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憧れのワーケーション

「ワーケーション」という言葉に憧れがある。なぜなら、私の仕事はほぼ接客業。リモートワークができない職種だからだ。

…なんて思いながらも、想像がつかないのが正直なところ。「テレワークや、ワーケーションってどんな感じなんだろう?体験してみたいな」と思っていた。

ゴールデンウィークに日帰りで山沿いの温泉施設に行った。そこは入り口に町の観光案内所があるような、大きい施設だ。入浴施設、食堂、カフェが入っている。

観光案内所の前を通ると「ワーケーション」と大きく書かれたパンフレットが目に入った。

どうやら、この町では、ワーケーションに力を入れているらしい。温泉施設内にもワークスペースがあることを知った。

入浴後に見に行くと、窓際に電源のあるテーブルがあった。フリーWi-Fi完備で、窓の外を見ると新緑の山や、田植え真っ只中で、水が入った田んぼが見えた。東北の田園風景が目の前に広がっている。


すぐに「この環境、いいな~」と思った。事務仕事したらはかどりそうだ。

ちょうど、ローカルwebサイトの記事を書くタイミングだったので、スマホで下書きしてみることにした。(パソコンは持っていなかったのだ)

まず、フリーWi-Fiにパスワードを入れて繋いでみる。山の上だからだろうか、電波が弱い。すぐに切れてしまう。

それならばとポケットWi-Fiで試したが、そちらも繋がりにくかった。それでもがんばって書こうとするも、何だか変に構えてしまう。いつもと環境が変わったからか、周りが知らない人ばかりで落ち着かないからか。


けれども、テーブルや椅子は座り心地がよく、窓からの景色にも癒される。
さらに、同じ建物内にサウナつきの温泉と、食堂とやカフェがある、数分歩くとちょっとしたトレッキングを楽しめる山もある。
私にとってだが、周囲の環境は最高だ!あとはネット環境だ。


Wi-Fiなどの設備面が整って、全国どこでも仕事ができるようになれば、「都会に居なくてもできること」が増えるような気がする。

また、家庭の事情(育児や介護など)で出勤したくとも出来ない時、いいなと思う。

私は、今の仕事ではリモートできないが、「書く」時には時々、ワーケーション的なものをしてみようと思った。

次第にWi-Fi環境も良くなるだろう、慣れてくれば緊張もとれて作業に集中しやすくなるだろうという期待をこめて。