伝するのが良いと思う。Twitterでトレンドに挙がったりしたら私は気になって調べるなと思う。そしてリアルタイムでは見れない人のために携帯で1週間は見られるようにする、とかだと助かるなと思う。(ex.Tiver)

◆今日の授業で心に響いたことは、竹内さんが大学時代に身に付けた力の話でした。
物事を一度疑ってみることと、多様性を受け入れることは大事だと改めて思った。
ネットは、プラスに捉えれば誰でも自由に議論できる場所であるのに、“ネットは怖い、危険”と、捉えることのほうが多いのは、たしかにもったいないことだと思った。

どうすれば番組が視聴者に刺さるか、という問いに対しては、
初めから内容や構成が想像つくものであったらつまらないので、視聴者が興味の湧くような、なにかしらの変化を少し加えたらよいと思った。
同じことを何回も繰り返しているだけの番組は飽きてしまうので、展開の早いほうが飽きずに見られると思う。
結果、何が言いたいの?ではなく、結論が一言にまとめられると、さらに良いと思った。

◆【1】今回の授業では、NHKのディレクターをしていらっしゃる竹内さんから、番組制作にまつわるお話や、竹内さん自身の大学生活、就職活動のお話を聞くことができました。まず番組制作のことについては、どのようにすればNHKらしさが抜けるかという議論がなされていましたが、自分はNHKにしかない魅力などもあると思うので、NHKらしさを残しつつ番組の方針を変えていければいいのかと思いました。自分が高校時代に利用していた接骨院ではNHKが流されていて、幅広い年齢層に向けて制作されているからこそ、ああいった場所で流されるのではないかというように思いました。またコンプライアンスについての話し合いがありましたが、自分も近年のテレビ離れの要因として、以前よりも内容に規制がかかっていることが大きいのではないかと思っていましたが、半沢直樹のように内容が面白ければ、規制などにかかわらず高視聴率が得られる番組もあることから、そこまで大きな要因とはなっていないのではないかと思いました。竹内さんのお話の中に視聴者への忖度をしながら番組制作を行っているということがありましたが、そのようなことを考えると、過激すぎる内容であるとバッシングを受けてしまうという面において、SNSにも似通った性質があるのではないかと思いました、
【2】NHKを若い世代に見てもらうためには、SNSを用いた広報活動が最も有効であると思います。いくら若者に向けた番組制作を行ったとしても、若者の目に触れることがなければあまり効果は出ないように思えます。少し話がそれてしまいますが行政改革担当大臣である河野太郎氏はSNSを活用し、日々の活動の報告などをされています。歴代の大臣からは考えられないような行動ですが、日ごろからSNSを利用している若者はとても親しみを感じることが出来たと思います。若い世代の人たちは、NHKに硬い印象があると思うのでSNSを積極的に利用することで、若い世代の人たちから関心を持たれるのではないかと思います。

◆[1]NHKらしさについて私が思ったのは、国民の教養を高める番組が多いということです。NHKで私が特に好きな番組はちこちゃんに叱られるとブラタモリなのですが、そのどちらも面白く、見ていると自然に知識が増えると感じます。NHKには教育番組もたくさんあり、日本人にとって欠かせない番組が数多くあると思います。誹謗中傷については私は、誹謗中傷する人は本当によくないと思っていますが、された人もネットで発言したんだから責任したがあり、それが嫌なら自分を守るためにネットで発言をしなければいいのにと思っていました。が、発言を避けるということは私たちが置かれている民主主義社会の中ではもったいないのだなと竹内さんの話を聞いていて思いました。なので私自身も、意識を変えていかないといけないと思いました。私は、世の中に広く意見を発信したいとは思っていませんが、意見を発信している人がいたら、言論の自由をしっかり活用していてすごいなと思うようにしたいと思います。
[2]興味のある内容や好きなタレントが出ているとかだったら見ると思います。おしばんで
番組を紹介してて、気になるやつは録画したりしているのでああやって番組を紹介するのはとてもいいと思います。

◆【1】 本日の授業でNHKさんが実際に行っている忖度の話や、NHKらしさについての言及について話した。
 【2】NHKを見る年齢層が高齢者が多いとおっしゃっていましたが、幼児やその親も見ると思うので、幼児教育の番組がある前後に子を持つ親をサポートするような番組があるとよいのではないかと思いました。

◆二回も竹内さんに質問ができてよかったです。個人的には二つ目のコンプライアンスやテレビの面白さについてのお話が非常に興味深かったです。
提案については特に思いついたものがありませんでした。

◆NHKのことについて詳しく聞くことができてよかった。
誹謗中傷をしている人に取材する。

◆【1】前回の番組について私は「NHKぽい」という要素は感じることができなかったが、今回実際にその意見を上げていた人の意見を聞くことができてよかった。またNHKのスポンサーが国が大部分を占めているのではなく、視聴者が大部分を占めているということを知って驚いた。竹内さんから就活についてのお話もいただけたが将来的につきたい職業について勉強をしておくことも大切なことであるが、貴重な学生時代にはそれとは違った分野についても勉強しておくこともためになるということが知れてよかった。
 【2】どのようにすればテレビを見てもらうことができるかということについてだが、現在では放送後に1週間など期間限定無料でオンデマンド配信を行っているとおっしゃっていたがやはりテレビ番組は時間が決まっていてそれ以外の時間に視聴をするには録画作業が必要となってしまい手間がかかってしまう。解決策ではないですがこの点にネットとの大きな差があるのではないかと感じた。

◆報道業界の制限については初耳だった。色々な方面への忖度が必要であると言うことを知ることができた。
私たちのようなTwitterなどのSNSのメインユーザー層を子に持つ親へ向けてSNSを理解させる目的として、基本的なSNSの仕組みやそこで実際に起きている問題についてテレビで取り上げるのは大変意味のあることだと思った。

(以上、4日現在、30人が提出)

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