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【ビジネス考察】YouTubeと広告の関係

YouTubeを利用していると最近猛烈におススメされるのがpremiumへの登録です。

要はYouTube版サブスクへの勧誘なのですが・・・むむむ。これ実は凄いことなんじゃないかとチラッと思いましたので今日はそのことを書き留めておこうかと思います。


■謳い文句

運営側の勧誘に「謳い文句」が付くのは当然です。言い換えれば誘いに乗った後に我々が享受する価値の事ですが、普通は「楽になる」とか「便利になる」とか。

カッコいいやつだと「まだ見ぬ世界へ」とか「新しい体験を」とか。「儲かります」は怪しいけど、これもまた我々が受け得るメリットを謳うわけです。

で、YouTubeさん。謳い文句は「広告要らず」です。これって今までありそうで無かったことだなと思うのです。


■そもそもサブスクって

Amazon primeなんかはそもそも広告が出ません。つまり定額料を貰うことで広告変わる収益を得ているからです。
この手法は今でこそ食料や衣類の世界にまで浸透していますが実は成功例が出てから繁殖した感のある新しいやり方ですね。

かろうじて駐車場などが昔から定額料金です。毎月1万円でベンツでも軽でも止め放題!と謳えばサブスクっぽいですけど車の駐車なんてあまり自由度がありませんから、あまりそういう感覚はありませんでした。

逆に、

Paraviなどのテレビ動画配信。無料で見られる範囲には避けて通れないCMが入ります。テレビがそもそもそういうモノですからね。定額料が無い代わりにスポンサーから収益を得ているのです。

これまでマスメディアの世界って、スポンサー側が強くって、

スポンサーからお金貰う →そのお金でコンテンツ作る →人が群がる →スポンサー付く

という流れだったと思うのですが、YouTubeの凄いところは

動画配信の場所を提供する →各々がコンテンツ作る →人が群がる →広告が群がる →コンテンツ主にペイバックする →コンテンツ主が群がる

というサイクルで動いていて、スポンサーというあしながおじさん的な概念が存在しないんですよね。

で、満を持して

群がる広告主の収益から、安定的に得られる定額制に移行したいわけです。

で、その謳い文句が

定額制にすれば煩わしい広告が無くなります。というフレーズ。これってもはや革命の域ですよね。


■ポイントはやっぱりコンテンツ

爆破シーンと精巧なCGでお金を掛けるだけが優良コンテンツの生み出し方ではない。というのをYouTubeは教えてくれます。TwitterやTikTok。それからこのnoteも同じ類かもしれません。

素人も捨てたもんじゃありません。バズれば提供する側にもメリットがありますから惜しみなく優良コンテンツを投じ続けるわけです。


とにかく、

スポンサーが向こうからやって来て、サブスクへ移行するための謳い文句がそのスポンサーの排除だなんて、実は凄い事象を目の当たりにしているのかもしれません。


ちなみに私はまだpremiumにしていません。YouTubeコンテンツの魅力が勝つか、広告の煩わしさに耐える自分が勝つか…チキンレースをしているのです!
いますよね。こういうめんどくさい奴(笑)。すみません。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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