”成功者は「今を生きる思考」をマスターしている”を読んで
文筆家の千田琢哉氏の著書「成功者は「今を生きる思考」をマスターしている (かや書房)」の紹介と感想です。
著者のプロフィールは以下の通りです。
プロローグから衝撃的です。
本書の構成は以下の通りです。
ACT.1 今を生きるための極意
ACT.2 今を生きるためのお金
ACT.3 今を生きるための時間
ACT.4 今を生きるための人間関係
ACT.5 今を生きるための決断
章立てを見ても分かるように、「今を生きるための~」がキーワードです。
すべての成功者が大切にしているのは皆に平等に与えられている「時間」であり、その使い方により「人生が成功するか、どうか」が決まる。その際最も重要なことは、「今を生きる思考」である。
よく「過去は変えられないから、今を生きろ」と言われるが、著者は「成功すればどんな過去でもプラスになるから、成功しろ!」と言う。また、「努力すれば頭がよくなる」ことはなく、「頭が悪いなら、それを自覚して他の分野で勝負をしろ!」と言う。頭が悪いのに頭を良くしようとトレーニングをすること自体時間の無駄だから。例えば、人を笑わせるのが得意であれば、そこを徹底的に伸ばすほうが、限りある人生を有意義に生き、成功者へと近づくことができる。
特に心に刺さったストーリーを、各章立てから1つずつ紹介します。
ACT1. 今を生きるための極意 より
・「継続せねばならない」という強迫観念が、継続できない理由。
→肩の力を抜き三日坊主を続けいけば、継続できるものにいつか出逢える。
ACT2. 今を生きるためのお金 より
・他人の半分の努力で他人の倍以上成長した能力に、徹底的に投資する。
→投資の失敗を避けるためには、勝負する土俵の分析が必要だ。
ACT3. 今を生きるための時間
・生涯賃金を早く稼ぎ終えると、時間の概念が一変する。
→勝ちやすい土俵で勝ち続ければ、独立後10年以内に生涯賃金を稼げる。
ACT4. 今を生きるための人間関係 より
・人間関係を長続きさせたければ、会う頻度を減らす。
→付かず離れずを徹底することで、自分の価値が勝手に高まる。
ACT5. 今を生きるための決断 より
・負けを認めることで、人は自由になれる
→負けを受容して自分の役割を認め、使命に没頭することで、人生が拓ける。
命は有限であるから自分の得意な勝負し、寿命を無駄にすることなく「今を生きる」ことに集中せよ、という思想が根底にあります。
著者の言い回しは少しきつめに感じるかもしれませんが、本音で語ってくれています。意外と身近にある成功者の習慣を見習って、肩の力を抜いて充実した時間を過ごしていこう、と感じさせてくれる本です。
http://www.suzuki-kokusaihomeoffice.com
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