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Teslaが本年の成長鈍化対応でレイオフ準備へ

Bloombergが入手したTeslaの社内メールによると本年度のレイオフ準備が進んでいるようです。
先般の決算説明会でも2024年の成長鈍化を警告しており、新型EVのリリースまでは雌伏の時となりそうです。

1;Teslaによるレイオフ準備

 Bloomberg報道によるとTeslaは人員削減に向けてマネジャー陣にチームの重要人材の特定をするように求めているとのこと。
 匿名関係者によると[マネジャーはチームメンバーの可否を二元評価するように迫られている]とのことで、更に別の関係者によると[Teslaは一部従業員の半年ごと業績評価を停止し、各職務に対して一行文(その職務、要るの要らないの?!)を送信した]という
 
 Teslaは積極的な人員確保による雇用の非効率性を理由に人員削減を正当化してきたが傾向は年々鈍化。2022年に従業員は29,000人増加したが、2023年には12,000人の増加に留まる
 社内の士気は株式報酬の停止/年間給与の上昇停止/福利厚生の低位維持などで停滞している…

2;Teslaの24年度見通し/計画

 Teslaは2024年に[約100億ドルの設備投資][研究開発費は45億ドル]を予定しており、従業員は140,000人にまで拡大。先般の決算説明会では[新型タイプの車種への準備で成長が鈍化する可能性]を警告したことでレイオフの可能性は高まっている
 EV市場全体は値下げ/マージン低下への影響があっても需要鈍化。Tesla1社が鈍化するわけではない点も注目必要
 むしろTeslaはEV需要維持に向けた必要な価格引下げを行うため、継続的にコスト削減の取り組みを行っているとされる

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