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【講座レポート】京都ライター塾アドバンスコース④「人物インタビュー原稿のブラッシュアップ」で学んだこと・感じたこと

こんにちは。ライターのすずきです。2023年5月から10月にかけての半年間、月に1度の「京都ライター塾アドバンスコース」を受講しています。

「京都ライター塾アドバンスコース」とは

「京都ライター塾」は、エッセイスト・ライターの江角悠子さんが主宰するライティング講座です。アドバンスコースでは、インタビュー記事やイベントレポートなど、実践的な内容を学びます。

■「京都ライター塾」について(講師・江角悠子さんブログ記事)


8月23日(水)に4回目の講座を受講しました。テーマは「インタビュー記事のフィードバック」。事前課題として提出したインタビュー記事に対する、講師からのフィードバックを受けました。

プロの視点から、「インタビュー原稿を添削し気になった点」

記事のフィードバックに入る前に、講師・江角さんより「原稿を読んで気になった点」についてお話がありました。

京都ライター塾アドバンスコース 講座資料より

①    口語を「書き言葉」に直す
記事にするときは、インタビュイーの話し言葉をそのまま書かず、書き言葉に直しましょう。
例えば、インタビュー中に、インタビュイーが「~って思いました」と言ったとしても、記事にするときは「~と思いました」と書きます。

②    ポジティブに言い換える
インタビューでネガティブな表現が出ても、前向きな表現に置き換えましょう。
インタビュイーを初めて知る読者にとっては、記事の内容がイメージとなります。表現には気を配りたいところ。

③    足りない言葉を補う
インタビューの場にいない読者にもわかるよう、言葉を補いましょう。
書き手の「自分はすでに知っているから読者もわかるだろう」という思い込みは要注意です。
不自然に話が飛んだり、言葉が足りなかったりすると、状況がわからない読者は、置いてきぼりに。読者にもわかるよう言葉を補うことが必要です。

添削をうけて感じたこと

講座では、自分だけではなく、他の受講生4名のフィードバックを聞くことができます。正直なところ、他の受講生が見ている中で添削を受けるのは、勇気のいることでした。けれども、恥ずかしさに耐えながらも受けて良かったと思いました

なぜなら、自分の文章を客観的な視点で見て、書き方のクセを自覚できたからです。直していきたいポイントを把握できました。

今後インタビュー記事を書くにあたり、気をつけたいところは3つ。その中には、江角さんが「講評」でおっしゃっていたことも含まれています。

◆質問と答えを合わせる
今回の記事は、一問一答形式で書きました。一つの質問に一つの答えという流れです。添削では質問に対して答えられていない部分の指摘がいくつかありました。

読者にとっては「質問の答えはどこ?」という状態になります。インタビューされた人が質問されたことに対して答えられていないととられ、本人のイメージにも関わってくることも。

一問一答形式では、まずは質問に対して答えてから、詳しいことを説明するという流れで書くようにしたいです。

◆言葉を足して、自然な流れの文章に
言葉が足りずに、読者がおいていかれる点が見られました。提出時には、違和感がないと思っていた部分が、赤入れが入ることで一歩引いて見ることになり言葉の足りなさに気づかされたのです。

読者が話についてこられなくなり、途中で読むのをやめてしまうという悲しい結末にならないためにも、言葉を補うことは大切だと感じました。

◆マイナスのことも前向きな表現にする
インタビューで、少しネガティブなことをストレートに書いてしまいました。言葉ひとつでインタビュイーの印象が良くも悪くもなるので、これからは注意していきたいです。

同じことでも前向きな表現にチェンジするだけで、インタビュイーの素敵なところを引き出す記事に変わることを実感しました。

おわりに

講座を通し、自分や他の受講生5人分の添削を見られたのは、得がたき経験でした。

なぜならその中で、インタビュー記事を書くライターの役割は、記事を通してインタビュイーと読者の距離を近づけることなのではないかしら……という大きな気づきがあったからです。

私の課題はたくさんありますが、インタビュイーの魅力が伝わるような文章を書けるようにがんばっていきたいです。まずは、講座で添削を受けた記事のブラッシュアップからはじめてみます!

■「京都ライター塾アドバンスコース」過去のレポート記事

2023年5月からの講座レポートはこちらからご覧いただけます。

■講師・江角悠子さんブログ

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