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全く興味のなかった業界で自分に合った会社を見つけた話


新卒としてフィードフォースに入社して約半年が経ちました。
広告運用事業部に配属になり、学びを深める毎日が過ぎていく中で、ふと「自分の就活は間違っていなかったな」とよく感じます。

正直就活を始めたころはWeb広告・Webマーケティング業界なんて全く考えていませんでした(むしろ”広告業界”に悪い印象があったので避けてすらいました)。
それでも「ここだ」とフィードフォースを選んで、入社して、働いたうえで「やっぱり間違ってなかった」と思うって、結構すごいことじゃない?と思うのです。

改めて自分の就活をふりかえってみると、企業を「業界」ではなく1社1社に固有の「特徴」で見たのがよかったのではないかな、と思います。
今回はそんなわたしの就活について記録します。これから就活を始める人や、就活をどう進めればいいかわからない人にとって、何かのヒントになれば幸いです。

ただの大学生が「就活生」になるために必要だったこと 

はじめ、わたしは「とりあえず名前を聞いたことのある企業の説明会に手あたり次第に行ってみる」ことで就活をしている気になっていました。就活をどう始めればいいかなんてわからなかったし、就活=説明会に行って企業の説明を聞いたり面接を受けたりすること、といった漠然としたイメージがあったのです。

目的なく参加する説明会では、もちろん得られるものは多くありませんでした。どうもすべてが自分からかけ離れているように感じて、どんな説明を聞いてもぼんやりとしたイメージしかできなかったことを覚えています。

改めて考えると、足りなかったのは自分が社会に出て働くことへの具体的なイメージなのではないか?と気づきました。
自分にとって働くとはどういうことか?どんな企業で働き、何を実現したいと思っているのか?ここがまだぼんやりとしていたので、自分と企業を結びつけることができなかったのでしょう。

そこでわたしは、まず「自分はどう働きたいのか」を考え直すことにしました。
就職したその先で何を実現したいかがはっきりすれば、道も自ずと決まると思ったのです。


大事なのは業界や業種ではなく、自分が「楽しんで働ける」かどうか 

わたしは働く上で「楽しむこと」を大事にしたいと思っています。
理由は簡単で、大学生時代のアルバイト経験がどれも楽しいものだったからです。
4年間でいくつかのアルバイトを経験しましたが、書店での接客の仕事も、玩具量販店での品出し作業も、わたしにとっては常に楽しく充実感を得られるものでした。

友人の中には働くことが苦痛だと嘆く人も多くいたため、わたしは、「楽しんで働く」という感覚を知っていることがどれだけ幸せで尊いことかも理解していました。
その上で、この感覚をすべての人に共有できないことを歯がゆくすら思っていたのです。

これを踏まえて考えてみると、これまでのように自分が興味を持てる分野の中で誰かのために楽しく働けるなら、それが最も理想的だと思いました。

では、自分はアルバイトのどういう状況を楽しいと感じていたのか?
より具体的なイメージのために、更に考えを深めてみることにしました。

その結果、自分が得意だと思っていることを仕事の中で活かせたときに「楽しい」を感じていたのではないか?と思い至りました。

特に、接客時にお客様の課題解決に寄与できたときに感じる「楽しい」は格別だったように思います。お悩みや相談事をお聞きして、自分の持つ知識やノウハウでサポートし、解決へのお手伝いができたときの記憶が、たくさんの喜びとしてわたしの中に残っているのです。

例えば。
書店でアルバイトをしていたとき、あるお客様に声をかけられ「写真集がほしい」とご相談をいただきました。入院中のお母様にプレゼントする写真集を探しに来たは良いものの、どれが良いのかさっぱりわからないそうなのです。
ぴったりの1冊を探すお手伝いをさせていただくために詳しいお話を聞くと、さらにたくさんの事がわかりました。写真集をプレゼントするお母様は、美しい景色を見るのが好きで、旅行もお好きなこと。心に響く名言を大切にする方であること。
そこで、絶景の写真とともに心が元気になる言葉が紹介されている写真集をご紹介しました。
お客様は、「まさにこんな写真集を探していた」と喜んでくださり、「相談してよかった、ありがとう」と言葉をかけてくださったのです。
このときの"自分がお手伝いできた"という成功体験やいただいた言葉は、今でも大事な思い出です。

これには、自分の得意分野が課題解決だと思っていることも関係しているはずです。
わたしは、何かに悩んだ時や友だちから相談を受けた時、ただ一緒に嘆き落ち込むのではなく「どうすればこの状況を解決できるか」を考えられる点を自分の強みだと思っていました。
他でもない自分の強みを誰かのために活かせるという喜びが、仕事のやりがい、つまり楽しさにつながっていたのです。

