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Teslaが4680バッテリーの生産で1億個を達成へ

Teslaが4680バッテリーセルについて1億個の生産を達成したとリリースしています。
従来よりPanasonicと連携してバッテリー調達を進めていましたが、一部は自社のGiga-Factoryで生産をしていました。
今回のバッテリーは主にCyber-Truckに使われるようですがバッテリー生産量と販売予定量は相当に開きがありますが、これを交渉材料に使うのかもしれません。

1;Teslaが1億個目の4680セル生産達成

 9/16のX投稿でTeslaは1億個目の4680バッテリーセルを生産したことが明らかに。先立って8月にTeslaは乾式カソードを用いた高効率/安価な4680バッテリー(プロトタイプ)の製造も発表していた
 4680セルは2020年にBattery-Dayで発表した[46mm/80mm]の新形式セルで、Teslaが独自のセル製造に乗り出したのは初の試みで、Panasonicを始めとする他企業も製造計画を発表/実行していた
 ただ、生産拡大/量産体制の構築が困難で、ぶち上げから4年経った現在でも当時の目標には達してはいない…

 ちなみに生産にあたってTeslaのOptimus(ヒューマノイドロボ)がセル製造において[小さな]役割を果たしたとのこと
 当該セルの効果は[コスト改善][エネルギー密度改善][寿命改善]とされ。CTの価格競争力を強化する意図。一方でセル製造開始当初よりもEVバッテリーは供給過多に陥っており、自社生産については風向きが変わってきた

2;これまでの歩み

 累計生産データ自体は生産規模/活用範囲は見えないものの、過去14ヶ月で9000万個のセル生産を行っており規模は拡大している
 過去の到達点は[22/02=100万個→23/06=1000万個]の生産達成を発表。現在の生産はGiga-Texasで行われているが、初期にはCA州のパイロットプラントで行われていた
 適用対象はCyberTruckとみられ、活況を呈しているCT生産強化に伴う強化とみられる
 エネルギー容量は約100Wh、直近14ヶ月で約9GW/h相当のセルを生産。Tesla-CTに換算すると6万台強。生産セルの一部はMode-Yにも使用された可能性もある

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