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新卒研修のおかげで部屋が綺麗になった話

こんにちは。すずかまです。

記事としては初投稿です。

20卒として会社に入社して1か月が経ちました。弊社では4月初日から完全リモート研修がはじまり、同期たちと協力しつつ課題や研修をこなしていく日々です。

研修とは、本配属に向けての基礎を固め、今後の成長の土台を作ることだと思います。実際その通り、今後の仕事で活躍できるようにという心構えで研修を受けていた私は、しかし、研修で得たものが私生活にもガンガン影響を与えていることに気づきました。

そう。なぜか、就職前より部屋が綺麗になっているのです。
今回はそれを記録したいと思います。

部屋が綺麗になった=「後回し」をしなくなった

今回私は「研修を受けたから綺麗好きになった→部屋が綺麗になった!」と言いたいわけではありません。

むしろその辺のマインド(部屋はできるだけ綺麗なほうが嬉しいし、でも同じくらい片づけは面倒臭い、という感じ)は正直今も昔もそこまで変わっていません。

では何が変わったのか。
簡単に言うなら、「何でも後回しにする」という悪癖を改善できた、ということです。

その結果、今までずっと後回しにしてきた部屋の片づけというタスクに向き合うことができ、地獄のようだった部屋が綺麗になっていくという成果に結実した。

つまり、研修中に得た気づきが実際の生活における行動変容に繋がったのです。

それに必要だったことは、課題やタスクの優先順位のつけ方の見直しと、適切な処理方法への気づきでした。

部屋の片づけは「一番優先度の低いタスク」だった

私たちはだれでも、食事や風呂など生活に絶対に必要なタスクの合間に「やるべきこと(学校の課題や家の手伝い)」・「やりたいこと(動画視聴や読書などの娯楽)」をすることで一日を過ごしていると思います。意識している・していないにかかわらず、自分の中での優先順位に従って行動しているのではないでしょうか。

私にとっての「部屋を片付ける」は、迫る期限や緊急性がないがゆえに最低の優先度ランクに位置付けられていました。期限や緊急性がないということは必要性もそれほどないということ。であればいましたい娯楽を優先しよう、という流れで、延々と後回しされていくことになっていたのです。

もちろん、改善したいとは思っていました。しかしそのたびに誰にも迷惑をかけてはいないから必要ないのでは?と悪魔が囁いてきます。
優先度が低いなら必要になったときにすればいい。月に1回くらいは大掃除をしているし、友達が来るとなればその前日に片付ければ問題ない。いままでそうやってきたし、実際それで困ったこともほとんどないじゃないか、と。

ここが一番の問題でした。必要なこと・やりたいことはする。でも、必ずしも今現在必要でないことは無理にはやらない。このスタンスで生活していたからこそ、私の生活は部屋の片づけのみに限らず「後回し」で溢れていました。

いろいろ考えても、結局「必要になったらすればいい」に思考が戻ってきてしまいます。
今までずっと、私にとっての妥協点ともいうべき最適解はこれだったのです。

研修を経て気づいたこと2つ

では、そんな私がなぜ部屋の片づけができるようになったのか。
きっかけは、私が研修で得た2つの学びにありました。それは、

① 自分は『期限が近いかそうでないか』でしか優先度を測っていなかった

② 達成のために設けられた期間が長期的で現段階では優先度の低い課題であっても、前もって少しずつ進めておくことで効率的に進めていける

この2つです。

私が今受けている研修は、同期全員揃って受ける研修講義のパートと、それ以外の時間を自分でマネジメントし課題を進めていくパートに大別されます。つまり、いくつもある課題を限られた時間のなかでこなしていく力が求められるのです。

ここでまず大事なのは、やはり、課題やタスクに優先順位をつけること。
しかしこれまでと違うのは、決して優先順位をつける場合の判断基準が「期限が近い」だとか「緊急性がある」だけではないということでした。

