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縁の下の力持ち!すずかんゼミの強みとその裏側【慶應SFC「鈴木寛研究会」】

ご無沙汰しております!色彩あふれる紅葉の美しさに心弾む季節となってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
慶應義塾大学SFC鈴木寛研究会(通称 SFCすずかんゼミ)の広報部です!

2020年も残すところ2ヶ月を切りました。今年1年を何もなかった年とは言いたくありません。そこで、ゼミ生同士で学びを少しでも最大化するべく、様々な工夫がなされてきた中から…

今回は、秋学期ゼミ生インタビュー第2弾ということで総務部の阿部将貴部長と瀧澤美音さんへのインタビューです。「すずかんゼミの当たり前を作ってたの!?」そんな、まだまだ知られていない総務部の縁の下の力持ちな部分を語ってもらいました!

📢 お知らせ 📢
今学期から、新しいチャレンジとして「instagram Live」をはじめました。
そこでの内容を、このnoteでまとめています。
15分で聴けちゃうコンテンツになっているので、どんな人が喋ってるのか気になったらチェックしてみてください!
📷 instagram

話し手🗣 阿部 将貴 (2020春,秋学期総務部長,ゼミ3期目)      

     瀧澤 美音 (2020春,秋学期総務部員,ゼミ2期目)                

聞き手👂 石井 彩和子 (広報部,ゼミ2期目) 


総務部って?


ーー 総務部ってどういうことをやっているんですか??

阿部 総務部は、基本的に他の部がしないことをしています。

瀧澤 と、言いますと!?

阿部 そもそも、すずかんゼミは所属するゼミ生がゼミ運営だったり、授業でどんなことをやるのかっていう設計だったりを決めているんですよね。もともと大学ってそういう成り立ちで、学生たちが集まり教授を国内外から呼んでくるところでした。それに倣って、同じような形で運営しています。その中でも総務部というのは、名簿の作成、各授業後に意見を募るフォームの作成、あとはゼミの見学手続きやご案内をしています。

瀧澤 私は、2020春に入ゼミして以来、総務部に所属しているのですが、先ほどもあった通りすずかんゼミの大きい特徴である学生自治には、「そんなところまで私たちやるん?」って驚きました。逆に、先生方には授業の時に教えていただいている分、「他のところでなるべく負担かからないように自分たちで頑張ろう」っていう精神がそもそもすごいなって。


ーー 他の研究会ではSAさんがやるようなことから授業設計まで、生徒主体でちゃんとできているのがすずかんゼミの魅力ですよね。では、お2人は総務部の活動を通してどんなことを学ばれていますか?

瀧澤 総務部は何でも屋さんというか、タスク系が多いので、どうやって回していくよとか、どうやってみんなで割り振るよとか、身についたかなと思いますね。

阿部 そうだね、車でいうと車輪だと思うんですよね。方向とかは決めず、他の部が行き先を決めたら、「その指示通りちゃんと車輪を向ける!」っていう。僕らがするのはそういうことなので、"何事もどう効率的にやっていくのかというスキル"が得られる。結構ね、ゼミ生の知らないところでも活躍しているので、まさに縁の下の力持ち的なところありますね。


1番の学びポイント


ーー 先程のお話を聞いていて、総務部の方々がいらっしゃらなかったらゼミ運営がスムーズに行えないって思いました。そんな総務部さんが手がける「振り返りワーク」というのがあると思うのですが、ズバリどういったものなのでしょうか?

瀧澤 振り返りワークというのを、今学期から導入しています。もともとは、なんていう名前だったけ(笑)

阿部 もう忘れてるよね、もはや。授業アンケート!?ゼミ生が自身で授業内容を考えるので、「今回の授業は〜〜だった」とか「次回はこういうことやりたい」とか考えるのが授業アンケートだったんだよね。

瀧澤 そう。でもやっぱりアンケートじゃなくて、自分たちで主体的に授業を作っていかなくちゃいけないし、次のnext actionにつなげるために、任意感のあるアンケートから、課題感のある振り返りワークというのにしました。

阿部 そうそう、そんな経緯がありました。

瀧澤 で、どんなことを書くかというと…先生やゼミ生の話を聞いて内省したこと、自分をどういう風に振り返ったかということ。あと、例えばゼミでは年表ワークっていうのをやるんですけれど、それぞれが決めたテーマやその理由。最後の方には、次からの授業でどんなことやりたいの?とかで、みなさんが熱い想いを書いてくださったりして嬉しいなというところです。


ーー 実際に、その振り返りワークをやってみて、内省を以前よりさらに深く言語化できるようになりました。授業から学んだことをゼミ生同士で共有できるようになったのをひしひしと実感しています。

瀧澤 今回からの大きな特徴は、slackというコミュニケーションツールの個人チャンネルで「今日こんなこと考えた」みたいなことをフラットに呟いて、先輩後輩同士でアドバイスしあえるいい機会がありますね。(振り返りワークを通して、)言語化することがちゃんと習慣になって、みんなの学びが深まるんじゃないかなと思っていて。

阿部 なんか、すずかんゼミ入る前に思うことランキング第1位っていうのが「結局、このゼミ何やっているんだ?」ということで。まあ、確かにそれぞれ色々やってるんですけれど…1番のメインディッシュは、みんながこういう社会が作りたいっていうソーシャルプロデューサーを目指しているので、そのために今何をやっておくべきかっていうことで突き進んでいるゼミ生が多いんですよね。それをどう実現させるかみたいなのを授業でやっています。

瀧澤 答え方がさすが部長!

