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【日記】なんでもない日の温かさ。

5月5日。金曜日。

連休後半三日目。ギリギリまでめぼしいホテルの部屋のキャンセルなどをチェックしていたけれど、やっぱり条件が合いそうな宿泊先は見つからなかったので、連休中の旅行は潔く諦めて、残りの連休三日間をどう過ごそうかと頭を切り替える。

昨日子どもたちはじいじばあばの家に遊びに行くという行事があったので、今日は近場でゆっくり過ごすことにした。とはいえ一日家にいるとそれはそれで子どもたち(というか主に長男)が外に出たがったりするので、お昼に簡単に外食することにする。隣駅に家族でお気に入りのカジュアルイタリアンレストランがあるので、そこに行くことに。

隣駅まではバスに乗って10分くらい。連休中なのでお店が混む可能性も考慮して、ほぼオープンと同時にお店に到着したのだけど、既にお店の席の半分以上は埋まっていて、さすが人気店だなぁと思う。それでも無事四人席に座ることができ、メニューの注文をしたら、家族みんなでサラダバーに好きなものを取りにいった。

サラダの王道のレタス、キャベツ、コーンなどはもちろん、ローストされたじゃがいもやフォカッチャもあって、種類豊富なサラダバー。子どもたちはここの好物のローストじゃがいもとフォカッチャを喜んで食べていた。私は野菜を多めに盛って、ここのサラダバーでお気に入りのレモンドレッシングをウキウキしながらかける。

ドリンクバーからジュースやらアイスティーやらそれそれ好きな飲み物もとってきて、サラダバーのものを食べていたらメインの料理が運ばれてきた。家族みんなでマルゲリータやらミートスパゲッティやらを分けあいながら食べる。私と夫用にマリナーラも注文した。前回このお店に来たときに初めてマリナーラを注文してみたら抜群に美味しく、再訪するときはぜひともリピートしたいと思っていたのだ。マリナーラは少し辛さもあるので大人だけで味わった。トマトの酸味、にんにくの風味にスパイスのアクセント、最高。もちろん窯焼きの生地も美味しい。

一方、子どもたちを観察していると、二人とも普段よりもなんとなくおとなしい感じがして、もしかすると昨日のじいじばあば宅訪問による疲れが残っているのかもしれないね、と夫と話したりした。そんなわけで、レストランから帰宅後はひたすら家でゆったり過ごした一日だった。

「大型連休」というと、なんだか特別なことをしないといけないような変なプレッシャーや、逆にせっかくの機会なのに何もしないのはもったいないんじゃないか、みたいな気持ちについなってしまうけれど、私はやっぱり、こういう何気ない一日も嫌いじゃない。家族みんなが健やかで、なんでもない日を過ごせている、それはとても心地よいことだ。今日は美味しいランチも食べられたし!

夜は夫が豚肉ともやしのすき焼き風というのを作ってくれた。すき焼きみたいに生卵につけて食べたら、甘辛いタレと絡み合ってとても美味しかった。

夜にもまた一つ、製作した本を購入してくれた方から嬉しい感想をDMでいただいた。私が書いたものが誰かの元に届いて、その人がそれを読んで何かしら受けとってくれたものがあって、私はその感想をいただけて温かい気持ちになって。そうやって温かい循環の中に自分がいるということが、とても嬉しく、ありがたい。

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