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【大学サッカー⚽️】1部復帰へ🔥決意の早稲田大学を調査する!!

さて。
関東大学リーグを中心に大学サッカーを取り上げているこのシリーズ。
すでに拓殖大、筑波大、明治大を調査しました。


そして4回目の今回、
満を持して早稲田大学ア式蹴球部を取り上げます!!

ていうか「ア式」って何なの?
と思う方がいるかもしれませんが早稲田自身の説明によると

創部当時の1924年、まだ日本にサッカーという言葉はありませんでした。 日本ではAssociation Footballからア式蹴球という日本語になりました。 つまり歴史が長いためサッカー部ではなく昔のサッカーの呼び名であるア式蹴球部を名乗っているのです

とのこと。
つまり早稲田のサッカー部はものすごい歴史を誇る由緒正しき部活。ちなみに創部1924年とありますから来年(2024)で100周年なんですね。

Jリーグの約70年先輩。これはすごい。



■戦歴のおさらい

過去10年間のリーグ戦戦歴をポイント化し、順位付けしたモノが以下になります。
早稲田大はポイント200の堂々3位。大学サッカー界のトップクラスと言えます。

しかし、
2022年度に無念の降格。2023シーズンは2部リーグで戦うことに。筑波大、法政大、流通経済大あたりが肉薄していますから、今シーズンの成績次第ではトップ3から転落してしまう可能性が高いと言えそうです。


以下は上記ポイント計算の元になった10年間の順位表です。

2016年、2022年と10年間で2度の降格を経験
逆に言うとこれだけ降格していても総合順位で3位ということは基本的に上位にいることが多いと言えます。

ちなみに優勝した2015年は後藤雅明選手(山形)、2018年は小島亨介選手(新潟)、相馬勇紀選手(ポルトガル)、鍬先祐弥選手(長崎)らが主力として活躍していました。

伝統的に、良いGKと共に強いのが早稲田かもしれませんね。



■監督はあの方

来年(2024)の100周年を1部リーグで迎えるためには絶対に1年で昇格を果たさなくてはなりません。

そんなチームの命運を託された新人監督が兵藤慎剛氏。
そう。主にマリノスで活躍したあの兵藤さんです!

兵藤さんと言えば早稲田OBでもありますが、最強時代の国見高の中心選手。

国見時代の同級生には現在筑波大を指導する平山相太氏がいる、ということでそういう意味でも早く1部に昇格しなくてはいけませんね。

このあたりの因果関係をセットで知っておくと大学サッカーがより楽しめるかもしれません。



■注目選手!!

既にFC東京に内定している安斎颯馬選手、ジュビロ磐田に内定している植村洋斗選手以外で、注目選手を挙げてみたいと思います!!


まずはこの選手から。

DF 中谷 颯辰(なかたにそうしん) 静岡学園 →早稲田4年

早稲田スポーツ新聞会より

静岡県民にはおなじみ。全国制覇世代の一人。
青森山田相手に逆転のヘディングをぶち込んだ中谷選手も大学4年生になりました。

これを書いている現在(2023年5月時点)ではまだ内定の話は出ていませんが、学園産のCBとくれば引く手あまたでしょう。個人的にもその進路に注目しています。

また僕が中谷選手を推したい理由が、理系の学部に所属しながら競技していること。理系学部って課題が多いんですよ。あくまで個人の感想ですけど結構努力していると思うんですよね。勉強しながら高いレベルでサッカーでも結果を求める。
こういう選手は尊敬します。ホントに。頑張ってほしい。



MF 光田脩人(みつだしゅうと) 名古屋U-18 →早稲田3年

早稲田スポーツ新聞会より

名古屋U-18がプレミア全国制覇したときの中心選手。個人的になぜトップ昇格出来なかったのか、と疑問に思った選手の一人。

攻撃的なドリブラーで、個性重視の現代において絶対に注目すべき選手。ただ、大学に入ってからはだいぶ怪我に泣かされてきたようですね。
しかし、その分人間的に成長したかもしれません。万全の状態で復活の早稲田の中心選手へ。

名古屋サポさんはもちろん、他サポさんも彼とチームの復活劇に注目です!!



DF 神橋良汰(かみはしりょうた) 川崎U-18 →早稲田3年

早稲田スポーツ新聞会より

192cmの超大型CB
僕は勝手にジェジエウの後継者と呼んでいますが、ここのところ慢性的DF不足に悩む古巣から果たして内定の吉報は届くか。

2年生の後半から徐々に試合に絡むようになり、3年生の今年は勝負のシーズン。同学年の光田選手と同様にチームの1部昇格の立役者にならなくてはなりません。

セットプレーなどの得点意識もかなり高いのでその部分も注目ですね。



MF 森田大智(もりただいち) 大津 →早稲田2年

ゲキサカより

稀代のゲームメーカーも大学生初年度はやや消化不良だったか。

怪我などもあったようであまりゲームに絡めていませんでしたが、同世代の躍動を見れば下級生とはいえ試合に出なくてはいけない選手

高校時代に群を抜いていたボール保持時の安定感、それからパスセンスに、フィジカルを上乗せしてぜひ成長した姿を見せて欲しい!!



■最後に

無念の降格で2023シーズンを2部リーグで過ごす早稲田。

チームの経歴やメンバーを見ても1部に復帰しなくてはいけないチームであることは間違いありません。

また兵藤新監督も言ってましたけど、一般入部生も割と幅広く入部してるようで、つまり文武両道の風土が色濃くあるんだと思います。
筑波大の時にも思いましたけど、こういう大学って多様性という意味で本当に成長するんですよね。選手としても、社会人としても。


コチラの記事からも伝わってきますけど、一般受験で入部した選手たちの精神力はすごいですね。
そんな選手がさらに、大学生活で「変わる」選手がすごく多いと述べています。

これはプロになって一気に自立&自律を求められたときに大きく威力を発揮するのだと思います。


新人監督と共に古豪復活を目指す早稲田の戦いに注目しましょう。






本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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