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Teslaが自動運転システム;FSDのサブスク価格値下げへ

Teslaが自動運転支援システム;FSDの無料トライアルを先月末に行っていましたが、サブスクでの提供価格を半額にするとリリースしています。
最近時でFSDのバックシステムのニューラルNWにシフトさせたこともあり、データ獲得と学習が喫緊のイシューとなっているようにも考えられ、ますますデータドリブンな企業に進化すべく動いてるように見えます。

1;TeslaのFSD値下げ

 4/13からTeslaは完全自動運転(FSD)ソフトのサブスク価格を値下げ。199ドル/月→99ドル/月とほぼ半額に変更、1Q決算に先立ってADAS普及促進を目指しており一環とみられる。ちなみに値下げ対象はサブスクのみで買切りVerは12,000ドルのまま
 今回の値下げ前にTeslaは互換性ある車両を持つ全顧客に対してFSD1か月無料トライアルを提供していた

2;FSDの機能

 FSDは特定条件における高度な運転タスクの処理を実行するADASで、車線変更/車両や建物周囲でのナビ/ドライバーのナビルート追跡などが対象
 24/03にはVer.12にアップデート(微調整)が行われ、FSDの市街地走行機能をアップグレードするとともに、完全にニューラルNW上で実行できるようになった
 Musk氏は保有者に対してFSD購入での車両価値向上を促し、2022年には[自動運転技術を開発できなければTeslaの価値はない]とまで述べている。長期的には自動車メーカーからデータ企業への進化を企図しているとみられる

3;データドリブン企業への脱皮

 FSD搭載車両の増加は獲得データの増加と同義でニューラルNWトレーニングや製品改善に利用しうるデータの活用が期待され、最近時に発表されたロボタク発表との関与も指摘される
 一方の懸念点として、FSDのアクセシビリティ向上によるユーザ拡大は意図しない事故を引き起こす可能性も増加させる…
 公式には[監視付きFSD]と呼んでおり、ヒトが監視して機能不全時にはドライバーが対応することを条件としている

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