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あっさり

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読みやすいライトエッセイ集です
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SEALDsに関するどうでも良い話

SEALDsに関するどうでも良い話

 安保法案が可決された。
 ぼくは安保法案については全く何の立場もとっていなかったが、SEALDsの話題にはとても敏感に反応する人間だった。色々な意味で、とても面白い学生たちだな、と思っていた。そんな中、ぼくがSEALDsを語ることについて、いささか否定的なコメントが、少なからず見受けられるようになった。曰く、「ぼく(鈴木ザ煉獄丸)という人間は社会や企業に虐げられている被害者なのに、その彼がSEA

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鈴木ザ転職戦記Wツインmk-2セカンドpart2続編母さん海が見えるよ

鈴木ザ転職戦記Wツインmk-2セカンドpart2続編母さん海が見えるよ

 半年前、鈴木ザ転職戦記はじまりのプロローグepisode1前編約束の大地という本当に狂ったとしか思えないタイトルで記事を投稿した。そのときは40日以上続く連続勤務の真っ最中で、すべての終電が車庫で寝ているような時間帯になって、ようやく上司から会社に泊まるか歩いて帰るかを選択する権利を与えられるような日々だった。連勤が20日を超えたタイミングで一度体調を崩し、定時後に上司に頭を下げて最寄りの病院に

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2014

2014

●2014年のTwitter
2014年は、昨年のそれをはるかに凌駕するフォロワー増加ペースにより、のべ34000人(これは、故郷の村の総人口を大きく上回る数です)のフォロワーに観察されるに至りました。
本当にありがとうございました。

●2014年の仕事
2014年は、前年に会社を解雇されていたため無職からのスタートでしたが、Twitterを通じて励ましてくださった方々、相談に乗ってくださっ

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鈴木ザ転職戦記はじまりのプロローグepisode1前編約束の大地

鈴木ザ転職戦記はじまりのプロローグepisode1前編約束の大地

 四月一日の入社式から、半年も経ってしまっていた。四年生大学に入学し、六年間の高等学部教育を修了した二十四歳。遅れてきた新卒ルーキーのぼくは、これまでの調子が嘘のように、驚くほど時間を守り、物をなくさず、また発作的な失踪をすることもなく、日々とめどなく、よどみなく、働いていた。社会との適合に強烈なアレルギーを持つぼくにとって、これは奇跡の半年だった。

 半年のあいだに奇跡を起こしたのは、何もぼく

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