与えられる、もしくは研修中に次々見つかる自分の改善点は、なにもすべてがすぐに対処できるものではなかったりします。短期、中期、長期、いろんな長さのスパンでこなしていくべき課題たちが常に混在している状況なのです。

その中では、自分の課題全体の進捗だったり、今後取ることができる作業時間、今のうちに改善しておかないと困りそうな問題点や、課題に協力してくださる既存社員のスケジュールなど、いろんなものを加味しなければ「次にすべきこと」がすぐにわからなくなってしまいます。

初めてその迷路に迷い込み、私は、「①自分は『期限が近いかそうでないか』でしか優先度を測っていなかった」ことに気づいたのです。

また、「②達成のために設けられた期間が長期的で現段階では優先度の低い課題であっても、前もって少しずつ進めておくことで効率的に進めていける」についての気づきは、実際に作業時間をマネジメントしていくうちに得たものでした。

よく考えれば当然のことです。テスト勉強をコツコツやるのか、一夜漬けでやるのかという考え方に近いと思います。
コツコツ勉強(=課題やタスクをこなす)をしていれば、一日ごとにかける労力も少なくて済むし、さらに直前に慌てなくてもいいという点でメリットが大きい。反対に、一夜漬けの戦法だと一度に片付けるべき事項が多すぎて、時間がかかりすぎる可能性もあるでしょう。

これまで私はひとつの課題・タスクを大きな単位でしか見ておらず、より細かい課題やタスクに分割して少しずつ進めていくということをしていなかったのです。

得たものを生活に応用する

ここで改めて自分の「部屋を片付ける」の問題点を考えてみると、以下のような要素が挙げられます。

・生活における優先度を正しく理解していなかった
・「部屋の片づけ」という行為を大きな単位で捉えすぎていた

この中でも特に大きいのは、「『部屋の片づけ』という行為を大きな単位で捉えすぎていた」ことだと思っています。

結果、今私は「部屋を片付ける」というよりは「部屋を散らかさない」ということを心がけています。
脱いだ服や洗濯物をしっかり仕舞う、空きペットボトルは何本も溜まる前にしっかり洗って捨てる、使ったものを戻す場所を決めておく……こういった、日常的にできる小さな小さなタスクを途切れさせることなく続けていく、ということです。

当然のことだと思われる方がほとんどでしょう。
しかし、私は今までその「当然のこと」ができていなかったのです。そうして散らかすだけ散らかして、月に1回ほどの大掃除ですべて一掃してはまた散らかすの繰り返し。
片付けることを後回しにしたくなる気持ちもわかります。整頓したところで、どうせすぐまた散らかるんだから。

私ができていなかったのは「片付け」というよりも「散らかさない」ということだったのです。そして、小さな「散らかさない」を積み重ねていけば、長期的な「片付け」という行為に緩やかにつながるスロープになる。
齢22の新社会人。とんでもなく遅い気づきですね。

最後に

今回、新卒研修の中で得た気づきや学びが、私生活の意外なところで生きたということを書きました。

これには、自分と自社の研修の相性の良さもあったのではないかと感じています。自分で課題をこなし、その中で見つかった改善点にしっかり向き合い、自分で自分に合った解決策を模索していくという研修だったからこそ、より本質的で汎用性のある学びを得られたのではないか…と。
もし違う会社、違う内容の研修であれば、私の部屋はまだぐちゃぐちゃのままだったかもしれません。

そして何より、これを素敵だなと感じています。「これ」とは、今回のように、研修や仕事で得た経験を普段の生活にも生かせることです。

少なくとも今回研修を経て得た新しい知見は、確実に私の生活を豊かにしています。常に部屋が綺麗なのはいいものです。
今後もこのように、仕事と生活が相互にいい影響を与え合えるのであれば、それが私の理想の社会人生活だなあ、と感じています。


初記事投稿、お試しで書いてみようと思ったら予想以上に長くなってしまいました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた。

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