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2021.3.15 私がよく陥る「バイアス」6つ

3月15日(月)
先週金曜日の朝礼の中で、「バイアス」の話にちょっと触れました。
工場長も「正常性バイアス」の話がありました。
「バイアス」とは思考の偏りとか思い込みと言われますが、人間みんなが持っている脳のクセです。

「バイアス」の話は過去に何度かしましたが、今朝は、いくつかある「バイアス」の中から、私がよく陥るものを中心に深堀りしてみたいと思います。

そもそも人間は客観的に物事を見ることが苦手です。よく俯瞰しろとか鳥の目で見ろとか言われますが、なかなか出来ないですよね。
なぜできないのか?
それは「バイアス」が悪さをしているからです。

じゃあ、この悪さをするバイアスとどう付き合えばいいか?何とかしたいですね。
幸いな事に、どんな種類の「バイアス」があるか、結構分かっているんです。
まずは、ここを知っておくことは必要かと思います。
いくつかの中から、私自身もはまってるヤツを中心に紹介します。

①「正常性バイアス」
先日工場長が話した内容です。
こんだけ大きな地震が来て、津波警報が来てるけど、それでも大丈夫なはずだと脳の混乱を沈めるようとするバイアスが働いてしまいます。
これは生死を分けることもあるので、気を付けなければなりません。

②自己奉仕バイアス
他人がミスすると、その人自身に原因があると感じるんですが、
自分がミスると、自分ではなく別の事に原因があると感じるバイアスです。
自分を棚に上げるカッコ悪いやつです。

③確証バイアス
雨男とか晴女とか・・・
たまたま自分の仮説に一致しただけなのに、やけに重要視してしまうやつです。

④後知恵バイアス
「ほら、俺の言った通りでしょ!」
とか、「そうなると思ってたんだよ!」・・・って後出しジャンケンで知ったかぶるやつです。
逆に予測不能なのに、ああすればよかったのに・・・と後悔しすぎる事も後知恵バイアスです。

⑤信念バイアス
たまたま結果がよかったら、その過程まで全部良かったと思っちゃうやつです。
スポーツなんかでもよくありますよね。
結果よければ全て良し・・・みたいな。
逆に結果が良くいないと、過程も全否定してしまいます。
結構これやってませんか?

⑥ハロー効果
これもバイアスの一種です。
見た目がいい人だと、中身もいい人だと思ったり、
逆に見た目が悪いと悪人と思っちゃうやつです。

これ以外にも、頑固な人が陥る「保守性バイアス」とか、今の状態がずっと続くんじゃないかと思ってしまう「持続性バイアス」とかあります。

客観的とか広い視野を持つとは、結局こういったバイアスがあることを理解して、うまく付き合うということかもしれません。
他人を容認できるようになるために、また、自分を嫌いにならないようにするためにも、この”脳のクセ”とうまくつき合いたいと思います。

それでは今週もよろしくお願いいたします。

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