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ぼく↔きみを繋ぐガーベラ

雨上がりの朝を迎えた今日も
わたしはまた昨日と同じ生活
1個違うところがあるとするなら
テーブルに一輪のガーベラを飾ってるくらいかな
偶然のようで必然のようで 風がひらりと
1つの花びらが宙を舞う

はっと息を呑む
フィルムの回想シーンみたいに
ぼくの記憶の糸が解かれる今
あの時気づけなかった想いが
溢れだす
空にいる君に贈るよ
3本のガーベラを 君を愛してる

あとどれぐらい生きられるのかな
目覚めたその先は昨日と同じ景色
モノクロがぼくの世界だとするなら
君はキャンバスいっぱいに色彩る世界かな
本当のようで嘘のようで 風がはらりと
一瞬スローモーションに見えた

ふっと息を吹く
この誕生日が最後じゃないといいな
わたしの人生を思い返す今
あの時伝えられなかった思いを
絵にして
今を生きる君に贈るよ
3本のガーベラを 君を愛してる

2人交わす愛の物語が空の上で
2人描いた未来のキャンバスが空の下で
共に生きている
これからもずっと…

ぱっと花が咲く
君を愛しているよ

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