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お芝居の出力だったり、活動に対してだったり。

また大好きな自分語りか?と不安な気持ちはありますが。。
この記事を開いてくださった皆様、ありがとうございます。千畝です。

与えてもらった機会に感謝しながら、どうにかこの活動に戻ってきた僕ですが、今は有難いことに俳優としての視点を中心に、日々追われながらも悩ませてもらってます。

弱気入りですが、正直キツイです。知っていたはずなんだけど、忙殺されてます。
稽古の度に現状を思い知らされたり、周りの役者さんや、演出家さんの凄さを感じながら、日々のお仕事だったり日常を生きています。

過去の自分を思い返してみると、今は変に周りと比べたり、こいつよりは!!なんて尖りまくった感情は抱かなくなった方ではあるので、その点だけ見てみたら成長?というか変化なのかもしれません。

それでも今取り組んでいる作品や今後の自分のためにも、恥ずかしながら今の自分を記しておこうと思います。
計算が0かと言われると嘘にはなるけれど、
僕という人間自体が一つのコンテンツでもあり、
出会ってくれてこの記事まで開いてくれている
貴方との思い出になってくれるなら本望です。
この気持ちは嘘ではないんだ。


タイトルに記したことに触れ始めますが、
僕は昨年から役者復帰をして、花語るでやろうとしたことや、今取り組んでいるカレココ再起やリリ唄。もう少し先に控えているパラダイムの端緒や、所属させてもらった少女蘇生の公演において、お芝居の出力の仕方を改めることに挑戦しています。

カレココ再起 
A班レイカ役 たにかわ夕嬉

 今年の終わりや数年後に自分で見返してみたり、
見届けてくれているお客様や、過去や今現在、同じ座組になってくれた方達にも、千畝はこんな時があったよね。そんなことを考えてたんだね。
と思ってもらえたら凄く嬉しいので、こうして
記事に起こしてみました。

まず初めに、僕は導入こそはお芝居がしたい!
とこの世界に触れ始めましたが、スタッフ側の仕事も好きで楽しいですし、比較的若い時から主宰を始めたので、様々な役職や立場に触れながら、活動をしてきました。

 学生時代はお芝居というものが正直嫌いでしたし、今でも苦手意識は消えてはいません。(楽しいけれど)
でもその代わりに確立したスタッフワークがあるかと言うと、それも危ういのが現状を招いた一つの要因でもあると思います。

ただ過去のせいにしても仕方ないので、
何度歩みを止めながらでも、行き先を探してここまで来ていますし、今後もそのスタンスは大きくは変わらないのかもしれません。


今挑戦していることとしては、この感情を抱いてます!!というビビットな発散よりも、
内側には抱きながら、表に出ている出力は逆説だったり、複雑なものが見え隠れしたりといった、
アンニュイな表現というものを模索しています。

分かりやすくハッキリしたものが悪いとか、浅いというつもりではなく、僕自身がそういった表現も出来るようになりたいと感じたからなので、
どうか嫌な風に伝わってほしくないというのが、
不安ではあるのですが、僕が今目標にしているのはそういったものだ。ということをご理解いただけると嬉しいです。

あとは、今は俺のターンだ!!感情爆発発散するぜ!!うおおおお!!!!
みたいな役よりかは、内側に秘めてることが多かったり、細い穴に糸を通す表現な役や、設定が暗めだったり重めだったりな役をいただくことが増えたんですね。

 年齢的にも中堅ぐらいになったりすることも座組によってはありますし、一段階大人な表現と言いますか、こっちの武器もあるのね。と思っていただきたいわけです。


リリ唄
 マドンナ・リリィ役 柊みさ都氏

人間の感情だったり人付き合いやコミュニケーションといったものは、日常的であるが故に難しさもあって、舞台やお芝居という表現の形にしようとすると、急に作り物のようになりすぎてしまうリスクも、隣り合わせとして存在しています。

