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BYDが打倒Teslaの値下げ攻勢へ

BYDが打倒Teslaを掲げて年末商戦における値下げに打って出ました。
最大で20,000RMB(約40万円)の値下げ/インセンティブ供与で車種によっては車両価格の20%にも達する値下げ幅です。
ここまでの販売実績で相当肉薄しているTeslaとBYD、双方の販促が益々過激さを増しています。

1;BYDがTesla対抗で値下げ

 年末に向けてTeslaとの世界販売台数首位争いに向けてBYDもラストスパートをかけるべくの値下げを実施
 -対象車種;ほぼ全車種でメインはDynasty-ModelのQin/Han/Tang/Song
 -対象顧客;注文して前金を払った顧客
 -値引き;最大20,000RMBの割引(様々なインセンティブから選択可能)
 報道によると値引き施策には現金オファーが含まれており、購入後の還付方式で実質値引きが行われるケースもあるのこと。オファーの幅は3,000-10,000RMBで、ブランドの中でもOceanシリーズは対象外となる
 BYD担当者は[この割引は正式な値下げでなく期間限定のオファーであり、EVシフト加速を目指すもの]とした

 今回のプロモは様々なインセンティブで構成されるが、例えば下記のような例がある
 (Dolphin)注文し、2,000RMBの前金支払いすると、[9,000RMB割引]
 (Song Plus)同上で、[7,000RMB割引]
 また、顧客は0%金利などのローン優遇も受けることが可能
 ちなみに、Model-Yの競合と位置付けるSong-Lは11月の後半だけで1.1万台の予約を集めたとのこと

2;最近の状況

 BYDは10月単月で16.5万台のBEVを販売し、第3四半期では43.1万台を納入。同四半期のTeslaの納入台数は43.5万台と肉薄で、Teslaは2023年(CY)で180万台の納入に達する見込みとし、BYDがここまでで120万台を納入済み
 BYDのCEOは[今後3-5年の価格競争に向けた十分な準備ができており、市場シェアを獲得しに行く]と息巻いている

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