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【週刊ユース分析】2023シーズン。絶対に知っておくべき高校生選手6選!!

こういうのを書いている時が一番楽しいかもしれない(笑)。

強いチームを追っていてると必ず目にする強烈な下級生の存在。彼ら彼女ら無くして強豪チームとしての地位は確立できない。

昨年2種サッカーを調査していて個人的に印象に残った選手、すなわち今年特に注目したい選手を6名ほど挙げてみた。

・・・はっきり言って6名に絞るのは超大変。

それだけに、
絶対に名前を覚えておいて損は無いと言い切れる!!
2種サッカーにちょっと興味あり、という方々はぜひこれらの選手を軸に追ってみて欲しいぞ。

それでは早速行ってみましょう!!



碇 明日麻(いかり あすま)

(大津高 新3年生)

強豪・大津の新キャプテン。
1年生の後半からメキメキと存在感を示してきた186cmの大型CB。

2年前の森田選手(早稲田大)、昨年の小林選手(筑波大)と全国トップクラスのキャプテンを間近で見てきた後輩が満を持してチームの柱になる。

昨年は4Bの真ん中で存在感を示していましたが元々はボランチの選手。
個人的にボランチ出身でCBを務めちゃう器用な選手って好きなんですよね。元鹿島の三竿選手とか、札幌の田中選手とか。
そういう経歴からしても超現代型といえるのではないでしょうか。

昨年は小林選手はじめ山下選手、田原選手と攻撃面で目立つ選手が多かった印象ですが、そんな中で2年生ながらディフェンスラインを仕切っていたのは碇選手でした。

チームとしては念願の全国制覇を目指すわけですが、攻守両面での新キャプテンへの期待は大きいはず。
彼を軸に高校サッカーを見るのは”あり”ですね。



皿良 立輝(さらら りつき)

(セレッソU-18 新3年生)

ユース組の新3年生を一人だけ挙げようとして、悩みに悩んだ末に・・・皿良選手をチョイスした。
セレッソ大阪の新たなプリンスだ。

下の表を見て欲しい。2022シーズンのプレミアWESTの得点ランキング。堂々5位に位置している。

しかも特筆すべきは、彼が唯一の2年生で、唯一のMFの選手だということ。

各チームの名だたる3年生エースに混ざって、ここに名前があることが凄い。点の取れる中盤のレフティ。セットプレーのキッカーでもある。
もうスター要素のフルパッケージじゃん(笑)。

しかもイケメンだ。

彼をピックアップした理由はもう一つある。それは同級生たちの存在。
同じチームの石渡ネルソン選手。それから代表で交友のある後藤啓介選手がそれぞれトップ昇格を決めた。燃えないわけがないだろう。

更に”ヒーロー”だという香川真司が凱旋帰国したこともプラスの要素になるに違いない。確かに彼のプレースタイルは香川真司を彷彿とさせる。

とにかく、
皿良選手を取り巻く環境は刺激に溢れている。新シーズンのパフォーマンスに注目しよう!!



磯崎 麻玖(いそざき まあく)

(大宮U-18 新2年生)

ジュビロ磐田U-18がWEST所属だったこともあり、どうしてもWESTをウォッチする時間が多かったのですが・・・そんな私の耳にも自然と入って来たEASTの大物ルーキーがこの磯崎マーク選手。

ガーナのルーツを持つ、190cmオーバーの文字通り大型FW

1年生だった昨シーズンはプレー時間520分とまだまだ少なかったのですが新シーズンはもっと増えることは間違いないでしょう。

そしてU-16でも中心選手で今後も世代別代表の軸になるのは必至。
大宮ユースと言えば高田颯也選手や柴山昌也選手など軽やかなドリブラーのイメージが強いのですが、その伝統すら覆す存在感。
彼がトップ昇格するその時まで、じっくりとチェックしていきましょう!

