Teslaの次世代急速充電Kit;V4ステーション
Teslaが次世代急速充電機と市助づV4チャージャーですが、欧州で設置されはじめてまして、23/7段階でオランダとフランスで2カ所だけですが…少しまとめてみました。現状でV4は600kW出力対応ができるところ、車両側での対応が整えば事業範囲も広がりそうです。
恐らく外部開放通じて出力対応の閾値設定に向けたデータを集め、それを基にソフトアップデートで一気に対応するものとみられます。
1;概要
Teslaが開発を進める次世代急速充電機で、現在は欧州(蘭/仏)に2台設置される。本国である米国でもメガソーラーやMegapackとの連携を想定したV4ステーション計画があるが設置はまだない状況。
2;充電機能
V4は現世代;V3と同じく250kW出力だが、理論上は600kW出力に対応できるが車両側(Tesla)での対応が未了な状況。マスク氏は過去に[充電機能の拡充は簡単で、現在250kWのを280→300→350に上げていくのは自然の流れ]と述べており、今はソフトウェアアップデートで対応する可能性もある
V3のアンペア数が425Aに対してV4は615Aとのことで出力変化はおよそ30%。ラベル表記によると出力は250kWながら、定格電流は615Aになると記載されている。
この設定は複数のメーカーに跨る電圧構造に対応するためで、将来的にはEV共通構造として800Vに移行される想定であり、充電速度の高速化をサポートする必要があると思われる。
3;デザイン
現世代のV2/V3と異なる外装で現行モデルよりも[高さがあり][横幅は薄く][設置面積は若干小さく]なる。Mega-chargerを踏襲して真ん中に開口部の無いソリッドなデザインとなっている。
ケーブルは開口部内側からでなく、台座の上側から出るようになり、より長いケーブル設置が可能に。マジックドッグの取付が若干難しい点が特徴…従来のマジックドッグは台座内側に設置され充電ケーブルドッキングが可能だったが、V4はケーブルが外側にあるので。
充電ケーブルは約3.0mで従来モデルの1.8-2.0mよりも長い。EVはメーカー/タイプによって充電位置が異なり、Tesla以外での利便性を担保するには一定長くないとNGなためと思われ。
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