Oura Ring ３世代目 vs 2世代目
健康になるエビデンス
わたしたちの健康に関わるエビデンスを紹介するマガジン。
Oura ringを使って1年半経ちました。
フィンランド発の健康デバイス「Oura Ring」を購入して使い続けて1.5年。途中でバッテリーが逝かれるも、Oura rRingの保証は2年間だったので、申請したらぺろっと新しいリングをすぐに送ってくれました。そんなOura Ringに三世代目が登場しました。
Oura Ringを1.5年使っている具合
Oura Ringを1.5年使っていますが、毎日Oura ringの計測値をチェックしているかと言うと……ぜんぜんしてません。「休んだけど疲れがとれていない気がするなぁ」とか「最近だるいなぁ」とか、「けっこう寝れた気がする」という感覚と実際の差が気になるときだけOura ringのアプリを開いて、どれくらい元気か（Readiness）、睡眠の質はどうだったかなどをチェックしています。頻度は週に1回あるかないか。わたしのOura Ringは2世代目のままですが、なぜまだアップデートしないのか、も最後のまとめに書いておきます。
Oura Ringに3世代目が登場。2世代目との違いは？
価格はシルバー、ゴールド、グロッシーブラックが299ドル（約3万4500円）でステルスブラックが399ドル（約4万6000円）。すべてのデータと機能（後述）を利用するためには、月額5.99ドル（約690円）のサブスクリプションが必要（！？）。
なんかめどくさいことになっている……サブスク。ともあれ、2世代目との違いは以下の通り。
2世代目との違い
•日中の心拍数
3世代目になって日中の心拍数が計測できるよになりました。2世代目は睡眠中のみ計測していました。結果、フルタイムで活動や状態をモニターできるようになりました。リアルタイムで心拍数をチェックできるようになりました。また一日のうちいつ、そしてどれくらいリラックスした状態になったのかをチェックできるようになりました。
•生理予測
身体の状態をモニターすることで、最大30日先の生理日を予測できるようなりました。
•ワークアウト心拍数
ランニング、ウォーキング、サイクリングなどの運動中に心拍数を記録し、運動中の詳細なインサイトと、運動終了後のリカバリーデータを受信できます。
•血中酸素測定（SpO2センシング）※2022年登場予定
夜間の血中酸素濃度を見ることで、一晩の休息の質をより細かく読み取ることができるようになる予定です。
•Oura メンバーシップ（サブスク）
サブスクであるOura メンバーシップに自動的に入会し、データに応じて、個人的なアドバイスなどを得られるようになるようです。月額5.99ドル（約690円）。
以下ハード的な変化。
•センサー
センサーが3倍。2世代目は赤外線LEDのみだったのが、3世代目は、緑、赤、赤外線LEDが搭載されています。これにより日中の心拍数を検出できるようになりました（2世代目はおもに寝ている間の心拍数を検出）。
緑のLEDは、日中およびワークアウト心拍数を可能にします。（しかしワークアウト心拍数は2022年初頭に登場予定）。新しい赤色LEDは、2022年に登場する血中酸素測定（SpO2センシング）が可能になる予定です。夜間の心拍測定時には赤外線LEDが点灯し（2世代目にもある）、より深い計測が可能になります。
•温度センサー
2世代目には、NTCセンサーが搭載。きめ細かく正確な体温測定に使用されます。
温度測定値は差分として表示されます（上がったり下がったりしたこと）。
3世代目は、NTCセンサーと高度なキャリブレーテッド・センサーが追加されました。生理日予測などのウィメンズヘルス機能のリリースや既存の病気検出機能の向上を実現する可能性を持っています。より正確な計測のために人差し指にはめることを推奨しています。（しかし人差し指にはめるとスマホに当たって不便）。
•バッテリー
3世代目にはバッテリー節約機能が搭載されました。充電器も進化し、デザインはそのままに、色が変わるLEDライトを搭載し、充電状況が一目でわかるようになりました。
•メモリー
3世代目はメモリが32倍の容量になっています。結果、バッテリーの駆動時間を長くできるようになったみたいです。もちろんデータのサンプリング速度も向上し、データの正確さが増えたかも。ある人が、2世代目と3世代目を同時につけて、データの差を記録して発表していました。それをみるにつけ、データのずれはあれど、より正確になった！という実感が有るわけでもなさそうです。
まとめ
何度もOura Ringから「今アップデートすると割引するよ！」というオファーがきていてけっこう揺れたんですが、ちょっと考えたら、3万円ちょっとかけて、アップデートしたほどではないなぁーーーーというのがじっくり考えて出した暫定的結論でした。だって週１回くらいしかみないし、歩数やアクティビティはApple Watchでチェックしているし、目的って健康の向上や継続だから。とは言え、そのうち買い替えたくなるかもです。
ちなみにApple WatchとOura Ringを比べて記事もありました（※１）。睡眠のチェックに関してはOura Ringのほうが上で、アクティビティに関してはApple Watchのほうが上かなぁーというぼやっとした内容でした。
いずれにしろ、もっとちゃんと寝たほうが良いよ！、もっとちゃんと動いたほうが良いよ！というアドバイスをデバイスからもらえるってのがベネフィットなんじゃないでしょうか、このへんのヘルスケアデバイスから得られるものは。うーん、だんだん買い替えたくなってきました（笑）。
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参照
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