【横浜ビーコル🏀】【雑感】横浜に必要なのは、桜木花道かもしれない。
開始早々、
スタメンを掴んだキング開選手が素晴らしいディフェンスを見せる。相手キーマンの岸本選手相手に得点どころかシュートすら打たせない。
落ちたボールはユトフ選手が果敢に飛び込み手中に収める。ディフェンスリバウンドはまずまずの奪取率。
オフェンスはジョシュ子のスクリーンを効果的に使ってシンプルにインサイドに入っていく。群馬戦ではディフェンス一辺倒だったKK(キング開)がここでも違いを見せる。効果的な2Pを連発して明らかに琉球のリズムを崩す。
呼応するように須藤選手もドライブから2点ショットを連発。
そして、
中に収縮した琉球をあざ笑うかのように今度はKK、須藤がスリーを沈める。
デーゲームをこなした琉球側の疲れは否めないものの、チャンピオン相手に堂々たる前半。見たかったものが凝縮されていて大満足だったわけですが、ここで特筆すべきはこの中に河村勇輝の名前が出てこないことではなかろうか。
そしてこの事実は、
河村対策としてヴィック・ローをマッチアップさせた琉球をあざ笑うこととなった。最高だ。
■太陽と、影
ビーコルには輝かしい太陽がある。
しかし太陽は影を作る。これは自然の摂理であって誰が悪いとか、そういう問題ではない。
ただ都合の悪いことに、
太陽が眩しければ眩しいほど影の色はより濃くなる。
群馬戦でチームの半分となる40点をたたき出し、スポーツニュースを大いに賑わした河村選手であったが、それは同時に他の選手のふがいなさを印象付ける事実となってしまった。
バスケは得点だけではない。しかしながら一般的にそんな通な見方をする人というのはほんの一握りだ。
故にこんな言葉が飛び交う。「河村ビー・コルセアーズ」
群馬戦で河村の次に得点したのがオリバーの11点。あとは皆一桁だった。
最後に河村が逆転のタフショットを外した時、ビーコルには桜木花道がいないのではなかろうか。僕はそんなことを思った。
眩しい太陽がいたとしても、影をも吹き飛ばし自らが太陽となろうとする、あの感じ。
何が河村ビー・コルセアーズだ。今に見ていろ。と、
■主役
バスケが上手いのは流川くんだ。
しかし、物語の主人公は桜木花道である。
つまり、
日本代表で得点もアシストも出来てクールでカッコよく、それでいて可愛らしさもあり、ちゃんと旬の食材(鮭と梨)を買ってくる彼女がいるパーフェクトな男ではなかったとしても、主役になっていいのである。
これは事実。そして、夢がある。
アカデミー出身のKKことキング開選手。
スーパールーキー松崎 裕樹選手。
地元横浜出身の須藤 昂矢選手。
流川くんとケンカする必要はない。ただ、リスペクトのし過ぎがもたらす「影」には決してならないで欲しい。
内に秘めたるライバル心。主役への執着。自らが全国制覇へ導く強い気持ち。
少なくともホーム開幕戦ではそれが見えた。
もっともっとワクワクさせて欲しい。得点王ではなく優勝したい河村選手も、きっとそう思っているはずだ。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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