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CATLの新製造拠点が開設へ

CATLが貴安に新しい工場を開設、製造能力も然りながら製造スピードの速さを売りにしたものとなっています。これにより世界最大で最速のLiBメーカーになるとのこと。
今後数年で製造ラインを増強して倍増させるとのことで、中国全体のEV輸出や他電動モビリティの基盤強化が着々と進んでいます。

1;CATLによる製造拠点開設

 10/27にCATLは貴州省/貴安新区にある新しい電池製造拠点の操業を開始、CATLの電力/蓄電池生産の最新拠点となる。
 広さは235エーカーを超える敷地で、2段階の生産プロセスを支える予定
 (1;既稼働で年間生産能力30GWh/費用は9.6億USD/自動化率95%といった特徴を備える[高い生産ペース/柔軟性をもつ高度生産ライン])
 (2;現在計画中、上記(1)と同等規模になる想定)
 CATLによると[材料供給~完成品]のプロセスは[1セル=1秒][1バッテリーパック=2.5分]とのことで、CATLは[世界最大/世界最速]の製造能力を持つLiBメーカーになるとのこと

2;CATLの状況

 CATLのLiB市場におけるシェアは30%を超え、引き続き最先端LiB技術の開発/生産をおこなっている。現在開発中の[Qilin-Battery]はZEEKR-EV(輸出用EV)に搭載され始めており、eVTOLへの搭載も計画されている
 23/08にはHuaweiと組んで独自のEV企業を設立、同社製品の搭載を進めている。ShenXingと呼ばれるLFP電池を発表、1回10分の高速充電で400kmの航続距離を回復可能という代物

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