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【⚽️日本サッカーを愛そう】【雑感】それでもシーズン移行は実施される。その①

Jリーグに関するシーズン移行の議論が本格化してきました。

さながら「 暑さ vs 雪 」みたいな議論に置き換えられてる風潮もありますけど、タイトルにある通り個人的には

シーズン移行は絶対に実施される

と、思っています。
そして、
100点満点の答えは無いなりに多くを俯瞰してみた場合、現時点で

シーズン移行は実施された方が良い

との意見を持ちました。
当然反論される方もたくさんいると思います。しかしながらこれは自分なりに多くを考慮して整理した結果。
割とガチ意見だったりします。


シーズン移行の議論に関してまだあまり詳しくなく、とにかく雪の話かと思っている方は理解を深めるきっかけになれば幸い。

では、
なぜシーズン移行は絶対に実施されると考えるのか。その理由について整理していきたいと思います。



⬛︎実施すべき理由① チーム編成と経営

シーズン移行が単なる気候問題だと思っている人がいればそれは考えを改める必要があると思います。

Jリーグがここにきて移行問題を強く議論しだした背景は、ズバリACLのシーズン移行によるところが大き過ぎます。

インパクトで言えば、もうこれが8割ぐらいを占めるのではないでしょうか(汗)。


通常であれば国内リーグ戦が終了し、年末から年始にかけて新チーム作りが行われていきます。監督変えたり、選手補強したり。
そんでキャンプを経てチームを作り、クラブとして更なる進化を求めて新シーズンに挑むわけです。

・・・ちょっと待ってくれ。
シンプルにACL戦ってたらそこんところどうすればいいのよ!
超矛盾してる。もうね、これについてはシーズン移行以外に答えなんてないんですよ。


例えば甲府。
ACLで奮闘してますけどJ2では満足いかない成績です。昇格するためにはこのままじゃいけない。当然テコ入れしたいんでしょうけど・・・どうすんのコレ!!
ACLでGS突破してから監督変えるの?選手も変えるの?
誰がどのタイミングで新チームの将来像を見直して、構想を決めて、選手と交渉するのさ?

これってチーム編成と経営視点でみたら大問題ですよ。
ここに対する明確な対応案が無いのであればこれはもうシーズン移行を容認するしかない、それぐらいのインパクトだと思うのです。


カテゴリーが下のクラブからすると(ACLの可能性が低いので)実質無関係に見えますが、選手の行き来や広報活動はカテゴリーを超えてあるわけですし、ここは一蓮托生で行かないと何かと不具合が発生します。

しかも、将来的に賞金が破格のACLを目指してその恩恵にあずかりたいですが、今は関係ないので非協力的です。とは言えないでしょう。


そういえばJ1のとあるクラブは、
経営者自らシーズン移行を否定していますが、これを見た時にあぁここのクラブはACLに近々出場する構想が無いんなんだなと、そんな風に見えてしまいました。。。
この点についてはサポの皆さんはどう思ったのか。素直に聞いてみたい気もします。



■実施すべき理由② 予算確保と移籍金

先日こんなnoteを書きました。

C契約は今の時代にはあっていない。

しかしながらそれを廃止するならば、同時に移籍金をしっかりと得られるリーグにならないといけない

そんなメッセージだったわけですけども。


実はこの移籍金確保とシーズン移行の考えはリンクしています
なぜなら、Jリーガーがオフに海外移籍を考えるとき欧州はシーズンの真っただ中。つまりシーズン初めにたくさんあった移籍金(残予算)なんて残ってないんですよ。

しっかり移籍金を貰いたくても、そもそもその原資が無い
こうしてJリーガーは買い叩かれていきます。「選手の夢」という都合のいいワードで強引に納得して、ゼロ円で奪われていきます。


一方でしっかりと欧州のシーズンインに併せて移籍していく選手もいます。でもこれって逆にJリーグのシーズン真っただ中。
残留争いをする苦しいチームから町野選手や小川航基選手が引っこ抜かれてしまった。

監督やチームからしたら痛恨ですよ。
社長業も監督業も「仕事」ですからね。ビジネス観点からしたらこんなリスクなんて無い方が良いに決まってるんです。




■実施すべき理由③ パフォーマンス差の衝撃

実施すべき理由の①②については、個人的にもずっと思っていたことなのですが、
3つ目のこれはJリーグの用意したyoutubeを見ていて衝撃を受けた内容です。


これは1試合当たりの走行距離。
Jリーグの開幕時を「0」としてその差を示したグラフですが黒がJリーグ。赤が欧州リーグ。

Jリーグは夏場に向かってガクンとその数字が落ちていることがわかります。
逆に欧州はシーズンが進むにつれて増えていく。

youtubeでは、
欧州の山型(シーズンが進むとともに上がってく)と、Jリーグの谷型(シーズンが進むとともに落ちていく)の差について言及されていましたが、
僕が個人的に衝撃を受けたのはどちらかと言うとその落差

Jリーグって(山型か谷型かは置いておいたとしても)シーズンはじめとシーズン中盤の差が大きすぎる!


これってもう違うチームなんですよ。
チームが違えば志向する戦術も変わる、つまり重宝される選手も変わる

現場の肌感はわかりかねますが、
シーズンはじめと夏場で2チーム分の構築を考える必要がある。もしくは夏場を意識してとにかく走れる選手しか使えなくなる

こんなことが起きてるんじゃないかな、と推測します。


戦術や志向の面で洋式を意識する必要は必ずしもないと思いますが、
少なくともJリーグが「暑い夏」を大いに意識してサッカーを作っていることは、成長の可能性を狭めているという点でかなりマイナスなのかな、と感じています。



■雪の話

さて、
ここまでシーズン移行が実施される理由を整理してきたわけですけども、
リーグを大局で観れば移行はせざるを得ないというのが何となく把握できたのではないかと思います。


ちょっと待て!!!
大事な雪の話が全く出てこないじゃないか!!!


その通り。
季節の問題はやっぱり避けては通れない課題かと思います。

今回は実施すべき理由を述べるだけで膨大になってしまったので、
これについては続編である「その②」にて詳しく意見をまとめてみたいと思います。


もしよろしければそちらもチェック宜しくお願い致します!!







本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!




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