2024.8.12 いろんな意見との向き合い方 〜3つの意見 「自分」「世間」「正解」〜
8月12日(月)
パリオリンピックも先ほど閉会式が終わりましたが、みなさんどうでしょう、オリンピック見てましたか?
いろんな話題があったオリンピックですが、何が印象に残りましたか?
感動のメダルがいっぱいありました。反対に優勝候補なのに負けてしまったり、審判の問題もありました。
で、そんな話題の一つに誹謗中傷問題がありました。
SNSやヤフコメを見てると、本当に様々な意見があるなぁと感じると同時に、結構私の意見と違うなぁって感じました。
で、今日は「いろんな意見との向き合い方」について考えてみたいと思います。
世の中にはいろんな意見があって、しかも自分の意見が少数派で、世間の意見と全く逆ってこともよくあります。
若い頃は戸惑いましたが、今ではその向き合い方を考えるようにしています。
どんなやり方かというと、「意見」を大きく3つに分類します。
① 自分の意見
② 世間の多数派の意見(平均的な意見)
③ 絶対的正解(①と②とは別に存在する)
まず、自分の意見はしっかり持つ必要があります。
同時に、商売を成功させたり、社会で生きていくには世間の多数派の意見を知っておく必要があります。
そして自分と世間との距離感を理解することはとても大切です。
ただそれだけでは不十分で、絶対的な正解、理想的な正解はそれらとは別にあると考えて、その正解を追求することが必要です。
(この正解は常に変化していきます。)
実はこの考え方は、18世紀の「社会契約論」の「特殊意志」「全体意思」「一般意志」という概念に似ています。
ちょっと具体的として・・・
「理想のそば屋さんは?」みたいなことを考えてみます。
私の意見は、多少高くても本格的で香り豊かな蕎麦を提供する、おしゃれな店です。たまにチャレンジングな蕎麦を出してくれると最高で、「やまがた女子蕎麦」を始めた時のコンセプトがそれです。
一方、世間の多数派(特に地方)は、値段に厳しく、そこまでは香りを求めていないと思います。この違いが私と世間との距離感です。
さらに、理想的なそば店を考えると、未来の食文化を考えなければならないので、また違った視点が必要になります。
手打ちがいいのか?若年層をターゲットにすべきか?
すぐに正解は分かりませんが、自分の意見や多数派の意見とは違うかもしれないということを前提に、考える必要があります。
このように、3つの視点(自分、多数派、正解)で物事を考えることで、感情的にならず、様々な意見を整理して向き合うことができると思っています。
まだまだ私自身感情的になることもあるのですが、これからもこんな感じでいろんな意見に向き合っていきたいと思います。
それでは今週もよろしくお願いいたします。