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Spotifyが車載デバイス;CarThingのサービス稼働を永久停止へ

音楽配信PFのSpotifyが展開するインフォテイメント用車載器であるCarThingsについて本年12月を持って完全クローズすると利用者にアナウンスしました。
CarThingsはスマホのSpotifyアプリと連動して車内で楽しめる車載器で2年前に発売され、半年程度で発売停止となった代物でした。
インフォテイメント機能を持たないカーユーザをターゲットにしたものでしたが、価格やクルマ側での改良で売れ行きは不芳だったようです

1;Spotify発のCarthingの稼働停止

 5/23にSpotifyは[CarThing]を購入した顧客に対して端末が24/12以降に動作(稼働停止)しなくなることを購入者/顧客に通知
 端末自体は22/07に製造中止し、その時には販売ユニットへのサポートは継続すると。製造中止時には[製品需要の低さとサプライチェーンの問題]を掲げていた
 22/02に公開されたCarThingはユーザのスマホ/Spotifyアプリに接続して車載サウンドシステム経由で音楽ストリーミングをするもの。主に車にインフォテイメントの機能を搭載していない所有者を対象に開発された(価格は90ドル)

2;Spotifyのコメントなど

 Spotify公式は下記のようにコメントしてCarThingの無効を宣言
 -[米国でのCarThingの目標は、人々が車内でどのように音楽を聴いているかを更に知ることだった]
 -「22/07に生産停止すると発表し、今デバイスに完全に別れを告げる時が来たと感じている]
 -「全てのデバイス無効化まで半年以上の猶予期間を設けているので購入者には申し訳ないが対応してほしい]

 サポートページでは、ユーザーに対して下記対応を要請している
 -「デバイスを工場出荷時の設定にリセットし、地域の電子廃棄物のガイドラインに従ってデバイスを安全に処分してほしい]
 -「今回の動きは"製品提供の合理化"の一環であり、残念かもしれないが新機能/機能強化の開発に集中していく]

 ちなみに、[CarThingの代替/新バージョンをリリースする予定はない]ともしておりHW市場への参入は当分なさそう

3;その他

 CarThings端末はニッチな市場開拓に成功したが、事業に値留守収益を得られなかったとみられる。一部SNSでは購入品の返金要求する人も出始めている

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