Mercedesが欧州重電メーカーと組んでマルチ規格対応の急速充電網を北米で整備へ
Mercedesが欧州で連携しているEV充電メーカーと連携して北米での急速充電NW拡充を表明しました。
IONNAでの充電NW整備も狙いますが、自社での急速充電網整備も同時に進めて顧客の充電体験向上を先んじて狙うようです。
1;Mercedsが充電器メーカーと北米でNW拡充へ
6/13にMercedesはプ州のEV充電器新興;Alpitronic社との新たなパートナーシップの締結をリリース。
北米の充電インフラ拡大に向けた投資の一環(10億ドル)で、米国で現地製造された400kWのEV急速充電器を設置。導入するHYC充電器はAipitronic社の米国法人;ウィスコンシン州の現地施設で製造(現地雇用/米国での製造力保持への貢献を強調)
両社の経営陣は下記のように欧州での成功を北米に移植する点を強調している
(Merceds高出力部門CEOのAndrew Cornelia氏)
-[次世代充電には品質ギャップを埋める必要があるが、それは充電器での顧客体験が起点となる]
-[Mercedesの高出力充電網を拡大する中、重要なインフラと背後の労働力双方に投資しており、最速の充電速度を備えた製品設計だけでなく、労働力投資にも同様に取り組んでいる]
(Alpitronic Americas;CEOのMike Doucleff氏)
-[両社の提携は自然な流れで品質/信頼性/デザインで共通価値観を持ち、Mercedsは高級感とパフォーマンスの基準を設定し、Alpitronicは最高なデザインのEV充電ソリューションを提供する]
-[欧州での成功に続いて我々はともに北米市場に進出し、同様の顧客体験を米国にもたらせることを嬉しく思う]
2;両社の動き
Alpitronicはイタリア発祥の急速充電機器の開発/製造に加えてソリューションを提供、欧州自動車OEMと関係性が強く23/11には米国本社をノースカロライナに設置
主力商品の[Hypercharge 400]は最大400kWの充電を提供し、幅広い出力電圧範囲をサポート。また、最大200kWで2台同時にEV充電が可能。充電規格はCCS1/CC2をメインに提供するが、北米ではNACSにも対応するとのこと
MercedesはBEV普及を見据えて次世代バッテリー開発/充電インフラなどの意向サポート技術に多額の投資を実施
23/11に米国法人本社;アトランタ郊外で北米初の自社ブランドの充電ハブをオープン、[30年までに2500台の急速充電器/400ヶ所のハブ]を整備する一環。7社の自動車OEMで構成される充電インフラJVである[IONNA]にも参加しており、こちらを通じて北米で3万台の急速充電器を設置する予定
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