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36 教師の役割

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新居への入居準備というか、引越し準備も進めつつ、学びも。

 今回の小単元は自由進度的に進めました。
 子どものふり返りの中に,「こういう学習の方が先生も楽になるからいい」と書いてくれる子がいました。実際は逆です。子どもに自由度を増やす分,教師の確かな教材研究が必要になります。学んでいる子どもの様子をその姿から見取る眼が必要になります。そのために,授業中は常に子ども一人ひとりの学びの様子を観察し,記録を取ります。そこから教師の出方についても考えます。授業後は,子どもたちが書いたふり返りなどを分析し,評価します。紹介するべきものを整理したり,どの子がどれだけ学習を進めているのかを把握したりします。
 このように,けっして「楽」なわけではありません。しかし,それぞれの子どもの学びの様子,学んでいる内容を見ていくことは「楽しい」ものです。一斉授業ではよく見取ることができなかった子どもの表情や姿を見ることができました。
宗實直樹『社会科「個別最適な学び」授業デザイン  実践編』2023,明治図書

今年度は、単元内自由進度学習や学び方の選択制、単元の問いづくりなど、子どもの自由度を高める学習活動に取り組んでいるが、本当にこれまでの授業準備とは比較にならないほどしんどい状況である。
子どもの自由度を高めれば高めるほど、教師の負担は増える。
しかし、子どもの学びは質が高まる。
それが今年度の実感だ。

子どもの学びの質の高まりを、どうにか客観的なデータで示せるようにしたい。

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