阿部 そうなった時に、前進していくのももちろんですが、人間って一方でめちゃめちゃ弱い生き物なのでフラジャイルっていう弱い部分や改善点とどう向き合って、今後活かしていけばいいのかっていうのをやるわけです。その時に、瀧澤が言っていた内省や振り返りを大切にしていて、それを言語化する時にやるのが振り返りワークとなっています。


コロナ禍での新しい授業のあり方


ーー 自分自身ハイブリッド授業を受けていて、実際に対面授業にも行ったのですが、そこでコロナ対策ルールっていうのを総務部が作成してくださり、読んでから参戦しました。そのコロナ対策ルールについてお聞きしたいなと思います。

阿部 今期のすずかんゼミは、全12回のうち7回をハイブリッド授業(対面の授業の人とオンラインの授業の人が同時に1つの授業を受ける)という試みに取り組んでいます。その中で、対面の授業を受ける際のルールづくりとして、席の配置、授業前の検温などを学期始まる前から考えてきました。「対面授業に参加する皆さんが守るべきルール」と「授業を実施する執行部が守るべきルール」の2つがコロナ対策ルールになります。

ーー コロナ対策ルールを作る上で、ゼロから作るのってなかなか難しかったと思いますが、何か参考にしたことってあるんですか?

阿部 そうですね。まずは、今学期から対面の授業を再開した慶應大学のルールと、もう1つは文部科学省が各大学に通達しているものを参考にしました。それをさらにですね、厳しくと言いますか、1段階感染拡大防止につながるような試みを加えた上で、ゼミ執行部が承認して実施しているというのが現在のところですね。


ーー 総務部が"安全面"と"授業の質"という両方の板挟みみたいになると思うんですけれど、それをベストな状態にするために工夫していることってあったりしますか?

阿部 まず、事前の出席で、「〜〜さん来てください」と声をかけるのではなく、振り返りワークを通じて希望を聞きます。

①安全面

対面で参加するメンバーに関しては、授業前に体調管理を記入してもらって管理できるようにしています。もちろん感染拡大防止に努めるのは大事なことですが、万が一誰かが感染してしまった時にパッと経路を追えるようにしています。

②授業の質

対面での実践的なコミュニケーション、廊下でのない気ないやりとりも同じコミュニティに属してるからこそ楽しめると思います。だから、それも最大限できるように、7 / 全12回はハイブリッドで進めていくという方向になりました。

瀧澤 そうですね、ゼミの会場に入れる人数が限られているので、うまい具合に割り振る工夫もしています。それこそ新規生には多めに参加するチャンスをあげたり、なるべく全員が一回は対面参加できるようにしています。


ーー 総務部なしに対面授業はできないと思いますし、本当に縁の下の力持ちだと感じました。

阿部 最後に!1個特徴なのが、対面参加するゼミ生に課すというだけではなく、授業をする側の執行部にも課すんですよね。いわば、憲法と法律みたいな関係ですね。さらにいうと、それを取り締まる部隊とかもなくてはいけないのかなと思ってなのですが、みんなが従ってくれてリテラシーも高いので助けられています。


ーー ゼミ生全体で協力していかなきゃいけないところですね。今回は、総務部を代表して、お2人にお話ししていただきました!いつもありがとうございます!

さて、すずかんゼミでは今学期も、オンライン授業の見学を歓迎しています。noteにしか掲載されていないので、このページの一番下にある「見学希望フォーム」からお申し込みお願いします!お待ちしています。

*紹介者のところには「noteから」とお書きください

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SFCすずかんゼミとは、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスを拠点とした卒近代におけるソーシャルプロデューサーの養成を目指すゼミです。鈴木寛教授の元に集った約60人のゼミ生が多様なプロジェクトを遂行しながらPBL(Project Based Learning)を行い、学び合っています。

2021年1月13日(水) 18:00〜19:30にすずかんゼミ説明会を開催します!春学期の新規生志望、高校生、教育関係の方、メディアの方、ゼミに関心がある方ならどなたでもご参加いただけます。

すずかんゼミの考え方から具体的な年間スケジュールまで、丸っと90分ですずかんゼミを知ることができる機会です。もちろん、鈴木寛先生もご登壇予定!お申し込みはこちらから!


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