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【子育てルポ】子供と同じくらい自分の事が好きな親

会えない時間が愛を育む。
誰が言ったか、これは個人的にもその通りだと思っています。


人は独りでは寂しがるくせに、ずっと一緒だと文句の一つも出てきてしまう。
とても扱いにくい生物だな、と自己嫌悪ならぬ人間嫌悪に陥ったりもするんですけど、それは親子の関係においても例外ではないからタチが悪い。

産んだ子供との距離を詰めて何が悪い!
親的にはそう思いつつも実態は詰めすぎると他人のそれと同じ様に関係は悪化してしまいます。

そう、子育てにおいても会えない時間が愛を育む。
これなのです。



■「勉強しなさい」

僕はこれを言う大人が心底嫌い。

理由はシンプルで、
これを言ったところで誰も勉強をするようにはならないし、むしろ子供たちの心の中に”知識欲求=嫌なもの”として形成される手助けすらしている気がするから。

自分だってそうだったのに、なぜ大人になったら言ってしまうのか。不思議でなりません。


ではどうしたらいいか。

答えは、”知識欲求=楽しいもの”と思わせればいい。そしてその方法は実に簡単かつ合理的で、実は今すぐにでも出来るのです。

つまり、自分自身が知識をとことん欲求すれば良い。言い換えれば自分自身が率先して自分のやることを好きになればいい。

これではないかと思うのです。



■ある意味 無関心

だいたい親というものは実に自分勝手で、
一方的に子供に対して何とかしてあげなくてはならないという使命感に駆られています。

確かに子供が幼児だったころはそうなのかもしれません。でもそれが小学生中学生になっても絶賛継続中になるからタチが悪いし、悪影響でしかないわけです。

なぜそう言い切れるの?
子供にとっても親の助言はありがたいものでしょう?

そんな声が聞こえてきそうですが、
自分が同じ立場だったころ(小学生中学生時代)を思い出せば親の助言、というか忠告が好きだった時期なんで一度も無いんじゃないかな。。。


じゃぁ子供が遊んでばっかりいたらどうするの?

これに対しての答えも実はシンプルで、そんなの放っておけばいい。これだと思っています。

そこ代わりというか、実に大事なことがあって、
それこそが親自身が自分の好きなものをめっちゃ楽しむことなんじゃないかと思うんです。

究極的には子供の事なんて放っておいて。



■結局背中は見られてる

人は楽しいものが大好きです。

甘い蜜に誘われるように、人は楽しそうなところに吸い寄せられていきます。


そしてそれは自分の親がそうであった場合、子供は間違いなく影響を受けるでしょう。つまり子供は、親が楽しそうにしていることが大好き

眉間にしわを寄せて「勉強しなさい」と促してくる親に付いていく子供なんていません。その代わり実に楽しそうに自分の好きなことに没頭している親のことは大好き。


大河ドラマを見て嬉々として史実を語る親がいれば、子供もなんだか楽しそうだといって興味を持つかもしれません。
そしてそれが学校の授業で展開されれば子供は言われなくても参考書を開くでしょう。

「勉強する」という行為は手段でしかない。
実はそんなことを促さなくても、なんか楽しいじゃん!という「目的」を示してあげることが重要。そうすれば勝手に「手段」は実行されるんですよね。


でも子供に数学の勉強させたいのに、自分が数学好きじゃなかったらどうすればいいの?

これに対しても答えは簡単で、
そんなの無理に決まってる。です。だいたい自分が嵌れないものを他人に「勉強しなさい」で強要している時点であり得ない。
ちょっくら自分でもやってみようかな、といってまずは親も同じテーブルについてみる、youtubeで調べたり得意そうな人を頼ってみたり。それだけでも十分。

まずはその姿勢を見せれば、あとは子供たちが勝手に成長していきます。親の助言や指導なんてなくたって、彼ら彼女らは大人が思ってるより優秀ですから。



■子供と同じくらい自分の事が好きな親

僕はですね、子供たちが好きですけどそれと同じくらい自分の事も好きです。
子育てというのは時間的、物理的な制約はありますけどその中でも子供の事なんて放っておいて自分の好きなことを絶対にします。

それって自己犠牲を払いに払って子供の事ばかり見ているよりよっぽど有効だし、むしろその無関心さのおかげで会えない時間が愛を育む。
これなんですよね。


その代わり、
子供たちが自分のやっていることに興味をもってやってみたいという雰囲気を出したときは全力でバックアップをします。

話を聞いてあげて、逆に熱く語って聞かせ、最低限必要な道具をすぐに入手して、熱が冷めないうちにやらせてあげる。
これを徹底しています。


これは「勉強しなさい」と言うよりよっぽど楽だし、なにより自分自身が楽しい

これからも楽しそうに遊んでる親を貫いていこうと思います(笑)。





本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!


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