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【やってみた】NISAって結局やった方がいいの?

NISAって何よ!?

個人的な整理も兼ねてちょっと書き出してみます。僕自身 金融のプロでもなんでもないんでもし認識に齟齬がありましたらすみません。

ただ、きっとこういう背景なんだろうな、こういうメリットデメリットがあるんだろうな、ってのをなるべく簡単に書いてみます。

ご興味ある方は是非参考に。



■NISAって何よ?

まぁ国ってのはあの手この手で税金をふんだくってくるわけで。
最近では真正面から堂々と所得税も大量搾取しやがって!と、ふるさと納税が無かったら発狂しかねないこの状況下において、

「税金取りません!」

と、天使にも悪魔にも聞こえるささやきを発しているのがNISAであります。

一言で言うと、
株で儲かっても税金取らないから安心してねという制度です。


じゃぁ何で急に税金取らないとか言い出すわけ?裏があるんでしょ!?
という感想が当然浮かんでくると思います。

それに対して個人的にはこう読み解きます。



■なぜ国はNISAを勧めるのか

経済活動にとって最も恐るべきことは、金が流通しなくなることです。

みんな貯金ばっかりして全然外で使わなくなったら、
 ①お店は儲からない
⇒②企業が従業員の給料払えない
⇒③従業員の給料が増えない
⇒④給料増えないから外で使わない
⇒①に戻る。

となって、世の中にあるお金の量は変わらないはずなのにこうして何となく不景気になっていきます
つまり世の中にお金が出回らなくなるってのは、国債借金まみれの国にとっては大変都合が悪いわけです。

じゃぁ何をきっかけに金が回るようにすればいいか。

今 政府が企業に対して従業員の賃上げを躍起になって推奨していますがそれもこの理由です。税金下げられないから賃金増やしてやってくれ、と。まぁむちゃくちゃですけど。

あと何が出来るか。それが補助金だったり減税だったりの制度。

つまり、
NISAってのは世の中に金を流通させたいから銀行に置いてある金で株買ってよ。という制度なんです。


何か裏があるんじゃないの?騙されるんじゃないの?と深読みする人もいると思うんですけど、
僕個人的には「とにかく金を抱え込まないで使って!」という理由がほとんどだと思っています。




■ところでNISAって儲かるの?

次の興味はここだと思います。

はっきり言いますと株投資ってのはギャンブルですので儲かるかどうかは誰にもわかりません。

実際に私が記憶している例を挙げてみます。


・東京電力の場合

東日本大震災で原発非稼働が目立つようになり、東京電力の株価はかなり下がりました。私の記憶だと世間がパンデミックで在宅を強いられていた頃の株価は200円台だったと思います。

この時、20万円使って1,000株買ったとしましょう。

今の東京電力の株価は1,000円前後です(2024年6月)。1,000株あれば100万円の価値になっています。つまり当時株を買った人は差額の80万円儲かっています。

たった2年そこそこでここまで儲けられる好例があります。しかもNISAであれば税金でもっていかれる金は1円もありません。

確かSHARPや日産自動車もこのぐらいの伸びを記録しました。有名企業で意外とこういう例はいくつかあります。


・日本航空の場合

逆にヤバい例も挙げておきましょう。ご存じの通り2010年にJALは経営破綻しました。
東京電力と同じで会社がつぶれることは無いと高をくくって高額投資していた人はたくさんいると思います。廃止直前の株価はなんと1円。

株価1,000円の時に1,000株買った人は、100万円が1,000円になってしまった計算です。これについては「不運」としか言いようがない。

税金が掛かっても掛からなくてもこうなったらおしまい。ってのがJALの例です。まぁ稀ですけどね。事実でもあります。



■で、結局やった方が良いの?

