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本なんて読むの遅くていいだろ

自分は本を読むのが遅い。

理由は、脳内で音読するから。

というかそれ以外のやり方が分からない。
これは感覚の問題だから努力で変えられるかというとそれも難しい気がする。

たとえば幼稚園だとか小学校のシーンで、「いただきます!」というセリフがあったとする。
これを自分は、そのシーンに見合った尺の「いーたーだーきーまーす!」と脳内で音読する。

こういう積み重ねでめっちゃ読むのが遅い。
句読点も三点リーダも、ぜんぶ間を空けて読まないと気が済まない。

でも逆に速読の人はどうやって物語を理解しているんだろうと思う。

読書家で読むのが速い人は1時間で100ページぐらいは平気で読めるらしい。アニメ化したら30分ぐらいになる文章を30分より巻きで読めるわけだから、事実上脳内でアニメを倍速視聴してる事になる。
自分は倍速視聴が絶対ムリだから、そう考えたら本を読むスピードを速めたいとは思えない。

そういう人がどういう感覚で速く読めてるかは分からないから、倍速視聴かどうかは分からない。デュアルモニター方式かも。
でも有村昆が「映画一気に2、3本見てます」って言ってて「そんなんしていいんかい」と思ったから、倍速でもデュアルでもどっちにしろイヤか。

新書とかの速読なら分かるけど、少なくとも小説に関しては書き手が意図していそうな本来の間より速く読むのは書き手に失礼な気がして出来ない。

そういえばさらば青春の光で作家がめっちゃ命削って書いた小説を一瞬で速読されちゃうコントあったなぁ。
最終的に分厚い上・中・下巻を全部まとめて一瞬で読まれちゃったりしてて、あれは流石に誇張してるけど実際あんな感じなんだろうなとも思う。


あと読むのが遅い理由としてシンプルに知らない言葉が多いと、それをちゃんと検索して意味を理解してじゃないと読めないというのもある。

別に雰囲気で理解して飛ばし読みでもいいらしい。自分は極力理解しながら読み進めたいタイプだけど、その辺も結構人それぞれみたい。

でも正直自分の読み方はだいぶ神経を使うので、もっと気軽に読めるようになりたい。
面白い本はすらすら読めるけど、そうじゃない本は集中力も全く続かないし次読むまでの間隔が空きすぎて内容忘れててちょっと前から読み返さないといけなくなったりするし。

まぁ面白い本は読めるからいいか。面白くない本は読めなくていいもんな。

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