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2022.2.25 ジェンダーの視点と「やまがた女子蕎麦」

2月25日(金)
最近「ジェンダーレス」「ジェンダーフリー」というワードが、日本においても浸透してきてるなぁと感じます。つい最近までは海外の話かと思っていましたが、急にやってきたように思います。
どうしてこんな話をするかというと、「やまがた女子蕎麦」が3月1日から開始になるんですが、だんだんと定着してきた「女子蕎麦」との整合性をどうすればいいのか迷っているからなんです。

ジェンダー関係の用語をごくごく簡単に説明すると、もともとある「生物的な男女差」に対して、どうしても「社会的・文化的」に作り上げられた「性差」が存在します。この区別を無くそうというのが「ジェンダーレス」差別を無くそうというのが「ジェンダーフリー」という考え方です。

そういうことを考慮しながら、山形で女子蕎麦イベントを行うときにどう振舞えばいいか?というのが問題になってきます。


これに対する正解は、今のところ完全には持ちあわせていません。
それどころか、まだまだいろんな人の考え方に差があると感じているところです。
ただ、もともとの「女子蕎麦」の目的を思い出すと、「男性寄りの世界になっている蕎麦業界の門戸を女性にも広げたい」という考えだったんです。そば屋さんに行きたいけど行きづらいと感じている女性に、敷居を下げて男女バランスを是正したい・・・という考えです。
だとすれば、ジェンダー論的考え方に合致しているとも言えます。

ただ、やっぱり女性しか食べられないとなると逆差別という考え方も出てくるので、今回はルール変更をして「男性も食べられる」としました。
一番のメインコンテンツである「女子蕎麦セット」を、男性も食べられるということにして性差をなくしたという事になります。
そしてこれは、以前からご要望としていただいていた声でもあるので、今回10回目というキリのいいところでルール変更ということにしました。

まあ正直言うと、これが正解かどうかも分からないのですが、
今年は反応を見ながら、今後もずっと調整し続けることに致します。
社会が変われば、正解も変わるということかもしれません。
みなさんの意見も聞かせてください。


それでは本日もよろしくお願いいたします。

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