僕達俳優だって、一人の人間なのに何故難しくなってしまうのでしょうね?
冷静と情熱の間を保ちながら、本番の時間を生き抜かなければならないので、技術職だと感じますし、その人の持つ生命力も必要だったりします。


分かりやすくやれたら楽だ!というと語弊しかないのですが、今挑戦している出力の仕方が武器の一つになったら俳優として大きな一歩だと思いますし、もっと綿密に計算だったり、相手を受けられることが周りの俳優や脚本家、演出家を活かすことに繋がると思っています。

お芝居が上手な人。魅力的な人。
芝居外の在り方も素敵な人。
有難いことに出会いに恵まれたおかげで、尊敬できる方達ばかりです。
だからこそ、みんなを活かせるような自分でありたいし、逆にそう思ってもらえたら嬉しいなって思います。

もっと現実的なお話もすると、そこに数字が乗ってくると団体さんへの力にもなれますし、
より見えてくる世界も広がってくるとは思います。

活動復帰した身ですし、一番頻繁に使うXのアカウントも作り直したり、お客様や表現者たちも、
自身の生活や今優先させることが変わってきて、
昔のような数字にならない時もあります。
身近で言うと、ポストのいいねとかだけ切り取ってもね。

そこに落ち込んでいるとかではなく、
現状の僕のことを支えてくれている方達に、どうやったらもっと感謝の気持ちをお伝えできるかな。って悩む機会が多いんです。

これは僕自身も、誰かに応援してもらって支えてもらう活動に憧れを抱いていたからこそ、
そんな表現者でありたい。という感情から来ています。
演劇から離れていた時代に、やっぱりもう一度。と思えたのも、今応援しているアイドルの曲や推しに勇気をもらったからなので、僕も皆さんと同じ気持ちを持っているんです。

今は観に来ていただける可能性のある作品をとにかく頑張ることや、SNSで絡んでくれた時に感謝の気持ちをちゃんと言葉にする。ぐらいの当たり前のことぐらいしか出来ていませんが、
何かしらで機会を作れたらなと、考えてはいます。

こればっかりになってしまうけれど、
いつも支えてくれてありがとうございます。
貴方の楽しみの一つになれるように、今後も頑張るので、無理のない範囲で応援していただけると嬉しいです。

Photo:仲野識


ここからはもう少しだけ先のお話。
僕が捨てきれない一番の可能性は演出です。
もちろん俳優という立場も好きですし、今年これだけ連続して出演できるのも、僕に可能性を見出してくれた上で、お声がけしてくれた人達のおかげです。

俳優としての僕を楽しみにしてくれてる皆さんのお気持ちにも、本当に感謝しています。

それでも、遠くないうちに企画しようとしている演出家としての僕も、楽しみにしていてほしいです。
現状ではどう楽しみにしたらいいの?と思われてしまうのも仕方ないと思っていますが、
あぁ、こういうことだったのか。と感じていただけるように頑張ります。

いい脚本に触れたり、いい演出家に見てもらっているおかげで、少しだけ焦ってました。
僕のお芝居は、演出は何なんだろう?って。

みんなやりたいことが違うし、比較しても仕方がないことは昔より理解出来るようになりました。ただ日々走り続ける中で、急に見えてしまう不安ともちゃんと向き合わないといけない。

また甘えてしまうな。とも思いつつ、
僕のやりたいことを理解してくれている仲間に相談したりもして、ちゃんと自分の可能性を信じられるようになりました。

今の座組にも恵まれていて、みんな仲良くしてくれています。それが本当に支えになってくれています。
そして、いつも応援してくださる皆様のお言葉だったり、反応やご予約のおかげで、表現活動をすることが出来ています。

皆様にとって、演劇や舞台というものが、
日常を生きる上での一つの支えとなれるように。
鈴木千畝という存在が、貴方の心の中に生き続けられるように、頑張っていこうと思いますので、
楽しみにしていてくれると嬉しいです。


いつも長文になっちゃってごめんね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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