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【ビジネス考察】40代は不惑ではなく大いに戸惑う

「リスキリング」とかいういかにもリスキーな言葉があるらしい。危なっかしい輪っかなのか?いや、リスとキリンが隠れている。

調べてみたらどうやら「リ・スキリング」ということらしい。つまり学び直しだ。


■45歳定年

リスキリングという言葉は日経の記事で見た。そしたらそれは45歳定年の概念と紐づけられていた。どうやらこういうことらしい。

45歳ぐらいで学び直さないと使えない人材になっちゃうよ(笑)

・・・お、重てぇ。


確かに納得も出来る。45ぐらいということは会社に入って20年ぐらいだろうか。今の世の中、20年前とおんなじ調子で「私、これずっとやってるんで得意です!」と言える人はほとんどいないと思う。

スポーツ選手だって20年も経てばコーチやYoutuberになっている。定食屋のオヤジだって物価上昇(正確には税率上昇?)と戦いながら新しい挑戦をしてサービスレベルを維持しているはずだ。

そう考えると45は遅い感じすらする。しかし待てよ。

し、40にして不惑じゃないのかよ!!

この概念は孔子のありがたい言葉を真っ向から否定する。大人たちは40過ぎて惑わされっぱなしだ。


■実際どうなのか

40代での学び直しはリアルに必要な話だと思う。社会人たるもの常に学びは大事だが転地を意識しての学びは少しわけが違う。しかし、だ。

果たして40過ぎて学び直して役に立つか?という話だ。


「あのおばあちゃん80なのにクラブDJやってるよ!75歳から独学で始めたんだって!?」

「すごーい。」

とはわけが違う。結果を求められる世界に於いて学び直しによる成果は「出せたら出す。」みたいな休日の排便ほど悠長にしていられない宿命を持つ。

本当にそんな世界が当たり前にやって来るのだろうか。


ポイントは受け入れ側ではないかと思う。え、40過ぎてそんな感じっすか?と入社3年目の奴がいじめてしまうようなブラックな職場では産まれたての45歳はすくすく育たない。

その代わり勘所を掴んで馴染んでしまえば成長は早いかもしれない。都合のいいことに45歳の産まれたてには前世の記憶があるのだ。


職場と、会社と、それから社会全体が40代とは不惑どころか大惑だと理解し、リスキリングした人たちがすくすくと育つ環境を当たり前にする必要がある。
そして大惑の人たちは会社に厚みを持たせるために、素直さと今一度努力する心構えが必要かもしれない。


リスキリング。意味を知ったらやはりリスキーな言葉だった。果たしてどうなることやら。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!


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