あくまでも個人的な意見にはなりますけど、
NISAに手を出すか出さないかで言えば、出した方が良いと思うよ。というのが僕の考えです。

理由は、物価は上昇するからです。


今や銀行に預けておいて利子によって資産を増やすなんて妄想は消滅しました。つまり銀行に置いておいても100万円は100万円のままなんですよね。タンス貯金と同じです。

でも、周囲の物価は上がっていく。

簡単に言うと、
銀行に入れた時に100万円で買えたものが、周囲の物価上昇によって100万円で買えなくなってしまう。相対的に損をしているわけです。

その点 株価ってのは企業業績の影響を受けながらも、全体としては物価の上昇に追従していきます。
全然景気が良くないのに、平均株価が札束が飛び交っていたバブル時代を超えて過去最高に達したりするのはこのためです。

上がり下がりを繰り返しながら、このあとも恐らく最高値を更新していくでしょう。

つまり同じ置いておくなら、株買って置いといた方が増えやすいよ。ってことです。
しかも非課税だよ、と。




■増やすポイントは何か①

まぁこの辺はいろんな必勝本が出ていますが、僕自身も経験上これかなーと思います。

「株は忘れているぐらいが一番儲かる」


こんな例があります。

僕は会社の確定拠出年金(企業で入れるNISA)をしていますが、まだ若かったこともありガンガンに攻めの投資をしていました。

で、2008年ですよ。

リーマンショックが起きて日本の株価も大暴落。僕の周りも多くの人が勤務中に白目向いて泡を吹いていました。アレはアレでかなりショッキングでしたけど、確定拠出年金の良いとこ(?)って退職するまで引き出せないんですよ。そこがNISAとの違いなんですけど。

結果としてこれが良かった。


あの時ほぼ消滅しかけた利益が、先ほど述べたように日経平均最高値と共に大復活を遂げているわけです。

もしあの時、「もうこんなの二度とやるか!!」と引っこ抜いてたら損して終わりだったわけで。

この先何があるかわかりませんけど、NISAに手を出したら過度に一喜一憂しないこと(といっても無理ですけど(汗))。これが一番のポイントかなと、身をもって思いますね。



■増やすポイントは何か②

これはあくまでも個人的な意見ですけどね。銀行は信用しないようにしています

ある日突然銀行から奥さんに電話がかかって来たんですよ。貯金額を運用に回してみませんか?と。

まぁ試しに聞いてみるか、と了承するとベテラン行員と若い女性行員が現れます。そしてたどたどしい金融商品の説明が始まって、私も若いけど買っていますとか、非常に成績が良いですとか、カラフルな棒線グラフを見せられたりなんかするわけです。

一通り終わって、行員さんの一生懸命さとか、銀行ならではの商品とかにそれなりの魅力を感じて、まぁ外国株とかよくわからないしやってみるか、となったことがありました。


結論から言うと、まぁしっくりこないですよ。結果なんて。銀行さんの若手研修に金払って付き合わされた気分で。

とまぁこれはこれでOJT役を務めて徳を積んだと思って良しとしましたが、投資たるもの自分の意思でやろうぜ!ってのは教訓です。


銀行側もふんだくってやろうという悪意は全くありませんが、お客様に儲けていただきたい!みたいな使命感も同時にありませんからね。当然ですけど。

楽して誰かに頼らず、自分でやった方が増えると思います。




■まとめ

あくまでも個人的な考えですけど、

NISAはやった方がいい。国は悪事を企んでるんじゃなくてただ眠っているお金を動かしたいだけだから。

儲かる保証は無いよ。でも、そもまま置いておいても相対的に損するよ。だったらやった方が良いかな。やったら忘れちゃうぐらいがちょうど良いよ。

やるなら銀行や証券会社に頼らず自分でやりな。あと事件が起きてドカーンと減っても過度に絶望する必要は無いよ。むしろチャンスだと思って自分なら追加投資するね。

ただ会社が倒産したらそれはごめん。


こんな感じでしょうか。



株投資自体に経験値が無い人は、頑張って20万ほどためて自分の範疇であれこれやってみるのが良いかと思います。

半年ぐらいチャートとにらめっこしてるとだいたいわかりますから。力の入れどころが。
20万の資金でも数万ぐらいだったら割とすぐ稼ぐチャンスはあります。逆にどんどん下がっていく株も目にしますけどね。。。(怖)


今回のまとめが皆さんの助けになればこんなに嬉しいことはありません。
ただあくまでも、NISAに関してはご自身の判断でよろしくお願いいたします!!




国が急に課税しだしたらみんなで吠えましょう。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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