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DJIが新型の電動バイク(MTB)を発表、市場席巻へ

中国のドローン/カメラ最大手のDJIが独自の電動MTBブランド;Amflowを発表しました。
従前プロダクトで培ってきた[検知][自動運転]などのCapabilityを活かしたMTBとなっており、乗車/運転体験を高度化するようです。
各国でまだ独占的な企業が出現していない電動自転車(特にMTB)市場にも徐々に中国企業が攻め入ってきています。

1;DJIによる電動MTBの発表

 中国のドローン/カメラ最大手DJIは7/3に電動MTB;Amflowブランドを発表。7/2にTiktok/Instagramで二輪製品の発売予告をしていた
 車体情報など未確定部分はあるがDJIの技術xデザイン力で[安価/クール/高機能]なMTBが市場に出ることに。機能的にはドイツ製のMidDriveに匹敵するモノが出てくることで、市場が激変するきっかけになるかと思われ。
 長年の研究開発の歴史が、トルク/バッテリー/タッチスクリーン/遠隔操作/充電器といった一連の機能を高度に結びつけたとする

 Amflow-ProductSpecialistのPeter Archer氏は下記のように語る
 -[MTBに情熱を傾けるエンジニアとして、eMTBシーンにまだ登場していない多くの技術革新を注込んできた]
 -[私たちは技術/知識/情熱を融合させて完成したAmflowをMTBコミュニティに紹介する。Amflowによりあらゆる地形がライダーにとっての開拓可能地になると確信している]

2;Amflowの概要

 Amflowは、DJIが殆ど全ての機能を担うMTBで超軽量のカーボンファイバーフレームを用いている。
(モーター)
 Amflowのモーターは全てDJI製で、会社によると[DJIのモーター/バッテリー技術/ソフトウェア開発における知見と経験がDJI Avinox Drive-Systemの開発につながった
 モーターシステムには複合遊星ギアセットが組み込まれ、[業界をリードするパワー対サイズ比]を実現したとのこと
 標準運転モードで850Wのピーク出力、ブーストモードでは最大1,000Wを出力する仕様で、トルクは[標準;105 Nm][ブースと:120Nm]となる
(バッテリー)
 Amflowのバッテリーは600Wh/800Whの2種類が用意されており、500W の急速充電器を使うと1.5時間で0%→75%への充電が可能。バッテリーは[重量;2.9Kg]と非常に軽量で、車体を合わせても19.2Kgの重量
(ドライブシステム)
 2インチのOLEDフルカラーコントロール内蔵タッチスクリーンディスプレイを使用
 ライダーはAvinox アプリでスマホ接続して[自転車セキュリティ][データの記録/共有][運転アシストパラメータの調整][自転車の状態確認]などが可能。Bluetooth 接続による利便性向上と、すっきりとしたハンドルバーのセットアップを実現する革新的なデュアルワイヤレスコントローラを搭載

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