このように自分の長所を用いて楽しく働くためには、それを実現できる環境が必要不可欠だと思います。
自分はどんなときに最も長所を生かして働くことができるのか、それがわかれば、最大限持てる力を活かした働き方ができるはずではないでしょうか。

わたしはここではじめて、働く上で大事にすべきなのは業界や業種などの表面的な情報ではなく、自分の特性と企業の特徴がマッチしているかどうかなのだ、と気づいたのです。

予想外の業界との出会い…なのに感じたかつてない可能性 

企業が「自分に合うか・自分の長所を生かせるか」を考える際に重要視したのは以下の軸でした。

・企業理念や事業に共感できること
・チームワークを大事にしていること
・お客様の課題解決に自分が貢献できるシーンがあること
・新しいことを学びつづけていける成長環境があること
・人や企業の雰囲気そのものが自分とマッチしていること

これらは、どういう場所でなら自分の強みを活かし楽しく働けるかを考えて決定したものです。

企業理念や事業に共感できることは大前提として必要でした。自分の仕事に納得と誇りを持てずに働くことに意味などないと思ったからです。
そして自分の長所を活かせる場所の条件としてその他4つの軸を挙げています。チームワークと成長を大事にしながら課題解決に関われる環境と、その環境の雰囲気が自分に合っているかどうか。

わたしの就職活動とは、いわばこの軸にぴったり当てはまる企業に出会うための旅でした。
そんな中で、フィードフォースと出会ったのです。

エージェントに渡されたフィードフォースの求人票を見たとき、わたしは見慣れない単語に目を白黒させました。”データフィード事業”、”デジタル広告関連事業”、”ソーシャルメディアマーケティング関連事業”……データフィードってなんだ?広告?マーケティング?業界で選ばないなんて言いつつ、広告業界ってハードなイメージがあるからちょっと避けていたんだけどな……などと思った記憶があります。

しかし、それでも、その下に書かれていた”会社特徴”から目が離せなくなりました。「テクノロジーでビジネスをより効率化し、ビジネスをより創造性のあふれるものに変えていく」「正解のないものに向き合うために、『まずやってみる、そして考え、走り続ける』」。
そこに書かれていたことが、なぜか初めて見た気がしないほど自然に自分に馴染むような感覚があったのです。これはなんとなく避けていた業界だからなどという理由で嫌煙するのはもったいない、まずは説明会に行ってみよう!と思いました。

「ここでなら実現できるものがある」と思えたことが後押しに 

説明会でフィードフォースの説明を聴いて、感動したことを覚えています。

それは、フィードフォースの特徴が自分の軸とマッチしていたから、という理由だけではありません。
改めて聴いたフィードフォースのミッション「『働く』を豊かにする」に心から共感したからです。

「『働く』ということは、人生の大半の時間をかけるものである」
「だからこそ『働く』ことは創造性にあふれる楽しいものであるべきだと考えている」
「フィードフォースの存在意義とは、ビジネスの本来的な喜びを自分の手に取り戻すことのお手伝いをすること」
このようなミッションについての詳しい説明は、説明会で最初にお話しされたことだと記憶しています。

わたしは、働く上で「楽しむこと」を大事にしたいと思っていました。
わたしは、「楽しんで働く」という経験をすべての人に共有できないことを歯がゆく思っていました。

でも、ここでなら、楽しんで働くことができるのではないか?
しかも自分以外の誰かの「働く」を楽しいものにするお手伝いまでもできてしまうのではないか?
それってとても素晴らしいことなのではないか!?

そう思ったのです。

自分が価値を感じている考え方が企業として実現していきたいこととマッチしていたことに、この上ない魅力を感じました。
そして、わたしもここで「『働く』を豊かにする」力の一端になりたいと思い、入社を決めたのです。

以上、就活中の自分へ 入社後楽しく働く自分より

入社して数ヶ月経って、入社後ギャップを感じることはないなと思っています。
むしろ、就活当初はまったく考えていなかった業界で、日々課題と学びに直面しながら楽しんで働けているのです。

これは、業界だけにとらわれず、すべての行動のもとになる企業の理念・価値観から「自分に合うか」を意識し就活を進めたからだとわたしは考えています。

就活とは何をするものかよくわからず、ただ広すぎる説明会場を右往左往していた過去の自分に、「自分はどう働きたいか」から考えるといいよ、と一刻も早く伝えてあげたいのですが、それには少し無理があるので……。
もし過去のわたしと同じ状況で就活に行き詰まっている人がいたら、この考え方を伝えられたら良いなと思っています。その一つの手段として、この記事が届くようなことがあれば幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またどこかで。

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