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時代を明らかに変えた薬たち

まずはワクチンでしょう!
1750年ね、天然痘が大流行してた時代。日本でも定期的に爆発的に流行っていて、平安時代にも大流行してどうにか天然痘をおさえてくださいませ!って祈りを込めて作られたのが奈良の大仏様ですからね。
世界的に見ても、20世紀だけで3億人から5億人が天然痘により死亡したと言われてまして、世界で2番目に人を殺したであろう感染症とされています。1位は結核です。
そして感染してからの致死率は30%ですから。
これね、実際に身近なところで流行ったら怖いですよ!原因もわからない。ただただ広がり続けて、かかったら3人に1人が亡くなってしまうって、それはそれはコロナどころの怖さじゃないですよ。
そんな世の中に恐怖に与え続けてきた天然痘から人類を救ったのがエドワードジェンナーですよ。
世界中が恐怖に慄いてる中、牛を飼ってる農家のおっちゃんとおばちゃんは呑気なんですよね。
牛と一緒に生活してる人たちは天然痘にかからない!という経験から、牛がかかる牛痘と天然痘はウイルスの形が似てるので、牛痘にかかった牛を世話してる人は抗体を持ってると言う事がわかって、
これはみんな軽く牛痘に感染させたらええやんか!
という発想から開発されたのが世界初のワクチンですよ。
ただ、大反対ですよね!怖いやん!牛のウイルス入れられるらしいよ。。。なんやワクチン打ったら、隣の高橋さん家の娘さん、四つ足で歩き出したらしいわよ。まぁ私の友達の友達のお兄さんなんてツノ生えてきたって言ったわよ。
みたいな、そんなところから地道に続けて、紀元前はるか前から人類を苦しめ続けてきた感染症の中で唯一撲滅宣言を出しているのが天然痘ですから。これはすごい発見ですよね。

あと、抗生剤でしょうねー!1928年!ペニシリン!以前お話しした気がしますけど、フレミングですよ。青カビから抗菌作用のある成分を発見して、当時は怪我をしたり、手術をした後に、破傷風になったり、化膿が悪化して亡くなられたりと、手立てがなかったんですけど、それがペニシリンが出来たことによって、外科的な事だけじゃなくて、肺炎から伝染病からを直すことが可能になったわけですよ!
別名「魔法の弾丸」ですからね!
これは大大大発見で、今の医療に抗生物質がないとかありえないですから!!むしろ今は抗生剤使いすぎ問題はありますけど、これだけ世界の寿命が伸びたのは、抗生剤が発見されたからだと言っても過言じゃない、世界一人の命を救った人は、もしかしたらフレミングかもしれない!ってレベルですね。

そして、
1980年のシクロスポリン、免疫抑制剤ですよ。
古くは16世紀のイタリアの外科医、タリアコッツィは犯罪者への刑罰として鼻を削ぎ落とされると言うのがあった時代に、患者本人の上腕の皮膚をつなげたまま鼻に移植して、定着したら切り離し修復して鼻の形を作ると言う手術をやっていた。これすごいですよね。これ、最終自分の皮膚でやることになったんですけど、その前は人の皮膚の移植をしようとしていたんですが、うまく適応しなかったので自分の皮膚をくっつけることになったんです。
拒絶反応ですよ。17世紀には輸血も普通にやってるんですけど、時々亡くなる人がいたりして、今考えると血液型なんてわかってないですし、そもそも、人から人に輸血する前は犬の血を人間に入れてましたからね。
すごい時代です。
なので古くは16世紀、日本でいう江戸以前1500年代からヨーロッパでは移植という概念があったんですけど、うまくいかなかった。それからあらゆる人が試しては失敗し、1900年台に入ってから一気に免疫のことであったり、いろんなことがわかるようになって、1980年に拒絶反応を抑える免疫抑制剤シクロスポリンの開発です。
これも、人類の念願ですよ。

そこから今は遺伝子にアプローチしたお薬が出てきてますね。遺伝子タイプに合わせた治療薬。
遺伝子を調べてかなりピンポイントに治療をする。というのはこれからますます増えると思いますし、日本人で言うと、iPS細胞の発見もかなり人類史に残りますよね。
山中伸弥教授が2006年に発見したiPS細胞ですけど、これは再生医療にとってはとんでもないの大発見ですよね。
医療の進歩をめちゃくちゃ進めました。

本当にありがたい時代に暮らしてるなぁとしみじみ思います。

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オンラインセミナー
『最強のスキル「言語化」』
世の中の書店には「言語化」に関する書籍が山のように並んでいます。
それだけ自分の脳内を言語化して外に出す!とことに必要性を感じている人が多いのと同時に苦手意識を持っている人が多いということの現れでしょう。

一言で「言語化」と言っても、
・自分の気持ちを言葉にする
・ややこしい内容のものを言葉にまとめる
・思いついたことを相手に伝わるように説明する
など、いろんなシュチュエーションで言語化する力が求められます。

そして言語化が上手になると、
・感情のコントロール能力は上がり
・自分の内面を言葉で理解できるため自己理解は深まり
・問題を明確に理解することができるため問題解決能力は上がり
・自分の考えや感情を正確に伝えられるようになりコミュニケーション能力は向上したり、
良いことだらけなわけです!!

「言語化」は持って生まれた能力ではありません!
自分自身で気づき学ぶことで上手になることができるのです!!
一緒に「言語化」の達人を目指しませんか?

<詳細>
日時:【生配信】2024年6月29日(土)13:30〜15:00
※youtubeの限定公開URLをお送りいたします。
※アーカイブは2024年6月30日(日)中にURLをお送りします。
※アーカイブの視聴期限はありません
場所:ネット環境下
講師:鈴木健(薬剤師/心理カウンセラー)
料金:2,200円
お申込:http://sizenyaku.thebase.in

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メンバーシップ
『けん先生の自律神経Lab.』
自律神経を整えるノウハウ情報をお届けしているメンバーシップです。
■定期開催
・自律神経にまつわる記事を月に2本UP(記事)
・本要約セミナーを月に1回開催(動画)
・けん先生の頭の中をしゃべるライブ
・オンラインセミナーのアフタートークへの参加
□不定期開催
・自律神経の調節に使う自然薬解説(動画)
・おすすめの本紹介(記事)
・研究員さんとの対談(希望者)
・オフ会
などをやっております。
金額は月額980円です。
詳細はこちらをご覧ください↓
https://note.com/suzuki_kanpo/membership


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