【週刊ユース分析】2023シーズンプレミアリーグの主役たちを探る! WEST②
2023年高円宮杯プレミアリーグ24チームにおいて注目したい選手をひとりずつピックアップしてきましたが、今回がいよいよ最後の6チーム。
完全に復興しつつある九州勢を中心に要チェックの選手がたくさんいますので、早速行ってみましょう!!
■MF 上原 颯太(うえはら そうた)
米子北高 3年
今やJリーグや代表の注目である佐野兄弟の母校でもある米子北。
遂にプレミアリーグに帰ってきましたね。
昨年は2年生ながら6番を付けてプレーオフ勝利に貢献したのが上原選手。恐らくボランチの選手だと思うのですが、個性的、かつ強烈な選手ばかりのプレミアWESTにおいてボランチの出来は超重要。
上原選手がどれだけ存在感を示せるかが、米子北残留のポイントになると見ています。注目しましょう!!
■FW 中島 洋太朗(なかしま ようたろう)
サンフレッチェ広島F.Cユース 2年
■U-16 日本代表
■U-17 日本代表
■2023年 サンフレッチェ広島2種登録
世代別代表の常連で、U-15時代から飛び級で一つ上の学年の代表候補合宿に参加していたのが中島選手。昨シーズンは1年生ながら10試合に出場しています。
棚田選手らを擁してWESTを制したのが2年前。昨年は7位と振るわなかったものの、多くの2年生がレギュラーとして出場していました。
加えて、中島選手のような1年生の存在。これがユース王国・広島の恐ろしいところ。
今シーズンは出場機会も増えてかなり見せ場がやって来るのではないでしょうか。世代別代表の実力に注目しましょう!!
■MF 西田 頼(にしだ らい)
東福岡校 3年
200人を超える部員の中で、昨年唯一22試合すべてに出場したのが2年生だった西田選手。
大分U-15出身で同級生の吉岡拓海選手(MF)、札幌U-15出身でこちらも同級生の秋一星選手(DF)らと共に新チームを引っ張る存在です。
中盤のチャンスメーカーで、彼がリズムを作り出せるかがチームのカギを握りそう。昨年の浦選手(神戸)のような代表クラスのタレントが居ない新チームですが、昨年から試合に出続けている3選手の中でブレイクを果たす選手が出てくるか。
注目しましょう!
■MF 林 奏太朗(はやし そうたろう)
サガン鳥栖U-18 3年
■U-17 日本代表
■U-18 日本代表候補
福井太智らを擁して日本一になった鳥栖ユースですが、主力として戦った下級生がたくさんチームに残っており新チームもかなり強そう。
例によってどの選手をピックアップすべきか迷ったのですが、ここはやはりU-17日本代表に選ばれた林選手をチョイス。まぁ写真見て伝わる通り貫禄十分です。
福井選手の後継者と目される司令塔タイプのMFですが、優勝した昨年のファイナルはベンチスタートでした。この悔しさも含めて今年改めてブレイクできるか、注目したいと思います!!
■MF/DF 碇 明日麻(いかり あすま)
大津高 3年
■U-17 日本代表
2021年選手権準優勝、2022年選手権ベスト4と確実に全国制覇へ近づいている公立校の新キャプテン。
先日の、個人的「絶対に覚えておくべき高校生プレイヤー6選」でも取り上げさせてもらいました。
碇選手って昨年はほとんどの試合をCBで出ているのですが、本職はボランチなんですよね。186cmの大型MFでもあるわけです。
先日の高校選抜はMF登録でしたので今年はボランチ出場も増えるかもしれません。で、しっかりゴールも奪っていました。
中盤にせよ最終ラインにせよ、今年の2種年代を引っ張っていく一人であることは間違いないでしょう。
注目してください!!
■FW 名和田 我空(なわた がく)
神村学園高 2年
■U-16 日本代表
■U-17 日本代表
昨年、神村の1年生10番で話題をかっさらった名和田選手。
選手権ではスーパーサブ的な立ち位置でしたが世代別代表ではもちろん主力。仕掛けられて、パスが出せて、シュートも上手い。
間違いなく未来の代表を担う存在でしょう。
プレミア初参戦ながら福田、大迫の大物が抜けてしまう神村学園ですが、心配無用。全国上位常連の中等部から続々と良い選手が入って来てますからね。
今シーズンは名和田選手はもちろん、新たな原石の発見にも着目しましょう!!
■最後に
4回にわたって2023シーズンの高円宮杯プレミアリーグの注目選手を纏めてみたわけですけども、気になるチームあるいは選手はいましたでしょうか。
加えて一つ言えることは、
この年代って一年でものすごく進化するので、今ここで名前を挙げられなかった選手でもブレイクの可能性を秘めた選手ってたくさんいるんですよね。そのまま一気にロス五輪代表に!なんてのも全然あると思います。
サッカー観戦ってのはその試合だけに着目するのも当然ありなんですけど、その生い立ちやいきさつまで含めて観ると更に楽しさや感動が色濃くなるのもまた事実。
そんなサッカー観戦の新たな魅力作りに、今回のnoteが一助となっていれば幸いです!!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
※今回もゲキサカさんの記事をかなり参考にさせていただきました。心より御礼申し上げます。
ロマンの宝庫・高円宮杯プレミアリーグが更に注目されることを願って。