大宮サポさんならずとも、注目してください。



川合 亜門(かわい あもん)

(浜松開誠館高 新1年生)

昨年の全中決勝戦。静岡学園中を破って日本一に輝いたのが浜松開誠館中。圧倒的なキャプテンシーと存在感を示していたのが川合選手でした。

しかし驚くべきはその4か月前。
カテ上の浜松開誠館高校のメンバーとして東海プリンスにも出場。
しかもですよ。リーグデビューしたのが4月2日の第1節。つまり大事な大事な開幕戦で起用されているわけです。

この時、川合選手は14歳。中学3年生になったばかり。いや、まだ正確には中2の春休みですね(汗)。
ご存知の通りこの年の開誠館は東海プリンスで優勝。冬の選手権予選でも静岡を制しました。

もうね、ロマンですよ。青島監督 よろしくお願いいたします。



山口 豪太(やまぐち ごうた)

(昌平高 新1年生)

新一年生のロマンを川合選手でたっぷり語ったあとで何なんですけど・・・全国は広いです。
もう一人、新一年生でピックアップせずにはいられない選手がいます。

昌平のルーキー・山口選手。

何はともあれまずはこちら。

いずれも2年前の映像。彼はこの時 中2です。もうね、中2のシュートじゃないんですよ。上手すぎる。何度この映像を見返したことか。

ちなみに前に述べた大宮の磯崎選手がU-16の中心と述べましたが、この時の代表に中学生でただ一人選ばれていたのが山口豪太選手でした。

FC LAVIDAといえば実質昌平高校の下部組織。彼もすでに昌平高のチームで試合に出ているようですね。今シーズンはインターハイや選手権で彼の名を聞く機会が増えるのは間違いないでしょう。

ちなみに、昌平は針谷岳晃選手の母校。それから映像見てもらえればわかりますけど圧倒的ブロッコリー感(笑)。
磐田サポも絶対に注目してください!!



新井 萌禾(あらい もか)

(十文字高 新2年生)

最後になりますが、どうしても紹介したかったのが彼女。十文字高校の新2年生、新井選手。

昨年 藤枝順心高校との決勝戦を見ていて(当然順心を応援していたわけですけど)結果的に目を釘付けにさせられてしまった選手

少し脱線しますが、
僕はボランチというポジションの選手が大好き。攻守においてチームの出来のカギを握るし、実際にボランチの良いチームは強い。
そんななか、「一番上手いと思うボランチは誰?」と問われたら僕は「澤穂希」と答えます。

カテゴリー別の強度はさておき、
彼女はグラウンドに何人いるんだという運動量、危機察知能力、パスセンス、キャプテンシー、そしてここぞのタイミングで最前線まで上がりゴールを奪って帰ってくる。
まさにパーフェクトでした。

そんな彼女の後釜として期待してしまうのがこの新井選手。僕の第一印象はそれでした。


1年生ボランチながら堂々としてましたね。
いやそんなありきたりな形容では足りない。ボールの置き方、足元も上手い。時にはターン。時にはドリブル。時には対角のロングパス。何でもできますやん。

映像がなかなか見つからないのですが、彼女のファンらしき方がtiktokでプレーを纏めていたのでそちらシェアさせていただきます。アプリがある方はぜひ見てみてください!

過度な期待は禁物かもしれませんけど、WEリーグがいまいち自発的に仕掛けてこないので、彼女のようなスターの出現が女子サッカー人気のカギを握るかもしれませんね。

日本サッカーに興味のある方は、男女関係なくぜひ注目して見てください!!



■最後に

新たなものに興味を持とうとした時に、「知っている」を足掛かりにしてその世界に入り込んでいくことは、とても楽しいやり方だと思っています。


今回(勝手に)紹介させてもらった6選手は、間違いなくそのきっかけになってくれる選手ばかり。
つまり見ていてワクワクする選手たち。そして早めに知っていれば将来少しだけ鼻高々になるかもしれない選手たち(笑)。

実際に僕個人もwebを彷徨っていて名前を目にすれば手が止まるし、そしてワクワクする選手ばかり選んでみました。

既に知っている選手もたくさんいると思いますが、今回のnoteが皆さんのロマン指数を爆上げし、日本サッカーを楽しむきっかけになれば幸いです。



本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

今回は、
いつも注目選手を取り上げているジュビロ磐田U-18、静岡学園、清水ユースからは選抜しておりません。

そちらは別の機会にじっくりと紹介したいと思います。
期待してください!!!



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