見出し画像

【週刊ユース分析】ジュビロ磐田U-18vs名古屋グランパスU-18を現地観戦してきたぞ!!

2023年4月16日。
ジュビロ磐田U-18 vs 名古屋グランパスU-18の試合を観戦しにゆめりあまで行ってまいりました!

前回のゆめりあはおよそ1年前の静岡学園戦。雨の心配もありかなりの湿度でしたが今回は快晴。その代わり遠州の空っ風が恐ろしく強かったです(汗)。

しかしゆめりあは相変わらず良いですね。
この近さ。選手の声とバチバチとぶつかり合う音がよく聞こえます!



メンバー表はこちら。
磐田側は前節からほとんどメンバーを変えずに4-3-3の構図。

対する名古屋は期待していた貴田遼河選手が不在。(4日後のルヴァンに先発出場していたのでそちらを優先していたようです)とはいえ開幕から好調のチームと、古賀監督の存在感がすごい。あと眉毛も。

さぁキックオフです。



■試合展開(前半)

連敗していた磐田ですが、逆に連勝中の名古屋相手に決して実力で劣っているようには見えませんでした。

中盤の競り合いは互角。
磐田は中村駿太選手を中心に名古屋の攻撃の芽を効果的につぶします。しかし奪ってからのファーストパスの精度が悪い。再び奪われて一進一退の攻防が続きます。(確か一年前も同じようなこと言っていたような・・・。)


前半印象的だったのは2種登録もされているGK齊藤 貫太選手
少し高めの声がグラウンド内に良く響きます。コーチングもGKの重要な要素の一つですからね。これは武器になるのではないでしょうか。

あと1対1に強い選手だな、というのを強く感じました。
結果的にコーナーキックから点を許すのですがそのひとつ前の決定機を伸ばした足でセーブしたシーンはまぐれではないはず。

トップチームの三浦龍輝選手のセーブ力からもかなりのセンスを感じますが、同じ系譜かと。


コーナーキックから失点
ストーンの頭を越されて名古屋の選手にフリーでズドンとやられてしまいました。
キーパーはノーチャンス。トップチームと同じですね。。。

それでも前半は舩橋選手や山本将太選手を中心に何度も名古屋ゴール前で見せ場を作り、得点の気配も感じました。

しかし磐田の選手が固いのか、あるいは名古屋の守備が良すぎるのか、得点は奪えず前半を終えます。



■名古屋U-18 印象的選手!!

ここでせっかくなので名古屋側の印象的だった選手を2名ほど挙げてみたいと思います。

岡本大和(おかもとやまと) DF/3年生

ゲキサカさんより

サイドバックの選手。
土屋さんの記事によると初スタメンだったようですが落ち着いていましたね。悔しいですけど、キョンスくんをほぼ無力化していました。

個人的にもあそこまでやりにくそうだったキョンスくんを見るのは初めてで・・・名古屋勝利の要因の一つに岡本選手の頑張りはかなりあったと思います。

磐田視点でいえば、さらなる成長の機会を与えてくれたということで感謝。岡本選手のさらなる活躍に期待します!


ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(コートホリオ) GK/3年生

ゲキサカさんより

安定感ありましたね。磐田のチャンスはことごとくつぶされました。

カナダ人の父親を持つダブルでU-16日本代表。身長187cmとのことですがもっと大きく見えました。
”幸冬堀尾”って何て読むんだろう??と現地で話題になりましたが、1月生まれなので幸ある冬でコート。なるほど。覚えました。

近い将来 名古屋の守護神候補になることは間違いないでしょう。



※磐田の注目選手はこちら参照ください!!



■試合展開(後半)

さて後半ですが、
磐田はチャンスの場面多く、得点の気配もありました。こちらに向かって攻めてくるので見やすかったというのもありますが、個人的には川合徳孟選手の安定感が目を引きましたね。
左右への散らし方が的確で完全にチームのリズムを掌握していました。

しかしチーム全体としてのアタッキングサードの精度、それからミドルサードでもパスを奪われるシーンが多く、安定感を欠きます。

遂にはビルド時のボールを奪われて加点を許しthe end。圧倒されたような敗戦ではなかったため安心しましたが、その分モヤモヤの残る連敗でありました。。。



■課題はどこにあるか

メンバーは良い。試合内容も悪くない。しかし、勝てない。

なぜなのか。前述した土屋さんの記事に藤田監督のコメントが載っていました。引用します。

「僕がこの試合で思った名古屋との差は、1人1人の熱量です。守るところだったり、身体を張るところ、ベンチワークを含めて、凄く声が出ていたなと。まだまだそういうところが自分たちには足りなかったのかなと思います」。

ゲキサカさんより

これはですね、超感じました。
声量の差で試合に勝てればこんな楽な話はないですけど、明らかに名古屋のほうが勢いがありました。たかが声ですけど、それは勝つための姿勢だったり、迫力だったり。

心技体とは球技もまた同じ。名古屋との差は、ずばり「心」。一生懸命なのは間違いないのですが、それとはまた別の部分での、何か。


個人的に気になったのが試合後の態度
悔しいのはよくわかるのですが、ちょっと品がない。とてもよろしくなかった。それは3位という結果を出した昨年のジュビロ磐田U-18とは明らかに別物。

これは流れを変えられるチームのそれではない。少し残念でした。


しかしシーズンもまだ序盤。
開幕前から選手の自主性を促すコメントの多い藤田監督。それが大事なのは間違いありませんが相手はまだまだ未熟なU-18の選手たち。
然るべき指導を織り交ぜながらぜひ軌道修正してほしいし、必ずやってくれると信じています。


磐田サポに向かって挨拶するゲストの名古屋
こちらはホストの磐田



■とはいえ、

悔しすぎる敗戦ゆえ、少し湿っぽくなりましたけど・・・やはりゆめりあでの試合観戦はとても良いです。
人数制限もなくなりましたし、ルールを守りながらたくさんの人に見てほしいですね。


それは選手たちの躍動を間近で見られるのもそうだし、そんなユース選手たちに熱い視線を送る関係者の熱量を感じられるのもまた魅力

これは試合開始前、ピッチにカメラを向けていたらフレームインしてくれたスポーツダイレクター。
こんな間近で拝見できるなんて!!オーラハンパないっす。

この4日後のルヴァンで舩橋選手が出場、川合選手がデビューしましたので、おそらくこのゲームでGOサインが出たのでしょう。
まさにユースとトップがコネクトした瞬間を見たような気がしました。



最後になりますが、アウェイ名古屋は応援の熱量もすごかったですね。

ユースのゲームなんでチャントはmustではないと個人的には思ってますけど、名古屋はずっと応援が鳴りやみませんでした。これは素直に凄いな、と。

何名かゴスペル習ってる人混じってます?というぐらい少数なのに声もデカかった。名古屋のユースも愛されてますね。素晴らしかったです!






本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!


俺たちのジュビロ磐田U-18


そしてこれは俺たちの茶畑(ゆめりあ近く)


いいなと思ったら応援しよう!