【東北お出かけ】材木岩公園(宮城県白石市)～自然が作り出した造形美と、農家レストランの美味しい蕎麦、そして近隣の名湯
こんにちは。
東北暮らしのライター、すずき・ちえです。
3連休も明けて、いよいよ夏休みシーズン突入ですね。
お出かけを計画されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
今回は、宮城県白石市のお出かけスポット「材木岩公園(ざいもくいわこうえん)」をご紹介します。
自然、歴史、グルメ、そして少し足を伸ばすと温泉も楽しめる、お得な場所なのです。
【自然】ダイナミックな自然の造形美～小原の材木岩
仙台市内から東北自動車道で白石ICへ、国道113号線を山形方面へ30分ほど車で走ると、材木岩公園に到着します。
入口の駐車場に車を停めて、白石川に沿って歩きます。
数メートル歩くと、左側に木製の門が、右側に岩肌がむき出しになった山の風景が目に入ります。
平日の午前中、閑散とした雰囲気にのまれそうになりながらも、歩き続けました。
まずは、公園の名前にもなっている材木岩を見てみましょう。
入口から見ると、岩肌がむき出しになっているかのような場所が、材木岩です。
アップにすると、自然の力で細長く削られた岩が、崩れると下にどんどん堆積し、積み重ねられているのがわかります。
しろいし観光ナビによると、その高さは64メートル、幅100メートルもあるのだとか。
とはいえ、実感がわかないのが正直なところ。ただただ、自然の造形美に圧倒されていた私でした。
【グルメ】江戸時代のお屋敷風の建物で食べる十割そば！農家レストラン「なごみ茶屋」
材木岩を鑑賞(ほぼ撮影)した後は、その向かい側にある農家レストラン「そば処なごみ茶屋」へ。
実は今回の目的は、材木岩よりもそばでした 笑。
「手打ちそばが美味しい店」と聞き、気になっていたのです。
注文したのは、十割そばセット。
冷たいそばの他に、天ぷらの盛り合わせとそばはっとが付きます。
そばは細麺。スルスルと食べられて、あっという間に食べきってしまいました。
天ぷらは揚げたてでカラッとしていて、そばはっとは、馴染みのけんちん汁の味。
カウンター席では、窓の外の緑を眺めながら食事ができます。
美味しい手打ちのそばを自然の中で食べられる、贅沢な気分を味わえる、おすすめのお店です。
「なごみ茶屋」の隣には、江戸時代中期の建物を移築・復元した「旧上戸沢検断屋敷 木村家住宅」があります。
近隣の、かつて上戸沢宿という街道の宿場町だった場所で、代々、検断役を勤めた木村家の居宅です。
大名やその家族の宿泊、休憩所としても使われていたのだとか。
自分も宿泊者の気分になりました。
無料で見学でき、音声案内もあります。
音声は、突然流れ出すのでビックリするかもしれませんが 笑
【温泉】小原温泉「かつらの湯」
材木岩公園から白石・仙台方面に国道113号線を戻ること10分の場所に小原温泉があります。
V字型の渓谷に寄りそう形で位置しており、渓谷の前には市営の「かつらの湯」があります。
かつらの湯の特徴は、岩風呂、無色透明なお湯、温度は熱め。
お湯をかけながら、徐々に体に馴染ませてから入るといいかもしれません。
何と大人200円で入浴できます。
(貴重品用のコインロッカーは100円)
外の景色は見られませんが、岩に包まれて、川の音が響き渡り、自然の中の一部になったかのような気持ちになりました。
※かつらの湯は、石鹸やシャンプーが使用不可となっています。(立地ゆえ浄化槽を置くスペースがない、イワナなどの川魚の生育に影響を及ぼすため)
地域で守ってきた資源、大切にしたいですね。
【まとめ】自然を味わい尽くせる材木岩公園＆小原温泉
たっぷりと自然の恵みをを味わい、時にその力に圧倒されそうになった今回のお出かけ。
我々も自然の一部なのだと実感させられました。
その体験ができるのも、自然豊かな東北ならではのいいところかもしれません。
夏休みの旅行やドライブ、東北で自然に癒やされるのはいかがでしょうか？
【参考】
しろいし観光ナビ
