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【真実】記憶の男

平成の怪物が引退した。

当時を知っている身としては断言できる。間違いなく怪物だった。生きていると漫画より凄いストーリーというものに稀に遭遇するがまさにそれ。多くの人が大注目する中で、ドラマチックな夏物語がいかにも出そうで、出た。主役は松坂大輔だった。

170勝。

メジャー挑戦、それから終盤のケガが響いたか。一般的に名選手と呼ばれる200勝には、意外にも到達していない。

記録より記憶、という言葉がある。松坂大輔はまさしくそれであった。


■記憶の方が偉い

CMなどを見ていると顔立ちの素晴らしい美人さんがたくさん出てくる。恐らく美人というものが定量的で、それぞれ点数を付けるようなことをしたならば、CMに出てしまうようなタレントさんはものすごい偏差値をたたき出すに違いない。

一方、

ドラマや映画に引っ張りだこのいわゆる名のある女優さんは、忖度なしに点数を付けてしまったらもしかしたらCMに出てくるタレントさんより低いかもしれない。

偏差値60後半の、進学校ではあるが東大生をバンバン出すようなトップ高ではない、そんな立ち位置。しかし、

さすがというか、そうだからそう思うのか。記憶に残るのは、女優さんの方なのだ。その他大勢には分類されない何かを持っている。人々の記憶に残る才能というのは、とてつもなく強い。

そう考えさせられる。


■記憶の原則

よし!記憶の方が偉いのなら自分だって・・・と意気込んでSNSに精を出したいところだが、そんな上手い話は無い。

と、言いたいところだが意外にもすでに答えは出揃っているのではないかと思う。

記憶の原則。ズバリ言うとそれは、性・金・秘密・他人の不幸を取り扱うことである。秘密とはプライベートと言い換えてもいい。

それを言っちゃぁ・・・となるがその通りである。ただ、世の中にはこれらにストレートに手を出す人も少なくない。いわゆる下衆いやり方だが、記憶の法則の使い手だと思えば尊敬すらする。


ここでの学びは、普通に舗装された道を進んでもダメだ。ということである。

大事なのは記憶に残ること。奇麗でも、正しくても、まっすぐすぎてもダメ。人の記憶に残ることとは、清々しく脱線する事なのかもしれない。そもそも生まれ持った才能なら、元も子もないのだけれど。

 

 

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!



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