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【週刊ユース分析】桐生第一高校を改めて調査!!

2022年の高円宮杯プレミアリーグ。
参加チームが24(東西12ずつ)に増え、新たな参入チームをチェックしています。

前回の履正社高に続き今回は桐生第一高をチェック!!これにて24全チームを取り上げてチェックしたことになります。

にしても、

桐生第一の快進撃はお見事でした。
参入戦の初戦でインターハイ準優勝の米子北を撃破。勢いそのままに、大本命の帝京長岡高も撃破して一気に年代最高峰リーグまで上り詰めました。

選手権は群馬県予選で前橋育英に敗れ出場できなかったので、その分のマグマが爆発した感じでしたね。

オレたちは全国レベルだ!!と言わんばかりに。


それでは桐生第一の昇格劇がどれほど快挙だったかをこれまでの戦歴と共に振り返ってみます。


■プレミア10年間の戦歴

ポイント4の51位。
スコア加点ルールによると参入戦の勝ち抜き(昇格)で+4ですので桐生第一は初めて参入戦まで駒を進め、勝ち抜いたことになります。

もともと群馬県内では敵なし。

しかし関東プリンスリーグ参入への高い壁に長年苦しんでいました。2017年に昇格すると何とかプリンスリーグにしがみつき、3年目にして一気にプレミア昇格を果たしました。

3位とはいえそこは関東プリンス。相手は鹿島ユースやヴェルディユースですからね。
実力はホンモノです。


■高体連2校目

同一県内にプレミア所属の高校が2つあること。

実はこれ、これまで日本に一つしかなかったのです!それは千葉県
流経大柏高と市立船橋ですね。千葉の場合、ここに柏ユースをプラスした実質3強なので、その代わりすそ野が広いとは言えないのですが、静岡や大阪、九州やその他首都圏でも「高校2つ」は成し得ていませんでした。

しかし!

今シーズン、その壁を打ち破ったのが群馬県。前橋育英と桐生第一です。


選手権では好成績を収めてい永遠のライバル前橋育英高。以前私のnoteでも取り上げたのですが、その前橋育英も実に5度目の正直で同時昇格を果たしたのでした。

群馬県のプレミアファンはさぞ嬉しい出来事だったでしょう。
それだけ同一県内2校は凄いことなのです!


■注目選手!

桐生第一の名前を全国区に押し上げたのは言わずと知れた鈴木武蔵選手ですね。その桐生ブランドをもうひと段階押し上げたのがこちらの選手。

FW 若月大和 (桐生第一 →湘南 →シオン(スイス) →湘南)

世代を代表するFW。鳴り物入りで湘南入りしそのまま海外移籍するという新たな可能性を示した選手。獲得にはあのユベントスも名乗り出ていたという噂も。
これによりC契約の弊害を強く認識するようになったのですがその話はまた別にするとして・・・

実はこの若月選手。2022シーズンから湘南復帰が決まりついにその実力をJで見ることが出来るようになりました。
まさに母校のプレミア昇格を祝うかのようなタイミングですね。

超楽しみです!!
続いて…


FW 寶船月斗(桐生第一3年)

絶対的エースで昇格の立役者

現時点で進路は未定ですが必ずプロになる選手。
既にJクラブの練習参加もしているようですね。

若月選手の2つ後輩で1年生の時にその影響を受けた選手。名前を覚えておいて間違いは無いでしょう。ちなみに「ほうせん」と読むようです。


■最後に

私のnoteでも米子北高と帝京長岡高は既に取り上げた経緯があり、そこからもわかるようにこの2校はいつプレミア昇格してもおかしくないような近年の戦績でした。

その2校を連続撃破してプレミアまで一気に上り詰めた桐生第一。

サッカーは割と番狂わせの起きやすい競技なのですが2戦連続ともなれは話は別。関東プリンス3位と実績も十分。
主力となった3年生が抜けてどこまでやれるかは未知数ですが2022のプレミアをウォッチしながら新たなスターを発掘したいと思います!


桐生市と言えばこの方。
愛しさと切なさと心強さを持ってしてプレミアEASTで暴れてください!!




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!




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