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我が家と古株

築42年の我が家
その年月と共に迎え、去る物たちの数やいざしれず
その中に、何故か捨てられずに存在する不思議ちゃんが時折存在する。
今日はそのうちの一つを日記にしたためておこうと思う。

ちなみに、誰得!?
な、ただの日記なので
何かの情報を得たくて開いてしまった方には、心よりお詫び申し上げます。


ちなみに
現物はこの子である

一切盛られる事なく
普段のままさらされておりますこの子

我が家に来て、およそ42年、昭和産まれでございます。
私が幼稚園児だった頃、母と妹と一緒に、母の知人のバザーに行った際に購入されました。

その時の事はとても記憶に残っていて。
どこかの会社の会議室のような殺風景な場所で
簡易の折り畳みのテーブルに、手作りの小物が様々に並べられており、
母は新しい家(いまの我が家)で使える物を買おうかなと思案してました。
会場に入ってさほど時間が経たない間に
母はブルー×イエローとパープル×ピンクの2つのピエロを指差し、
「新しいお家で使うならどっちがいい?」
と私に尋ねたので
私は少し考えてから、
この、ブルー×イエローのこの子を
「こっち」
と指差したのでした。

その後、いまの我が家に来てから、
この子はずっと、変わらずこの場所にいます。
まさかの、超絶長いお付き合いに……笑

バザー会場で売られてた方の事はもちろん、全く覚えてないし、母の知人でもなかった為
ご連絡のしようがないのですが
作られたご本人すらお忘れかもしれませんが、笑
万が一でもご覧になられましたら
お伝えしたい

この子、現役で頑張ってますよ~!!

と、笑

ちなみに、ティッシュボックスの角にやられるのか……
あちこちボロボロです

この、母の愛ある適当な繕い、笑


足のボンボリ(ボンボリとか言うのか?)
片方ありませぬ…………


何故かほっぺたに穴


ちなみに、毛糸で作られたピエロヘアーは、たまに伸びて(ほつれて)えらい事になってたりするのですが
只今キレイにカットされております**


自身が仕事で忙しい時は
この子から、ティッシュをもぎ取る事はしても
その姿は余り目に入ってませんでした。
いつの間にか、こんなに傷んでた事や
それを母が繕ってた事も。

我が家も紆余曲折あって
母もけして暇ではなく、むしろ一家の大黒柱的に働いてた時間も長かったのにとか思うと
何だか色々思い出されたり、想像したりして涙腺が緩んじゃうんですよね……

多分、失業して、コロナ自粛がなければ
ゆっくり台所で過ごす事もなかっただろうし、気付かないまま、いつの間にかいなくなってたかもしれません。


あなたと出会った頃の私達は
随分と歳をとり……
お互い、いつお別れが来るかわからなくなって来たけど、笑


これからも、末永く
私達と共に過ごす思い出が
まだまだたくさん、ありますように。

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