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【心理トリガーを活用したデザイン戦略】

「人は感覚で物を買い、理屈で納得して正当化する」

あなたは商品を購入する時、論理的な根拠に基づいて購入していますか?
それとも感覚に基づいて購入しますか?

あ!この服めっちゃイケてる!と思って衝動的に行動する時。
他のメーカーと比較検討を重ねて納得してから購入する時。
色んな場面によっても、商品によっても変わると思います。

これは比較的価格が高い方が消費者を論理的に納得させる材料が必要となる傾向は高いです。


ただ、人間の購買行動における心理には順番があり、
「人は感情に買いたいかどうかを決めて、論理で納得する」というものです。


・この商品を既に使ってる人が好き、あの人みたいになりたい。
・この商品を使えば、周りの見る目が変わり自信が持てそう。
・今悩んでることが消えてポジティブになれそう
広告やブランディングの段階で、消費者が感情を抱くことによって興味を持ちます。

その上で、他社より優れている部分の説明がされて納得した買い物ができるとされています。あくまで理屈は納得するための材料であるもの。

確かに、商品の優位性をアピールすることは大事ですが、
そもそも商品に対する興味や期待感がなければ、話を聞いてもらえません。

自分の過去を思い返しても
2年前にパソコンを購入した時の話ですが、その時MacBookを購入しました。
その当時はまさに
・なんかカッコ良さそう
・仕事ができそうと思われそう
・カフェで開いておくだけでカッコよくね?
と感情的な理由で MacBookに興味を持ち店頭に行って、その上で機能性や保証内容を聞いてこれ買う!と決めた記憶があります。


この原理は私が広告を出すときにも大事にしています。
【いかに商品を使った後にボジティブな変化がありそうか】
を訴えられるかが勝負だと思ってます。
これはビジュアル的なところでも非常にデザインが重要なんですよね。

その後に納得感を抱かせるためには、LPなどのその後の集客導線でアピールしますが、
最初はいかに感情を食いつかせるかだと思います。


扱う商品・サービスによって異なるところはありますが、
私自身デザインする際にポイントとしていることは、
・商品を使用している消費者の姿を見せるる
・商品を使用した後の悩みを解決したあとの姿を見せる

さらにいうと表情はどうなのか。生活の一部に溶け込んでいる感は?
色彩はターゲットが好む色かなど細かくあげるときりがありませんが、
前提として消費者が広告やLPを見たときに、商品を使った自分を連想させやすいかを意識しています。

私はデザインを勉強する上でこのような人間の心理的なところも一緒に勉強すると効果的だと思っています。
この方がデザインの技術だけ学ぶよりももっと結果につながりやすいし、これは時代や流行に左右されない人間の本質的な部分ですので、学んで損はないかなと思います。

まぁ、何より自分はこういう心理学的なものは割と好きなのでこれからも発信できればと思います。


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