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VolvoがBMS利用で充電時間を30%減へ

Volvoがバッテリー新興企業と連携してEVの充電時間を30%短縮することに成功したとのことです。
今回、英国のBreathebBatteries社と連携しての検証結果で、今後の搭載は不明確ですが時期EVとの互換性はあるとのことです。
こと供給網がフォーカスされるバッテリー関連ですが、BMSに関しても張る必要が高いと思われます。

1;VolvoのEVにおける充電時間短縮

 Volvoはbreathebatteries(BB社)と連携して自社EVの充電時間を30%短縮することに成功したとリリース。BB社のBMSをVolvoが自社開発したバッテリー管理PFに統合、EV充電技術のパフォーマンス向上を実現したとのこと。
 BMSではエネルギー密度/航続距離を維持しつつ、充電時間を30%近く短縮。充電時間の短縮とバッテリー品質の維持で、バッテリーの寿命を長期化することに貢献する
 BMSでは従来の段階型の充電でなく、適応充電機能を使用して動的にバッテリーを制御。アルゴリズムを使用してバッテリー状態に合わせて充電プロセスを管理、性能/寿命に悪影響を与えるリチウムメッキのリスクを回避する
 
 BB社に対してはVolvoのCVCであるVolvo cars tech-fundが投資実行、シナジー発出の一つの事例に
 Tech-FundのCEOは下記のようにコメント。
 -[急速充電での時間短縮は電動モビリティの使い勝手を良くし、より多くの人に使ってもらえる基盤となる]

2;今後の導入

 VolvoはBB社のBMS搭載に関するスケジュールは未定とする
 ただし、Volvoの次世代EVで使用されるハードウェアと互換性があり、バッテリーパック設計の変更/追加材料の配置などが不要

3;BB社とは

 バッテリーの残量に応じて適合給電を行う充電制御ソフトウェアを開発/実装する新興企業。
 BB社のBMSはハードウェアの変更をせず、バッテリー容量の向上/効率化を図ることができる点に強みがある。また、LiBの寿命内で2倍以上の使用が可能になることを売りとする(高速充電での時間短縮も可能)
 直近の資金調達は23/10にLowercarbon Capitalが主導したラウンド(Series-A)で1,000万ドルを調達。ポスト評価額は4600万ドルで、これまでに2180万ドルを調達してきた

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