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2024.5.27 「共同」で効率化する未来。

5月27日(月)
先週は仙台と東京のそば業界の方々といろんなお話をしてきました。
今日はそこで思った「共通の苦悩」の打開策を考えて行きたいと思います。


商売上みんなが抱えている「共通の苦悩」については、もう何度もみなさんにお話ししてきました。
例えば・・
・お客様がどんどん減っていく
・いろんな経費が爆上がりしていく
・値上げしたら買ってくれなくなった
・そして利益が溶けていく・・

もうみなさん聞き飽きてると思いますが、こういった問題がこれからさらに加速していくのは間違いありません。


そんな中、先週東京のそば粉屋さんから連絡をいただいたんですが、7月いっぱいで廃業されるそうです。
先ほどの「共通の苦悩」に勝てず、もう立ち行かなくなったということでした。

山形でも最近製麺屋さんが廃業されましたが、いよいよそば粉屋さんも・・・しかも身近で仲が良かった同業者が・・・ということで私自身かなりショックでした。

先週の火曜日には、近県の同業者ともお話ししましたが、5年、10年先のことは考えられないし、自分の代以降の後継者は考えていないようなことを言われてました。

我々の業界は、ここから5年10年でかなり淘汰されると思っています。
うちはそれに抗うために、想像を絶する設備投資を行うわけです。


で、生き残る道としては、やっぱり生産性を上げること以外は考えにくいです。
付加価値を上げることと、効率化をすることの両方です。
それができなかったところから淘汰されていく厳しい時代です。

付加価値については・・・
東京のいろんなそば屋さんとお話していて、ちょっと感じることがあったので、次の機会にお話しします。


効率化については・・・
これからはいろんなことを「共同」でやっていく時代になると思います。
「共通」の苦悩は「共同」で解決したいということです。
「共助」ですね。

例えば、
ファミマとローソンがライバルの垣根を超えて共同配送を一部で開始しました。我々も同じように、同業者や近い業者間での共同配送は考える価値があると思っています。

そば粉の製造に関しても、もっと同業者と連携して、得意なものを売ったり、苦手なものを買ったりすべきだと思っています。


なので、お客様の「困りごと」だけでなく、
同業者の「困りごと」をうちで提案して解決できるか?
うちの「困りごと」を解決してくれる同業者がいるか?

そのあたりを見きわめて連携することが、これからの世の中の生き残り方のように思います。


それでは今週もよろしくお願いします。


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