【⚽️日本サッカーを愛そう】【ジュビロ磐田】2024 新加入選手お楽しみポイント3選!!
■プロローグ
先日、
ホテルの朝食ビュッフェにてさて何を食べようかと意気揚々としていたら外国人スタッフがやって来て「残念ながらあなたはどれも取ることが出来ません」と言われた。
隣のテーブルでは幸せ真っただ中と言わんばかりのファミリーがパンやらサラダやら思い思いの食材を取り散らかして「そんなにいっぱい要る?」「とりあえず取っちゃった」などとやっている。
あまりにも不憫なので一応抗議してみたが、残念ながら取り付く島もない。
周囲の人たちも「可哀そう」とは言ってくれるが「これあげましょう」とは言ってくれない。
前代未聞の仕打ちに落胆しつつもこっちにだってプライドはある。そうですかと言い付けを守り手元にあったパンでなんとかその場をやり過ごした。
あれから1年。
懲りずにその時と全く同じホテルにやって来たところ、今度はご自由にお取り下さいとスタッフは言う。
私は「よっしゃ!!」と一気呵成にビュッフェを立ち回りあれやこれやと新鮮な食材を片っ端から取って集めた。完全に禁断症状開放のそれなのだがもはや止められない。中には見たことのない韓国やブラジルからの食材もあったがむしろそれは1年間我慢してきた私を搔き立てる。
最後にゴリッゴリに熟成された肉塊(さすがに濃くない!?と思ったがこれもまた絶対美味いはず!)を皿に盛って着席すると実に15皿もの料理が並んでいた。もはや自分でも何を取って来たのか忘れてしまっている程だが高揚感は異常にある。
抑制からの反動というのは恐ろしい。
しかし言い換えればこれは、我慢という名の幸福中枢刺激術に他ならない。自らに課したマゾヒズムによって私は今、確実に快感を得ている。
変態だと思われるならそれでもいい。そんな冷ややかな視線さえも自己肯定感に変えてしまうほど充実した休暇となった。
このホテルの名はJリーグ。私の名前はジュビロ磐田サポーター。
そう。人目をはばからず、はしゃいでいます。
■15皿の中から選んでみる
ここからは個人の好みになると思うんですけど、自分ならこの料理をこんな風に楽しんじゃうぜ!!ってのを、厳選に厳選して3つほど語ってみたい。
はっきり言って多くの新戦力が未知数の中、自分でもちょっとはしゃぎ過ぎかなーってのはあるんですけど、まぁそれも何というか今しかできない楽しみってことで。
ぜひ参考にしていただければ!!
ちなみに2024年1月13日時点でのIN-OUT情報はこんな感じ。
しかし改めて見ても賑やかですね~。
それでは早速 ひと皿目から!!
■西久保駿介の加入意義
まずはこの選手。
ドゥドゥの千葉移籍に超絶落胆していたところ、突如としてその千葉からやって来た新たな「介」。
高卒3年目を迎える若手サイドバック。身体能力高く千葉サポさんからの評価もかなり高い。どうやらポテンシャルの塊である。
彼の経歴を探ってみると
三菱養和ユース →高卒でジェフユナイテッド千葉 と、当時の所属リーグから鑑みても世間への「露出」という面では少し寂しかったかもしれない。
そんな彼が、
これからだというタイミングでジュビロ磐田にやって来た。
ご存じの通りジュビロ磐田のボスは森保代表監督の右腕であった横内さん。獲得を決めた俊哉さんは代表コーチの名波浩、前田遼一の先輩にあたる。
彼の前には、突如として日本代表との接点が現れたと言えよう。
年齢や実績的にいきなり代表入りということは無いだろうが、U-23も含めてその可能性は否が応にも広がった。
中村敬斗、相馬勇紀に続く三菱養和出身の代表戦士が磐田を経て巣立っていくという既成事実が作られれば、多くの若き実力者が「磐田へ行きたい」と言ってくれる日が再びやって来るに違いない。
生まれ変わった磐田は、西久保駿介という才能を世に出すことが出来るのか。
若手にとって再び魅力的なクラブになるために、彼の成長は今シーズンの見どころになるのではないだろうか。
■石田雅俊というドラマチック
世代を代表するストライカーでありながらJリーグでは結果が出ず、韓国に渡って自らの努力で再びリボーンした男。
そんな強い男がジュビロ磐田にやって来る。
これだけでも十分にドラマチックなのだが、僕が今回着目したいのはこれである。
神田川さんのまとめのおかげで気付いたのだが、
石田雅俊選手(市立船橋出身)とジャーメイン良選手(流経大柏出身)は、千葉県内で超ライバル関係にあった同級生。
こんなのお互いを意識しないわけがないよね、と。
当時の監督だって絶対にミーティングで吠えていたはずだ。「石田にやらせんな!」「ジャーメインを止めろ!」と。
そんな二人が色々あって、それはもう本当に色々あって期も熟したタイミングで同じチームになったという訳だ。
こんなの漫画じゃん!!
そして、その漫画の舞台がジュビロ磐田なのである。なんたる幸福。
静岡から千葉の往年サッカーファンをヒーヒー言わせることが出来れば、こんなに嬉しい展開はない。
Jリーグにはこんなロマンもある。実に面白い。
■植村洋斗の決意
最後はこの選手。
名門早稲田で絶対的選手だった待望の大卒フィールドプレイヤー。
大卒選手って今やたくさんリーグにいるわけですけども、
共通して言えるのは”ルーキーイヤーだから”という悠長な言い訳が通用しないということ。
つまりは絶対に即戦力にならなくちゃいけない。
甲府から代表に選出された三浦颯太もそう。今や広島の顔である満田誠もそう。かつての三笘も旗手もそう。
1年目からチームをけん引する存在になれるかってのが実は大卒ルーキーの宿命だったりする。
植村選手の主戦場であるDMFには上原力也をはじめ、新加入のレオゴメスに中村駿。実績十分の鹿沼直生らがいるわけで、非常にハードルは高い。
そのハードルに期待の大卒ルーキーが打ち勝てるか。個人的にはかなり着目している。
植村選手のプレーは大学時代にも何度か見たけれど、「足が速い」&「得点能力が高い」というしっかりとした個性がある。シーズン中に必ず彼の時間はあるだろう。
厳しい競争に打ち勝ってここをひとつ突破すると、ジュビロ磐田にとってかなりの戦力アップになるに違いない。
ぜひ多くの人に注目て欲しいなと思う。
ちなみに、
入団の決め手にヤットさんの存在があったという植村選手。その想いは叶わずちょっと可哀そうですが・・・そこは自らがヤットさんを彷彿とさせるプレーを披露して磐田サポを唸らせて欲しいぞ!
頑張れ新50番!!
■エピローグ
さて、
自らの欲望でかき集めた朝食たちをどのように食するかはもちろんみなさんの自由。デザートから食べてもいいし、カレーを飲み物として取り扱っても構わない。
え、大皿にフルーツと煮物を同時に乗っける人います?
などと言われても一向にかまわない。そう。何が正解かわからないのがこの「Jリーグ」というホテルのコンセプトだ。
1年振りのビュッフェ。
大事なのは残さず、噛みしめて、楽しむこと。
さぁ。想い想いの食し方で賑やかな食事といこうではありませんか!!
それでは、いただきましょう。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!